和食レストラン・雑貨店「りげんどう」。今まで引き継がれてきた日本の暮らしの文化。それは次の世代に伝えていかなければ失ってしまうもの。「イマ」を生き生きと楽しみながら古き良きものを活かし新しい価値を提案する。そして残すべきものは残す。そんな受けつがれていく暮らしを提案する店として「りげんどう」を設立。2011年の9月に西荻窪に昭和初期の文化住宅を再生させた。 「りげんどう」の情報はこちら http://re-gendo.jp/
2012. 1/9〜1/12、 1/16〜1/19 ゲストトーク(概略)
ひとつに絞ってしまうとビジネスももっとやりやすかったと思うんです。たとえば洋服だけとか。ただ暮らしを伝えていくという部分では全部がリンクしてくると思うんですね。この暮らしにはこういう食器があってこういう照明があってとか、いろんなものが出てくると思うのですが、それによって、じゃあそれを商売としてやっていこうという中で、いろんなものにも出会えたと思うのです。以前、お客さんからもどうしてそんなにセンスがいいの?と言われたときに僕が端から見て、たとえばお箸をひとつ選ぶにしてもある程度選択肢がたくさんあるからこそ、その中から一生懸命選ぶことが出来るということもひとつのよさに繋がっているのかなと思います。
商品量が多いと管理するのがものすごく大変なのですが、洋服だけならサイズがあって、ハンガーにかけてしまえば管理もしやすいのですが、すごい大きな駕籠があったり、植物があったり食べ物があったり、ということは管理の面でも賞味期限が発生したり、これは枯れてしまったら毎回毎回いろんな商品を管理する上でもトラブルは尽きないのですが、それをやることでそれもひとつの感覚として、カンとして身に付いてきたのだと思います。これから僕らというか、世代がだんだん変わっていく上でとんでもない財産を残してくれているなということがまずひとつです。
これだけの背景、建物であったり環境であったり会社の考え方であったり歴史であったり、たった20年ちょっとでこれだけのものをつくって下さったことは本当に継承していく側からすればとてもありがたいことだと思いますね。これから一番の最先端の考え方になるのではないかと思っています。受け継いでいく僕らの世代からすれば、キチンとこの考え方を継承していきながら、ただ継承するだけでは生き残っていけないですし、どんなに素晴らしいことをやっていてもビジネスにならなければ、それは廃れていくと思うんです。そこはあくまでもビジネスとの両立を考えながらやっていくことができればいいのではないかなと思います。