海洋写真家・ボブ・タルボットさんを迎えて
   1.SONG OF THE SEA
    DAN FOGELBERG
 カナダ出身のシンガー・ソングライター、ダン・フォーゲルバーグの曲には、いつも自然への畏敬の念があふれています。ポップ/ロック・シンガーの中でも1・2を争う自然派といえるでしょうね。今回はゲストがボブ・タルボットさんですから、当然スターターは“海の歌”です。この曲は1990年のアルバム『ワイルド・プレイセス』に収録されています。
   2.GAIA
    JAMES TAYLOR
 海洋ほ乳類だけでなく、他の動植物、昆虫など、すべての生きとし生けるものは、等しく地球の住民です。すべての命は、ガイアという大きな生命体の一部で、地球そのものが大きな生命体なんだという考え方、ガイア理論も、かなり浸透してきたように思います。その表れでしょう、“ガイア”をテーマにした曲も数多く作られるようになっています。この曲はそんな一つ、ジェイムス・テイラーのアルバム『アワーグラス』の収録曲です。
   3.LOOK OUT ANY WINDOW
   BRUCE HORNSBY &THE RANGE
 まもなく新作を発表する(7月24日発売)ブルース・ホーンズビーのアルバム『シーンズ・フローム・ザ・サウスサイド』からの一曲。どんな窓から外を見てもそこには危機が一杯と歌う、環境破棄の警鐘ソングです。
   4.GENTLE GIANT
    
 これは厳密には曲ではないのかもしれません。カリフォルニアのオルカ研究のグループが録音したオルカの会話にあとからメロディをつけたものです。でも、僕が知るかぎり、一番オルカの声を良質でヴォリュームたっぷりに聴かせてくれる作品です。
   5.ORDINARY WORLD
             DURAN DURAN
 油井さんのいうように地球の美しさを知れば知るほど、かけがえのない地球を汚しちゃいけないと実感するわけですが、そのような美しい地球の姿が、『いつもの』姿として当たり前に存在する時代が来て欲しいと願いますねぇ。この曲はデュラン・デュランの『ザ・ウェディング・アルバム』というアルバムに入っている名曲です。
   6.ECHOES OF A HEART
     DAVID MEAD
 人間は他の動物と自分たちが違うということをことさら強調するのはやめて、もっと本能の声に耳を傾ける必要がありそうですね。この曲を歌うデヴィッド・ミードは日本では今一つ有名ではありませんが、そこはかとなくしみじみとしたいい味を持ってるんです。アルバム『マイン・アンド・ユアーズ』の収録曲です。
   7.LAZY DAYS
     ENYA
 ボブ・タルボットさんのアイマックス作品『オーシャンメン』のエンディング・テーマがこの曲です。ちなみにこのアイマックス映画、ウチのスタッフのはなちゃんは、えらく気に入って、既に3回だか4回だか見ているそうです。