日本の“おばぁ”、女優・平良とみさんを迎えて
スーパーパイザー:きゃんひとみ
   1.海の子守歌
    ショーロ・クラブ
 おばぁで有名な平良とみさんがリリースした昔話アルバム『ニライカナイ』は、ショーロ・クラブのなごみ系音楽とおばぁの語りの絶妙なバランスが売りです。そのCDのオープニングがこの曲。実にすんなりと、ニライカナイの世界に入っていけます。
   2.空を飛んだ山
    朗読:平良とみ
 6編の昔話が収録されている『ニライカナイ』のなかで、これが第2話ということになります。ウチナーグチとウチナーヤマトグチが入り交じった語りはちょっとやそっとじゃ理解できませんが、心で聴くと何となくわかるから不思議。しかもとみさんの語りは立派な『癒し系』。
   3.キジムナー
     ショーロ・クラブ
 アルバムに収録されているいくつかのインストのうちの一つ。これもほんわかとしたショーロ・クラブ版リゾート・ミュージックといったとこですかね。
   4.島人ぬ宝
     BEGIN
 ウチナーグチはまさしく沖縄伝統の文化そのもの。おばぁの昔語りこそ「シマンチュ」の宝物です。僕は東京生まれの東京育ち。既に父方母方の祖父母も亡く、昔のことを聴こうにも、誰に聞いたらいいやら。聴きたいときに祖父母はなし。そう考えるとお年寄りは宝物ですよ。
   5.太陽の花
               TINGARA
 沖縄といえば、最近の音楽シーンで最も注目を集めているのがティンガーラ。版画家・名嘉睦稔さんが深く関わるバンドとして、ガイア・ピープルにはお馴染のグループですが、この曲は7月3日にリリースされるニュー・アルバム『太陽の花』のタイトル曲。いち早いご紹介でした。
   6.ハイサイおじさん
     久保田麻琴と夕焼け楽団
  元々この曲は沖縄のボブ・マーレー(?)喜納昌吉のヒット。それをヤマト風にアレンジしたのが、この久保田麻琴ヴァージョン。男が歌ってるからハイサイだったんですね。知らなかった。ということはネーネーズがカバーすれば「ハイタイおじさん」ってこと。う〜ん・・・。
   7.童神
     古謝美佐子&ショーロ・クラブ
 平良とみさんとショーロ・クラブのコラボレーション・アルバム『ニライカナイ』のエンディングを飾る曲がこれ。沖縄色満点の味わい深い曲です。ワラビガミと読みます。