2003.05.04放送

田中ケンさんプロデュース
オープンエア・フィールド軽井沢高原フリント化計画

 すっかりお馴染みになった快適生活研究家・田中ケンさん。実はケンさんは現在、北軽井沢にあるオート・キャンプ場「オープンエア・フィールド軽井沢高原」をプロデュース、7月のグランド・オープンに向けて、現地で準備を行なっています。
 このキャンプ場「オープンエア・フィールド軽井沢高原」は、絶好のロケーションなのはもとより、なんとワンちゃん達まで快適に過ごせるという好条件。そんな素晴らしいキャンプ場を我々ザ・フリントストーンが見逃すわけがありません。
 そこで我々フリント隊は、キャンプ場の中に「ザ・フリントストーン専用サイト」をゲットしてしまおうと密かに企み、ケンさんに「オープンまで一生懸命に働きますので、フリント専用サイトをください!」とお願いしたところ、「うーん、今は約束できないけど、頑張りしだいだなー」というお返事をいただき、実際に先日、プレ・オープンに向けての整備作業をしてきました。
 今週はそんな「オープンエア・フィールド軽井沢高原」から、キャンプ場の特徴や、お手伝いした“過酷な”整備作業の模様、そして、はたしてフリント専用サイトはゲットできたのか?など、現地での模様をお届けしました。

●やってまいりました、田中ケンさん達の、みんなの、キャンプ場「オープンエア・フィールド軽井沢高原」に。
「ようこそ! 僕たちの場所に。もう、こき使わせていただきます!」

●いい所ですねー、広いですねー!木も、いい感じに間引かれて。
「ここは東京ドーム3個分ありますからねー。冬、雪の中の枝打ちとかで中がきれいに見えるようになりましたけど、これからまだまだ作業がありますからねー!」

●まず、このメインロッジ、ブルーに塗られて。これ、ペンキ塗りもやったんですか?
「これは元々あったものなので、これもまだ塗り直さなくちゃいけませんね」

●そして他にもいくつかロッジがありますね。
「ええ、ロッジが15棟ありますね。2人用から6人用まで3タイプあります。それも床を塗り直すんですが、今日、明日でやらなければいけませんね」

●でも本当に東京ドーム3倍というだけあって、私達は国道から入ってくるだけでも「広いねー」って言っていて、これから私達もしっかりとお手伝いをしなくちゃいけないなと思っているのですが、その前に雰囲気を見るためにも、全体的に案内していただいてよろしいですか?
「はい、まずここは大体3つに分かれていまして、1番上が林になっていまして、将来的に遊歩道を作りたいなと。途中にハンモックがぶら下がっていたりして、出来ればトゥリー・ハウスなんかも作りたいなと。で、真ん中のサイトがロッジと、キャンプサイトですね。上の方はロッジが15棟あるので、キャンプやテントが嫌な方にはロッジを使っていただくと。そこはテラス付きで、ウッドの椅子や、テーブルを用意してます」

●豪華な、ちょっとしたバンガローですよね。
「そうですね、まだ木の匂いがする感じでいいと思いますね。で、1番奥がドッグ・ランですね。40m四方で、1600平米、500坪ちょっとくらいのドッグ・ランですね。真ん中には小型犬用に小さいのもあります。それを今、業者さんに頼んでやってもらっています」

●今、私達の横には田中さんちのアイリッシュセッターの「ケルティーちゃん」と、ウチの都会犬の「お嬢ちゃん」と呼ぶと振り向くトイプードルの「すず」がいますけど(笑)、周りがケルティーちゃん用で、真ん中がすず用って感じですね?
「そうですね。そして、国道から真正面に入って左手に見えるのが、「マウント・フェスタ(鷹繋山)」ですね。後ろに見えるのが「マウント・フェスタ・ナンバー2」という雪が被っていて噴煙が上がっている、浅間山です」

●あれ、ナンバー2なんですか?
「あれはナンバー2ですね、噴煙で登れない山ですけど。ナンバー1は真正面に見えますけど、今もお手伝いの方が2人、山に入っています。遊歩道を作るんですけど、全然できていないですね」

●ここから繋がって、延長でマウント・フェスタまで?
「そうです、マウント・フェスタまでトレイルを作るんですが、もう3回失敗しています、遭難しかけています」

●(笑)。
「山の上まで上がって、下りるぞ!って言って、違うところに下りてしまっています。チェーンソーと草刈り機を持って、背中には燃料タンクをもって上がっていったんですが、下りで失敗してますねえ」

●行きにリボンとか付けて道を覚えればいいのでは?
「行きの道はあるんです。浅間大滝というフェスタ滝からスタートして、そこはちゃんと作ったんです。そこからここに下りて来るのが道無き道なんですよ。それを草刈り機で刈り、チェーンソーで伐採しながら下りてきているんですけど、気が付くと違うところに下りてきていますね(笑)」

●山は、目と鼻の先でも、やっぱり分からないんですね?
「そうなんです。その時、留守番の人がいたんですけど、携帯電話の電波は入ったので電話して、「声を出してくれー! 方向がわかんねえ、大っきい声出してー!」って大きい声だしてもらっても全然聞こえなくてですね、「駄目だ! 狼煙を揚げてくれー!」って言っても全然見えなかったですね(笑)、それくらい大変でした」

●(笑)。マウント・フェスタへの道というのはちょっと、まだかかりそうですね?
「うーん、予定は7月には完成させたいなと。ぜひ、お手伝いを!」

●はい。えっ?
「チェーンソー担ぎで!」

●あっ、はあ、はい(笑)
「お願いしますね!」

●さて、で、今日は私達は?
「今日は、まだチェーンソーは早いので、最初は手と足を使って、刈った草や落ちた木を拾い集めてもらいます。これがすごく滅入るんです。4輪駆動の軽トラックを用意してありますので、それでキャンプサイトを走り回ってもらって、それで積んで、イベントスペースでバンバン火を燃やしている所に運んでいただきます。それでドンドン燃やすと」

●それで焚き火をする、と。
「ええ。いや、焚き火なんてモンじゃないですね、そんなオシャレなモンじゃありません! 邪魔なものを燃やしているだけです」

●(笑)。分かりました、まず、私達は落ちているのを全部集めると。
「そうです。東京ドーム3倍の大きさありますので」

●で、御褒美のお話があったじゃないですか?
「あっ、ありましたね。まあ働きしだいですね。やっぱりキャンプサイトと言っても、ピンからキリまでありますので」

●場所的にもこの辺とかというのはあるでしょうし?
「はい、僕は1番いいところは「ケン・サイト」として押さえてあるので、「フリントストーン・サイト」がどこになるかは、明日終わってからのお楽しみになるんですかね?

●分かりました! じゃあ、頑張って働かせていただきます!

 というわけで、1日目の作業、私たちも頑張ったんですが、何しろ東京ドーム3個分という広さは半端じゃない広さでした。
 ザ・フリントストーン・チーム以外でこの日集まっていたメンバーは、全員「オープンエア・フェスタ」の常連さん。いわばケンさんの仲間、すなわち全員ボランティアなんです。それぞれに過酷な?任務を与えられていた中で、我々の任務は、主に女性チーム(エイミー&エビかも)は、枯れ枝を集めて運び、男性チーム(たいち&じいさん&ミツミネ少年)は、それを軽トラックの荷台に限界まで積んで、運び、燃やすという作業でした。また、たいちはロッジのペンキ塗りも任され、何時間も中腰の姿勢の連続で、腰が悲鳴をあげていたようです。結局、いくら運んでも全然終わらず、1日目は日没とともに終了しました。
 その後、メンバー全員とワンちゃん達との楽しい夕食があり(ケンさんのある意味、素顔?を拝見することができました)、そしてお風呂で汗を流し、フリント・チームはクタクタになって早寝しました。
 明けて翌朝、目覚めてみると、強い雨が止めどなく降っているという過酷な状況でした。でも、イベントのためのオープンまでは1週間。「雨でもやるぞ!」と気合いを入れたケンさんは、朝礼で「かかれーーー!」ゲキを飛ばし、私たちも覚悟を決めました。
 しかし、土砂降りの中の作業ということと、実際に集める枯れ枝も雨でかなり重量が増していることもあって、作業の環境や効率はかなり悪く、困難を極めました。メンバーの中からは「まるで奴隷だ!?」という声も上がるほどキツイ時もありましたが、それでも最後はケンさんの力強い号令のもと、なんとか1週間後のプレ・オープンへのメドがたち、作業終了となりました。


●というわけで、昨日と今日、お手伝いをさせていただきました。しかも今日は雨で。
「雨、降っちゃいましたねー! でも、楽しいですよね?」

●でも、雨は珍しいんですけどねー。いつもフリントストーンはお天気に恵まれていたのですが、この、別の楽しさも味わえということでしょうね。で、ちゃんと働きましたが。
「働きましたねー。合格にしましょう!」

●やったー!!
「とびきりのサイトですね。あっ、ごめんなさい、とびきりは僕が使うので(笑)、2番目のとびきりサイトをプレゼントしましょう! ここは山側の方が実は良いんですけど、ちゃんと平らで木もあって、自然を生かしたサイトがありますので」

●いいですねー。ちょうどキャンプサイトの向こうがバックカントリー的な、裏庭的な感じで。
「そうですね、マウント・フェスタに行ける道を作ってもらって、もちろんお手伝いで(笑)お願いしますよ!」

●はい!
「僕のサイトがあそこになりますね」

●なんかもう、サイトになっているというか、地ならしができてますね。
「もうできてます。で、フリントストーンサイトはこちらに!」

●いいんですかー? みんなー、いいのかい? いいですねー、島のような形で。
「そうですね、テントもタープもちゃんと張れます、車も2台くらい止めれます」

●やりましたねー!(スタッフ一同拍手)
「まっすぐ下りると、センターハウス、炊事場で」

●本当にいいんですか?
「いいですよ、ここ使って下さい。でも管理料は高いですよ。使うのはいいです。僕たちは管理しなければいけないので、普通、マンションでも管理料を取りますよね? でも20%OFFで・・・タダでいいです(笑)」

●(笑)。でも私、タダって怖いんですよ、よく言うじゃないですか。タダなんだからその分、手伝いがある・・・とか?
「そりゃ、もちろんですよ!」

●ほらきた! なんか管理費払っているほうが安上がりで済みそうな気がしないでもないですけど。
「まだまだ雑木林に遊歩道を作らなきゃいけないし、マウント・フェスタに繋がる道も作らなきゃいけないし、作業は山ほどありますからね。月に3日間くらいは合宿をしてくれたら嬉しいなと。でも、良いサイトですね。やめようかな?」

●えっ?あっ!じゃあ、フリントストーンの旗を持ってきて立てよう! ほら! 気が変わらないうちに。入り口に、パーンと! そこ、いいねー。ほら、これでフリントストーン・サイト。これでホームページに載ってしまいますので、ここは私達のサイトということで。
「もう約束しましたんで、僕は。ここ使って下さい。ちょっと高くなっているから全体が見渡せて、木の間から天気がいいと日差しが入ってくるので。上を見ると星が綺麗で」

●本当にここ、良いですね(笑)
「ありがとうございます。自然の木をそのまま生かそうということで、できるだけ切らないでいこうと。今、木を切っちゃっているキャンプ場が多いじゃないですか、牧草地みたいなところが。そうじゃなくて、林みたいなキャンプ場を造るのが夢なので」

●しかもドック・ランが付いていて、ワンちゃんが自由に遊べるというわりには、飼い主さんにとっても、「さすが!快適生活研究家」という感じですね。
「最近僕ね、「犬の人」って言われるんですよ。嫌なんで(笑)。快適生活研究家ですからね」

●お風呂とかも充実してますし、入りましたよー。
「露天も付いていますからね。何年後かには下の方に温泉が出てくるんですよ。2年後くらいにはそこにボイラー室を建てて、露天風呂を造ろうと思っています」

●本当に、みんなにとっての快適キャンプ場ですね。
「そうですね、快適エリアをね、提供できたらいいなと思っていたので」

●まだまだ始まったばかりですから、作らなきゃいけないところ、直さなきゃいけないところ、いろいろあると思いますけど、どんどんこれからもいいキャンプ場に。フリントストーン・サイトがあるっていうことは、私達のキャンプ場でもありますから」
「そうですね、一緒に作っていくんですね。でも、もうロッジは泊まらせないですからね(笑)」

●えっ?もちろんですよ。サイトあるんですもん。でも、本当に素敵なサイトもいただいたし、この2日間みんな頑張ったし、明日、明後日、筋肉痛になると思いますけれど、やった甲斐がありました。本当にありがとうございました。

 いよいよ“僕たちの”キャンプ場になったオープンエア・フィールド軽井沢高原。これからフリント・サイトにもどんどん手を入れて、夏にはリスナーの皆さんに楽しんでもらえる場所にしようと張り切っています。その状況はこれからもお知らせしていきますので、お楽しみに!

■ I N F O R M A T I O N ■
 北軽井沢にあるオート・キャンプ場「オープンエア・フィールド軽井沢高原」。
皆さんも、この「オープンエア・フィールド軽井沢高原」をベースに、北軽井沢の自然観察を楽しんでみてはいかがでしょうか。 
 キャンプ・サイト数は、40。料金は、車1台、6名までで、1泊、6,000円となっています。また、豪華なログ・キャビンが3タイプ、全部で14棟あって、デッキに屋根があるか/ないか、ロフトが付いているか/いないかで料金は異なりますが、1泊、8,000円、1万円、1万2,000円に分かれています。ちなみに、いずれもAC電源、ウッドチェアなどは付いているので、ちょっとした別荘気分も味わえます。
 そしてもちろん、このキャンプ場の特徴は、ワンちゃんも快適に過ごせること。敷地内のドッグランには小型犬用もあるので、大きいワンちゃんが苦手な小さいコたちも安心して遊べます。また、犬種や数は問わない上、寝床用にケージなどを持参すれば、ログ・キャビンにも一緒に泊まれるようになっているので、愛犬家にとってはまさにパラダイスのようなキャンプ場といえるのではないでしょうか。
 さらにもうひとつ、大きな特徴があります。それは“環境に配慮したキャンプ場”を目指していること。例えば、洗剤はなるべく環境に優しいものを使うのはもちろん、ゴミを細かく分別するだけではなく、生ゴミはいずれ大きなコンポストを配置して“たい肥化”するほか、お客さんが持ってきた割り箸は乾燥させてパルプ工場に送るなど、ゴミの減量に努めるということです。
 グランド・オープンは7月なんですが、この番組のリスナーの方に限って、グランド・オープン前に“作業付き”で利用させていただけることになりました。ご希望の方は「ザ・フリントストーンを聴いて電話しました」と言って下さいとのことです。
 キャンプ場へのアクセス方法は、上信越自動車道の「碓氷軽井沢インター」から「北軽井沢」を目指し、国道146号に入って、さらに北上、「北軽井沢」の交差点に着いたら右折し、少し走ると進行方向・左側に入り口があります。インターからは約40分、場所的には軽井沢高原ゴルフ倶楽部の手前に位置します。
 “作業内容”などを含め、詳しいお問い合わせ、および、ご予約は、(株)ヒーロー 0422-55-7888  までどうぞ。 快適生活研究家・田中ケンさんは5月31日から6月1日にかけて、群馬県の武尊高原(ほたかこうげん)で、愛犬とフライング・ディスクを楽しむ「ドッグ&リゾート」を開催。こちらの宿泊はペンションとなっています。
 また、「オープンエア・フィールド軽井沢高原」では7月5日から6日にかけて、キャンプ場のグランド・オープンを兼ねた「ドッグ&キャンプ」を開催。
 いずれも詳しくは(株)ヒーロー0422-55-7888まで、どうぞ。
田中ケンさんのホーム・ページ「IT'S MY LIFE」http://www.daddyopi.com/
(株)ヒーローのホーム・ページ http://www.herofield.com/


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