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2003. 5/19〜5/22 ゲストトーク(概略)
●「ガンコ山 ツリーハウス」を始めた動機とテーマ
 マウンテンバイクをずっとやっていたので、泊まりがけで基地になるような
ところが欲しかったのです。たまたまここの地主さんと縁があって貸してもら
うことになりました。あともうひとつは、私自身が小さな会社を経営している
のですが、事業の不安もなきにしもあらずで、生活の安全保障のための場所を
確保しておきたい、というのもありました。
平賀 義規さん
 ここでのテーマは、自主・自立・自治です。最後の生活の安全保障というこ
とで始めていますので、当然外部には依存しない、できるだけ自立度が高い空
間を作ることがテーマでした。ですから電線を引くということではなく、自然
エネルギーを採用するという考え方になりました。
Profile
ガンコ山 ツリーハウス ヴィレッジ代表
南房総の荒れた山を再生させたいとの思いから、森林資源を有効活用したツリーハウスを建て、98年から週末の里山生活を実践、自然の力をフル活用した持続可能な生活を提案している。千葉県丸山町にある樹の上の家、ツリーハウスは誰でも宿泊可能、林間学校なども開催されている。
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ライフラインの確保やインフラの面は1年ちょっとで形がつきました。あとは
自然エネルギーの運用の仕方、水回りの改良、整備など、そっちのほうに時間
がかかりましたね。
 電気を引いてソーラー発電を立てて、風力発電を立てて、ということよりも、
それを運用していくノウハウを積み重ねるほうに時間がかかった。バッテリー
もいろいろな種類を試しました。今はソーラー発電、風力発電ともに自然エネ
ルギーに対してはサイクルバッテリーという電動車椅子などに使う、良いバッ
テリーを今は使っています。水はこの上の600メートルくらいの水源、沢水
から引いている独立水源です。水源が高いですから、パイプで引っ張ってきて
ポンプも使わずに落としているだけです。タンクは複数置いてあり、上水をす
くって使用しています。
●「ガンコ山ツリーハウス」での過ごし方と「風ボタルの学校」などについて
 一般の方たちは「のんびり過ごす」という目的でここに来られる方が多いで
すね。食事は東屋の下で囲炉裏を囲んでのバーベキュースタイル、薪を使って
自炊です。家庭用の小さなものですが、お風呂もありますよ。
 風ボタルの学校では、自分で一番簡単な風力発電を作ってみようということ
で、ペットボトルで羽根をつくりその中に発電器を入れて小さなライトを光ら
せてみたりとか、子供も親も一緒になってそんな活動を年に何回か行っていま
す。森林や森の整備についても一緒に作業していく、ただここで遊ぶだけでは
なく、チェーン・ソウを使っていろいろなものを作ったり、あわせて間伐の実
技を学んだり、そんなことも現在の山の実体を知ってもらうことにつながります。
 今後も地元の人がやらないような、それでいて都会ではできないようなユニ
ークなことをやっていきたいですね。自然エネルギーの学校とか、大工技術も
含めての技術や生きていくために必要な理科、そういう学校をやっていきたい。
大人子供を含めた学校で我々自身も学んでいきたいですね。都会でいう仕事は
「お金を稼ぐため」のものですが、ここでの仕事はまさに「生きるため」のも
のなのです。
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