2005年8月14日

冒険サイクリスト・安東浩正さんの極地の旅

今週のベイエフエム/ザ・フリントストーンのゲストは安東浩正さんです。

 約半年かけて極東シベリア8600キロを走破した冒険サイクリストの「安東浩正」さんをお迎えします。「安東」さんは2年前にも厳冬期のシベリアを8ヶ月かけて自転車で単独横断に成功。そんな冒険の実績が評価され、去年、植村直己冒険賞を受賞されています。今回の旅では氷の海に落ちたり、マイナス52度の寒さにも見舞われていますが、無事に帰還されました。そんなシベリアの旅の話と、その前に行ったカナダ・バフィン島のシロクマ事件についてもうかがいます。

大ナマズの肝臓のお味は?

安東浩正さん

●前回、番組に出ていただいてから2年が経ったんですが、早いですね。

「そうですね。この2年の間もあちこちに行ってますよ」

●ちょっと前にもリスナーの方には紹介させていただいたんですが、去年の12月に北海道稚内市からフェリーでサハリンに行って、そこから自転車で凍結した間宮海峡を渡り、極東シベリアを横断、ベーリング海峡に近い港町まで、半年かけておよそ8600キロを旅されました。やりましたね!

「3年前から2年前の冬にかけてシベリア横断ということをやったんですね。それも自転車で1人っきりで冬に。それを2年前に話させてもらったんですけど、今回はその続きみたいな感じで行ってきました」

●今回の旅はもともと続きという予定だったんですね。

「2年前に横断を成し遂げたときに今回の旅は始まっていたようなものなんですね。その時、海に達したのは5月だったんですね。極東シベリアっていうのは冬でなきゃ移動が出来ないんですよ。ちゃんとした道っていうのはほとんどないんですね」

●凍らないと渡れないんですね。

「永久凍土で夏は湿地帯で車ではとても走れないんですね。でも冬になると全てが凍ってしまうので、川も湖もその上をトラックで走れるようになる。そうやって出来たものを冬道っていうんですね。冬じゃないと行けない。で、シベリアは5月になるとさすがに寒いところとはいえ、氷も雪も溶け始めてしまう。そうするといかなる車両も進めなくなってしまうんですね。ですから、その時は続きが行けなかったわけですね。だから、今回はそれを完結するために行きました」

●私の印象に残っている安東さんの旅っていうのは「寒い」っていうのと・・・(笑)。

「寒いところ専門ですから(笑)」

●(笑)。あとは、いろいろな人との出会いというのがありますね。

「そうですね。自転車の旅を選んだ理由の一番が人と出会える機会がたくさんあることなんですね。登山とかよりも多いですから。シベリアの北のほうだったらトナカイの遊牧民なんですね。そういう人達は住んでいるテントもトナカイの毛皮で出来ていますし、移動をするにもトナカイにソリを付けて、まるでサンタクロースみたいですよね(笑)。でも、実際にそういう人達がいるんですね。僕らと同じ顔をしたモンゴロイドですから、僕なんかが行って近くを通ると、『お前、寄ってけ〜』『泊まっていけ』って感じで、トナカイの肉がメインの食事を出してくれたりするんですよ」

●トナカイの肉を使った料理っていうのはどうなんですか?

「おいしいですよ。冒険家っていったら体力の固まりみたいな感じですけど、でも実際は、もちろん体力もあったほうがいいでしょうけど、適応力というかなんでも食えなきゃいけない。そのためには食糧を現地で手に入れなきゃいけない。というのは、現地の人と仲良くしなければ食糧を分けてもらえないですからね。川の上を走っているときは、凍った川の上にも冬の道とか出来るんですけど、そうすると川の氷に穴を開けて魚釣り、漁をしている少数民族がいるんですね。1メートルもあるような大ナマズがいくらでも捕れるんですね」

●えーっ! そうなんですか!

「氷に穴を開けて、太い針を10本くらい流しておいて、一晩くらい経ってから上げてみたら全部の針に引っ掛かってるみたいな感じです」

●1メートルのナマズが10匹も! こいのぼりっぽいですね(笑)。

「実際そんな感じです(笑)。あんなに大きなナマズ自体初めて見ましたけど、それがいくらでもいるんですね。ナマズの一番おいしいところは肝臓らしいんですけど、それを生で食べるんですよ。川の魚って虫がいたりするからあまり食べないんですね。でも、シベリアの川はきれいっていうのもあるんでしょうけど、そうは言われてもナマズじゃないですか(笑)。川魚の中でも一番(菌とか病気とか)もってそうじゃないですか(笑)。しかも肝臓っていったら一番虫が集まりそうなところじゃないですか(笑)」

●(笑)。普通は除けちゃうところですよね。

「そうですよね。でも、それを出してくれるわけですね。『ここがご馳走なんだ』と。ここで食べなきゃそこに溶け込むことが出来ないじゃないですか」

●相手からしてみればホスピタリティーですからね。

「そうですよ。味はおいしかったですよ。どんな味かって聞かれると困るんですけど、出来の悪いアイスクリームみたいな感じです。だから少し食べるくらいならいいんですけど、たくさん食べるのはちょっとっていう。実際、油の固まりなんですね」

●体調も崩しませんでした?

「『あまりたくさん食うなよ』と言われていました。でも、そういうところで泊めてもらったりすると、そのあと出発するときは魚やナマズの肝臓をくれたり、トナカイの遊牧民のところだったらトナカイの肉とかをくれるわけですね。で、あとでテントの中で食べたりするんですけど、食べ過ぎてお腹を壊したりっていうことはありましたね(笑)」

氷の海に落ちました(笑)

●今回の旅で体験した一番低い気温っていうのが−52℃だそうですね(笑)。

「あぁ、そうでしたね(笑)。世界で一番寒いところを寒極(かんきょく)というんですが、それがシベリアの内陸部なんですね。オイミヤコンという村なんですね。そこは前にシベリアを横断したときも通過したんですけど、前に横断したときは4月だったんですね。だからそんなに寒くなくて−30℃程度だったんですよ。でも今回、そこを2月下旬に通ったわけですね。それで−52℃」

●−52℃っていうと、身体が動かないんじゃないかって思うんですけど、実際はどうなんですか?

「はい、身体は関節の動きが鈍いですよね。自転車もグリースを耐寒グリースに替えてはいるんですけど、それでも凍るわけですね。粘度が落ちる。で、ペダルもすごく重くなる。で、身体も重くなるんですよね。だからなかなか距離が進まないです」

●ちなみに、それくらいの気温のところに住んでらっしゃる方っていうのは、毎年2月くらいの寒い時期には、それくらいの気温は体験されているんですか?

「私、2月の末に行ったわけですけど、『お前、今さら来ても遅いよ』って言われましたね(笑)」

●今さら来ても遅い?

「つまり−52℃は彼らにとってそんなに寒くないんです」

●(笑)。

「日本は12月や1月よりも2月のほうが寒かったりするんですけど、ああいうところは日照時間の影響をもろに受けて、一番寒いのは12月や1月なんですね。行ってみて初めて気付いたというか、教えてもらったんです。ちなみに今年の冬は−64℃までいったらしいです(笑)」

●わーお!(笑)

「彼らに言わせると『−50℃と−60℃では全然違うんだ』って言うんですね」

●今回の旅は寒さももちろんなんですけど、本当に大丈夫なんだろうかと本気で心配してしまったのが、間宮海峡を渡る途中で氷が割れて海に落っこちちゃったという話なんです。

「ええ。落っこっちゃいました(笑)。1月の中旬くらいだったんですけど、間宮海峡というのは一番狭いところっていうのは島と大陸の間が8キロしかないんですよ。そこの部分は急に狭くなっているものですから海流が早いんですね。だから1年中凍らない。でもその狭くなっているところからちょっと北のほうに行くと、バーッと広くなっていてちゃんと凍るんですね。で、凍っているところと凍っていないところの境目くらいを進んでいたわけですけど、雪がそんなに積もっていなかったので、自転車で結構快適に走れたんですよ。走っていたら突然ドボンと落っこっちゃいました(笑)。自転車ごと落っこちて、その時は夕方で−20℃から−25℃くらいで、サハリンにしては気温が下がってきていたんですけど、落っこちる前は『そんな寒いときに海に落っこちたら死ぬんじゃないか』って思ってましたけど、実は落ちてみると温かいんですね」

●水の中のほうが温かく感じちゃうってことですか?

「いや、実際に温かいわけです。水っていうのは0℃以下にはなりませんし、海水っていうのは−2℃くらいはいきますけど、それ以上に低くなることはないわけですね。それに比べて外気温は−20℃から−25℃なので、温泉に入っているようなものなんですね」

●ちょっと浸かっちゃったりして?(笑)

「もうドボンと浸かっちゃいましたから(笑)。『なんだ温かいじゃん』みたいな(笑)」

●浸かっている間はいいですけど、出てからが大変ですよね。

「そうなんですよ。這い上がってからが大変なんですよ」

●しかも自転車を始め、機材などいろいろなものが『バナナで釘が打てますか』の世界なわけじゃないですか(笑)。

「実は、自転車も荷物も沈まなかったんですね。水に浮くんですね」

●そんなもんなんですか!

「ええ。割れた氷が下にあるからっていうのもあるとは思うんですけどね。だから自分は這い上がったあとは浮いている自転車と、背負っていたバッグは落ちたときにすぐパッと外しちゃいますから、じゃないとすぐに行動が出来ないですからね。すぐに外せるように背負っているわけですけど、それもすぐに回収して大丈夫でした」

●最悪の状態は逃れたんですね。

「ただ、自分はもうびしょ濡れじゃないですか。だからすぐにテントを張らないとバリバリと凍り始めますから、ここなら大丈夫という氷が分厚いところまで避難して、そこでテントを張って乾いた服に着替えて、ガソリンストーブを持っているのでテントの中で焚いてしまえば天国みたいなもんですから」

●最初にこのインフォメーションを読んだときには、『大丈夫かな!?』って思ったんですけど、今こうやって安東さんの口からお話を伺っていると、『別に大したことないな』っていう気になってきました(笑)。

「でも、落ちないほうがいいと思いますよ(笑)」

●落ちないほうがいいに決まっているんですけど、『心配するほど大したことではないな』、『逆にいい経験になったのかな』と思えてきました(笑)。

「ただ、これはあくまで失敗なわけですね。実は僕は凍った氷の上での行動っていうのは結構、経験があるわけですね。半ば慣れているから、ちょっと甘く見たっていうのはありますよね。だから、これは決して自慢できる話じゃないんですね。失敗談で、反省すべきことです」

起きたら真上にシロクマが!!

安東浩正さん

●私達には考えられないような旅をヒョイっとやってしまう安東さんなんですけど(笑)、去年12月からのユーラシア大陸横断・完結の旅の前に、今回の旅のトレーニングともいえるんでしょうか、カナダのバフィン島に行かれましたよね。

「前の冬に極北カナダ、出発した村から次の村まで400キロ、イヌイット族の村なんですけど、一切人がいないわけですね。で、ソリに一ヶ月分の食糧を積んで歩き始めて、村の近くでは人に会うことは多いんですね。イヌイットの人達がスノー・モービルでアザラシを捕ったりしていますから。でも、村を離れるにしたがって人には全然会わなくなる。でも、代わりにアザラシとかはよく見かけるんですけど、アザラシだったらまだかわいいんですけど、シロクマがウジャウジャいるんですよ」

●アザラシがいるということは、それを餌にしているシロクマ達もいるということですね。

「あんなにウジャウジャいるとは思わなかったっていうくらい、ウジャウジャいましたね(笑)」

●これは、いろいろな寒いところで冒険をなさっている安東さんにとっても、そこまで多くのシロクマと遭遇するということはなかったんですね?

「僕の人生においての最大の危機が訪れました(笑)。一番危機だったのが氷の上にテントを張って寝ていたときに、夜中、突然テントが『ガサーッ!』と揺さぶられてですね、目を開けると目の前にシロクマがいるという(笑)、想像しただけで鳥肌が立ってくるようなことがありました」

●私も笑っていますけど、想像したくないですね(笑)。

「私も思い出したくないですね(笑)。でも、クマ除けスプレーっていうのがあるんですね。これは日本でも登山用品店とかで売っていますけど、唐辛子がベースの浴びたらとんでもないことになるクマ用に作られたものがあるんですね。それを常に持っています。それも寝袋の中にちゃんと入れているんですね。というのは、寝袋の外に置いていると凍ってしまいますから。で、パッと起きて目の前にクマの頭がある。そのクマはテントの入り口をパッと押しあけたあと、ずっとテントの中を見回しているんですね。その見回している真下に僕の頭があって、僕に気付いていないわけですね」

●あまりにも真上にいすぎて気付かなかったんですね。

「灯台下暗しってやつです(笑)」

●下を見ればご対面していたんですね(笑)。

「そうですね(笑)。だからとっさにスプレーをバッと掴んで、セーフティーロックをパッと外して、クマにパーッと振り掛けて、で、クマはビックリして逃げていったというわけです」

●これは、これまでの安東さんの旅の中でも一番怖かった出来事ですよね。

「怖かったですね。例えば寒さであるとか、そういうのは自分の経験のうちでなんとか対処できるんですけど、一番怖いのは野生動物ですね。どこへ行ってもやはりクマは怖いですね。大体、シベリアを走っているときとか、ヒグマとか冬眠しているんですけど、春先になると足跡とかをよく見るんですね。するとやっぱり怖いですよね」

氷山の氷は数千年を繋ぐタイムカプセル

●寒いところでの旅では野生との遭遇っていうのもあると思うんですけど、自然の風景も魅力たっぷりですよね。

「はい。カナダと氷山。最初は大雪原みたいな海の上を歩いていて、遠くに島が見えてきたとき、地図とか持っているので見るんですけど、その地図に載っていないわけですよ。『おかしいなぁ、こんなところに島なんてないはずなのになぁ』と思いつつ近づいていくと、氷山なわけですね。普通、氷山のイメージっていうのは真っ青な海を漂っているっていう感じですよね。でも、冬は全部凍ってしまいますから、海の氷に閉じ込められた島みたいになるんですね」

●いわゆる氷の山になってしまうわけですね。

「氷山はすごくデカイですからね。それが氷の宮殿みたいなものですから。4月、5月になると日照時間がすごく長くなって白夜に近くなるんですけど、夜の9時、10時くらいになってようやく、水平線ではなくて氷平線(ひょうへいせん)の向こうに沈んでいくわけですけど、それに真っ赤に染まった氷山っていうのを見たときは、まだこの地球にこんなすごいものがあるのかと驚きましたね。面白いのが、氷山の氷っていうのは何千年も前に降り積もった雪が圧縮されて、それが氷河に押し流されてきて氷河の末端の上にボコッと落っこちたものですから、その氷っていうのは中に空気がいっぱい押し込められているんですね。その氷山の氷をガソリンコンロで食事するために溶かすと、パチパチパチってすごい音をたてながら空気の泡が飛びだしてくるんですね」

●その飛び出した空気っていうのは何千年も前の空気なわけですよね。

「そうですね。まだ地球がキレイで空気もキレイだったころの空気ですよね」

●本当の意味でのタイムカプセルですね。安東さんはユーラシア大陸の一番北の部分の旅を終えたわけですが、これから先の旅の予定はありますか?

「今、帰ってきたばかりですから、『次にどこに行くんだ?』と聞かれても、そっちの話はちょっと置いておいて内緒です(笑)。行きたいところはいっぱいあるんだけど、喋ると行かなきゃならなくなっちゃいますからね」

●旅を終えられたばかりということは、それを書にまとめるという作業もこの先あるんじゃないかなと思われますので、今、次の旅の話をしてしまうと・・・。

「まだシベリアの後片づけが終わってないですからね。そのあと後片づけが終わるっていうのは、前のシベリア横断も書籍にしなければいけませんし、今、帰ってきた極東シベリア縦断のほうも来月号から自転車の雑誌に連載するわけですね。それは『サイクルスポーツ』の9月号から連載が始まります。ラジオだとお話しか出来ないですけど、実際は写真もいいのをたくさん撮ってきていますから、雑誌のほうも是非見て下さい」

●本のほうもまとまりましたら是非、番組でもご紹介したいと思います。

「一体、いつになったら本が出せるのか(笑)。というのも、書くっていうのは苦痛なんですよ。まだ自転車で走っているほうが楽ですよ(笑)。パソコンの前に座るっていうのは苦痛で仕方がないですから」

●じゃあ、どこかの冷凍庫の中でサイクルマシーンに乗りながら、パソコンを打つのがいいんじゃないですか?(笑)

「そうですね(笑)。マグロの冷凍庫とかは−40℃くらいになるそうですからね(笑)。執筆がはかどりそうですね(笑)」

●それで是非、書き上げてまた次の冒険の旅に出ていただきたいと思います。楽しみにしています。今日はどうもありがとういました。

■このほかの安東浩正さんのインタビューもご覧ください。

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■冒険サイクリスト「安東浩正」さん情報

月刊「サイクルスポーツ」9月号(8/20発売)から連載スタート!
 去年の12月から半年かけて、自転車で極寒のシベリア8,600キロを走破した「安東」さんの旅の模様を写真とともに紹介。

チベットの白き道 山がくれた百のよろこび

『チベットの白き道』
山と渓谷社/定価1,785円
 冬のチベット高原6,500キロを自転車で横断した時の冒険紀行。

『山がくれた百のよろこび』
山と渓谷社/定価1,890円
 山好きな著名人や有名な登山家137人が綴った、山にまつわるエッセイ集。もちろん「安東」さんもエッセイを寄せている。

「安東浩正」さんのHP:http://www.tim.hi-ho.ne.jp/andow/

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オープニング・テーマ曲
「ACOUSTIC HIGHWAY / CRAIG CHAQUICO」

M1. NORTH COUNTRY BOY / THE CHARLATANS

M2. I WILL BE YOUR FRIEND / AMY GRANT

M3. WALKING ON BROKEN GLASS / ANNIE LENNOX

ザ・フリントストーン・インフォメーション・テーマ曲
「THE CARRIAGE ROAD / JIM CHAPPELL」

油井昌由樹アウトドアライフ・コラム・テーマ曲
「FLASHES / RY COODER」

M4. A KIND OF MAGIC / QUEEN

M5. IT'S TOO REAL (BIG SCARY ANIMAL) / BELINDA CARLISLE

M6. IN MY PLACE / COLDPLAY

エンディング・テーマ曲
「THE WHALE / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA」
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