2003年10月26日

600回記念シリーズ〜チャレンジする人々〜

 10月12日の放送で600回を迎えたザ・フリントストーンの「600回記念シリーズ」。放送602回目の今回はそんなシリーズの最終回ということで、“チャレンジ”というキーワードのもと、冒険ライダー/地球元気村の大村長、風間深志さん、国際ラリーライダー/エッセストの山村レイコさん、芸能界きってのアウトドアズマン/自然暮らしの会の代表、清水國明さん、そして女優でアスリートの高樹沙耶さん、それから普段はコラムでの出演の夕陽評論家/油井昌由樹さんにもお話をうかがいました。

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 まず最初に御登場いただいたのは、冒険ライダー、地球元気村・大村長の風間深志さんです。実は風間さんは、この番組の記念すべき第一回目のゲストとして御出演していただいて以来、毎年四月の第一週目には必ず登場していただいている番組の兄い的な存在なんです。そんな風間さんに、今回は電話でお話をうかがいました。

風間深志さん

●風間さーん! どうもでーす。

「あいよっ!」

●(笑)。実はフリントストーン600回を超えたんですよ。

「600回? 何はともあれおめでとうございます。本当におめでたいことですよ。フリントストーンっていうタイトルがいいよね。『火打ち石』っていうタイトル、今無いよね。使ったことある?」

●ありますよ。そういう意味でも風間さんとは縁があるんですよね。地球元気村のマークも炎マークですもんね。フリントストーンもこれから頑張っていくんですが、実は風間さんも新たな挑戦が近々待っているんですよね?

「はい。今年の暮れから始まって来年の1月20日にゴールするんですが、久々にパリ・ダカールラリーに出てみようと思っているんですよ」

●しかも、何と22年ぶりに出場するんですよね?

「そうなんですよ。昔出ていると大体分かっているじゃない? だから『ちょろいもんだよ』というのが半分と、逆に分かっているもんだから『待てよ、あの時30歳だったろ。やばいなあ』という気分があるんだよね。そういうリアリティと両方があるね」

●今回のパリダカに2輪で出場というのは何故ですか?

「なんかそういう感じなんですよ。何となく初心に戻って自分らしい旅をしてみようかなと思ってさ。それには俺にとってパリダカがちょっとした原点だから、もう1回やってみれば老後を楽しく送れるんじゃないかと思ってさ(笑)」

●(笑)。確か50代で2輪でパリダカっていうのは他にいらっしゃらないですよね?

「日本の人だといないと思いますね。4輪だと菅原さんという方が60代で頑張ってますけどね。ドイツ辺りに行くとすごい年寄りのおじいさんが2輪で出たりしてますね」

●でも、さっきおっしゃっていたように過去に何度か出ているので、なんとなくイケそうっていう気持ちと、逆に不安な気持ちもあると思いますが、そのための準備とかってなされてるんですか?

「今、毎日バリバリ走ってますね」

●トレーニングをちゃんと?

「どのくらい走っているかというと、たった3キロか5キロ(笑)。仕事終わって帰ってきて夜中の11時から12時に走るわけですよ。それからウエイトトレーニングやったりして、それなりに心の準備はやり始めてますね」

●勝算は?

「勝算はもう、こういうのは本来自分の歩幅でやればいいんですよね。ただし、僕じゃなくて主催者がその日のスケジュールを決めるからそうもいかないんです。なんたって少なくても600キロで800キロくらい1日走るんだから、もうハンドル握っている腕がもぎ取れちゃうかもしれない。本当は行きたくないんだ(笑)。だって正月はこたつにあたっているほうがいいもん。行きたくないよね(笑)」

●(笑)。じゃあ変わりに私がこたつにあたりながら、番組を聞いている人達には報告レポートを随時入れたいと思います。

「テレビの歌番組かなんかでみかんでも剥いてさ、バカ話してたほうがいいよね」

●でも私達はずっと応援していますよ。

「やっぱり人生は挑戦ですからね」

●またレース前とか時間のあるときにフランスから近況とか教えて下さい。

「もう近況報告の電話をバンバンかけますので受けて下さいね」

●待ってます。22年ぶりのパリダカチャレンジ頑張っていただきたいなと思います。

「はい、行って参ります。『ボンジュール・オーバー』。なんかそういうんでしょ? OK。『メルシー・ボクー』。SEE YOU。ありがとうございました」

 というわけで、22年ぶりに2輪でパリダカにチャレンジする風間深志さんにお話をうかがいました。どうもありがとうございました。

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 続いて、朝霧高原にお住まいの、エッセイストそして国際ラリーライダーの山村レイコさんの所にお邪魔してお話をうかがいました。

山村レイコさん

●レイコさんご無沙汰です。前回お邪魔したときもそうだったんですけど、新しくてみんなの集まれるここはロッジっていうんですかね?

「こんにちは。ここはクラブハウスという感じですかね。全部木で造ってあって声が『ワワワッ』って響きますよね。ワンルームでみんなが田植えでも稲刈りでもあったときに、夜はここでいいお酒を飲みながらゴロゴロッと寝られるような集まる縁のベースとなればなあという感じで造ったんです」

山村レイコさん、朝霧高原の家

●ここはまだ新しくて木の匂いもしているんですけども、さらにレイコさんがお家をこの朝霧高原に建てるという事なんですが。

「そうなんですよ。同じ敷地の中に丸太のログハウスが建っているんですけどね、それも田んぼもログハウスもいつも新しい形でやっているんですけど、どうせ家を造るんならこんなことやってみようという感じで、新月に木を切ってみました。昔の木を切る方達はみんな知ってたと思うんですけど、そうすると割れずに曲がらずに200年は持つという事らしいんですね。現代にもそれが通用するんじゃないかと思って、丈夫で私の命が果てても永遠と続いていくような面白いものならリサイクルも出来るだろうし、そんな挑戦をしてみようかなということなんです。将来的には、多分何年も経たないうちにみんなのクラブハウスになっちまうのさっていうのはあるんですけど(笑)。そしたらまた小さなログハウスみたいなものを建ててもいいし、囲炉裏小屋やピザ釜造ろうとか、井戸掘っちまえとかいろんなアイディアがあって、ここは自分の持ち物ではあるんだけれどやっぱりみんなが集えるところ、全体が囲炉裏みたいになったらいいよね」

●『レイコランド』がここ朝霧高原に出来ちゃうという感じですかね?

「そうですね。レイコという名の。でも本当に番組の趣旨とピッタリなんだよね。やっぱり私達この地球で生かされているわけだし、人の縁もなければ、絶対に人は一人では生きていけないじゃないですか。持ちつ持たれつ、どんないい世界を作っていけるのかなあというのが、根本というか楽しいことしかないのね。『これやったら楽しそうだな』という感じでその日1日を気持ち良く過ごせるようなものを作っていきたいし、その中に喜怒哀楽もあり、いろんな人が流れてはやってきてというのがいいなあと思ってね。やっぱり生まれてきて良かったですね(笑)」

●(笑)。やっぱり行き着くところはそこなんですね。

「そうですね。父ちゃん母ちゃんありがとうという感じですね。何やってても楽しいんだもん(笑)」

●(笑)。このお家はいつくらいに出来る予定なんですか?

「来年の春までには出来ますね。でもそれも最後はみんなの力を借りたいと思っていて、ベースは何となく作るけど、デコレーションの部分というか『じゃあ家具作ろうか』とかここにこんなものがあったらいいねというのは、みんなで作ってもらおうかなと。またD.I.Y(DO IT YOURSELF)をしてもらおうかなと思ってまーす(笑)。今このお家も130人くらいの力を借りて出来たものなのね。それが面白かったんですよ。だから、『石は投げるけどその後の波紋はみんなよろしく』という感じかな(笑)」

●(笑)。じゃあその波紋がどのように広がるかをフリントストーンも見届けに、また最終段階D.I.Yをどこまで手伝えるか分かりませんが、差し入れをもって遊びに来たいなと思っております。その時はよろしくお願いします。

「お待ちしてますので、労働力とともにワンちゃんという、癒し付きで来て下さい。700回も800回もよろしくね」

 はい、次は700回、800回目指してがんばります。レイコさんどうもありがとうございました。

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 次に御登場いただいたのは、フリントストーンのコラムでもお馴染みの夕陽評論家、油井昌由樹さんです。今回は600回記念シリーズの最終回ということで直接、油井さんにお話をうかがいました。

油井昌由樹さん

●「こんばんは。夕陽評論家の・・・」といつもは油井さんのコラムで渋い声なんですが、今日は600回放送記念ということで久々に直に油井さんのところにお邪魔をしてお話をうかがっています。

「もう600回って聞いただけで驚きますね。重たいよね。週に1回でしょ?」

●でも、その中の400回近く油井さんにこのコラムで出ていただいているんですが、毎回色々なお話をうかがう中で夕陽のお話もたくさんうかがっているじゃないですか。油井さんの夕陽評論家としての活動は、この番組が始まる前からやってらっしゃったわけですけど、未だに夕陽って見る度に違いますか?

「そうねえ。昨日見た八ケ岳の夕陽もなかなかだったし、どこだからっていうんじゃないけれど、じっくり夕陽を見るたびに全部違うんだよねこれが。ま、当然なんだけどさ。それこそ何千回か見てるじゃない。でも全然力が衰えてないって夕陽を見るたび噛みしめるね。こういう夕陽が出ていない日常も、ひとつひとつ全部新しいんだなあっていう事を見つめ直すいい機会になるよ。だからみんなにも毎日夕陽を見て欲しいね」

●この間のコラムの方でもおっしゃっていましたけど、実は今は江ノ島の方で夕陽の写真展もやってらっしゃるんですよね。

「そうなんですよ。江の島を『サンセット・アイランド』と位置づけまして海抜110mくらいある展望灯台が出来たんですよ。今まであんな高いところから湘南を見た感じというのは他にないからさ。それが凄くいい景色なのよ。もちろん富士山も見えて日が沈むわけじゃない。だからこれはもう『サンセット・アイランド』にしようということになって、だったらということになりバヌアツだったりニューカレドニアだったりタヒチだったり世界中の島の夕陽を集めた展覧会を、外が見える灯台の一番上の展望回路の内側に十数枚貼ってあるんですよ。下にも20点から25点あるんですけどね。それを11月24日までやってるのかな」

●フリント家のおじさまとしては、この先700回800回やっていくフリントストーンへのアドバイスや激励の言葉をいただけますか?

「アドバイスなんて出来ませんが、俺も本読んだり、他のところで『あっ、この人』という人が色々なジャンルでいらっしゃるじゃないですか。今まで『この人に会いたい』とか『この人呼んだら?』って言ってないんだけど、これからは積極的に気になる人、映画監督だろうが山登りの達人だろうが『あっ、こいつ』という人をどんどん紹介して、その人の話をエイミーに聞いてもらいたいな。今までの番組を聞いていると他では聞けないようなことを話されていることが多いから、どんどんやって欲しいなと思ってさ。いいよね。提案するからさ」

●是非。じゃあ油井コーディネイターのもとザ・フリントストーンが進んでいくということですね。

「この頃特に注目しているのは、俺なら子供達って言っていいけども二十歳ちょっとぐらいとかさ、なかなか宇宙人ぽい『えっ、こういう発想するんだ』っていうものを作っている人がいるのね。そういう人がいると、じじいとしては安心な感じもあるしさ(笑)。そういう人を積極的に番組に招いてやって欲しいと思うよね」

●油井コーディネイションのもと、新たなるゲストの方々を楽しみにして番組を頑張って続けていきたいと思います。

「皆さんがおっしゃると思いますけど、600回っていうのは通過点だから、これが100万回っていうと俺達生きてないけどさ(笑)、ますますみんな元気で続けて欲しいと思いますね」

 油井さん、ありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

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 続いては、芸能界きってのアウトドアズマン・自然暮らしの会の代表、清水國明さんを河口湖の自然楽校に訪ねてお話をうかがいました。

清水國明さん

●とうとう自然楽校が開校したということで、おめでとうございます。

「ありがとうございます。構想2ヶ月位ですかね(笑)。意外と早かったです。ただ前々からこれがやりたかったんだなあという感じでやり始めて『あっ、そうだそうだ』って今までやってきたことが全部繋がるんです。自然楽校というのは全国でやってたんですけど、それの本拠地ということでやるわけなんです」

清水國明さん、河口湖自然楽校

●この自然楽校ではどのようなことをやっているか、軽くご説明をしていただけますか?

「親子の自然体験をサポートしようということと、今すごくお話いただいているんですけど、登校拒否のお子さん達に自然の中で何が出来るのかなあと考えたら、自信回復というか『魚が釣れた』とか『こんなもの作れた』とかそういったことだったらサポートできるんじゃないかなと思ったんです。そこで、そういう人達にも来ていただいて保育園とか幼稚園とか学校の先生達のアウトドアの体験学習をしていただくという感じですね」

●じゃあみんなが集える、楽しめる、そして自分たちの自信も持てるような学校が「自然楽校」なんですね。

「ええ。さっき嫌な電報があったんですよ。『自分が楽しめ』とかね『清水國明は今まで人のためになることは続いたことが無い』みたいなことを某原田伸郎が言ってたんですが、その通りでしてね(笑)。なるほどというところもあって今回は自分が楽しもうと、それと自然暮らしの会の人達が目一杯頑張ってくれている、ということは自分達の場所だと。みんなのものだという考え方がこれからはすごく大切で、そうすることがダイナミックに色々なことが出来る秘訣だって教わったんです。横で食べている人から(笑)」

●この自然楽校の「楽校」も「学ぶ」方ではなくて「楽しむ」の「楽」という字を使った「楽校」なんですよね。

「そうですよね。勉強しなくていいんじゃないか、『学をたてば憂い無し』っていうんで勉強すればするほど色々な心配事が出来るから『学ぶんじゃなくて楽しんじゃえ』と。楽しむことで目覚めるし、気が付くし、リフレッシュするし、まだおもいっきり楽しんでないんじゃないかと思うんですよ。生まれてこのかた楽しんでないのかもしれないし、そういう意味では気付く場所にもしようかなと。それとここのオススメは、今はライトが点いてますがこれを消したら真っ暗。俺は部屋に1人で泊まっているんですけど、次の日に水道屋さんが来て『えっ、1人で泊まったんですか? 勇気ありますね』って地元の人に言われちゃったんです。森の中だから真っ暗ですよ」

●そうですね。今私達がいるこのエリアは、ちょっと空が見えるので星とか月明かりがあればなんとかっていう感じなんですけど、今日は残念ながら曇っているんでこうなるともう真っ暗ですか?

「はい。もう真っ暗。この森の闇の中に小さなログハウスをいっぱい造っておくんですよ。その森の闇の中で一晩過ごしてもらおうと。そういうリハビリってどうだろうと」

●本当の意味で自分と向き合うってことになりますね。

「思い付きですけど、親子のコミュニケーションなんかもそういうところでやるべきだと思いますね。ファミコンとか携帯とか電話やテレビ、ラジオのない所でコミュニケーションをとれば一気に接近するんじゃないかなと思いますね。ただ小さいログハウスは実際に造って、建てる場所も決めているんです」

●なるほど。今回のザ・フリントストーンは、そんな自然楽校のお祝いに駆けつけたということで・・・。

「ありがとう。うれしいねえ。ポイントポイントというか憎いところ押さえるねえ(笑)」

●でしょ(笑)。それがフリントストーンですがな。

「それホントすごいと思う。だから冠婚葬祭あったら言ってよ。必ず行くから」

●ありがとうございます。本当に? じゃあ誉めてもらえます? 実は、このフリントストーン600回放送なんです。

「素晴らしい! これはひとえに私のおかげね(笑)。600回ってマジですか?」

●マジで600回です。

「うわーっ、何て言ったらいいのか分からない。この600回というのもコメントしようがない(笑)」

●なんか微妙な数字ではあるんですけれど、これからも601回602回と続く中で、その中の何回かはこの自然楽校からお送りしたり、この自然楽校が半年ちょっとでどれくらい成長していくかっていうのは、来年の定点観測でもじっくりとうかがいたいなと思います。

「違うことやってたりして(笑)。意外とエイミーさんの『定点観測』って言葉、プレッシャーになってるんだけど(笑)」

●(笑)。今日はたくさんの人が集まるパーティーの中、今ダッチオーブンで清水さんお得意のローストビーフを振る舞われているんですけど、とてもおいしそうな匂いがしているので私達もいただきたいと思います。

「それしかないのかって言われそうですけど(笑)。無くなっちゃうから仕事もこのぐらいにして食べて下さい」

●はい。今後ともザ・フリントストーンをよろしくお願いします。本当におめでとうございました。

「こちらこそどうも。600回おめでとうございます。おめでとうございます(笑)」

●ありがとうございます。ありがとうございます(笑)。

 清水さん、お忙しい中ありがとうございました。次の定点観測もお楽しみに!

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 続いては、女優でアスリートの高樹沙耶さんです。高樹さんには去年10月にご出演いただいたんですが、その後日本代表として出場されたフリーダイビングの世界大会で女性の日本記録53mを樹立され大変話題になりました。また高樹さんはご自宅のあるハワイ島で自然体験プログラムなども行なっているんですが、そんな高樹さんに早速お話をうかがってみましょう。

高樹沙耶さん

●高樹さんお久しぶりです。早いですね。

「こんにちは。早いもんですね。1年経っちゃいましたね」

●そんな1年ぶりのフリントストーンなんですが、何と600回放送超えちゃいました。

「おめでとうございます。長く続けることは素晴らしいので感動しています」

●ありがとうございます。言わせてますね(笑)。そんな高樹さんも色々なことをやりながら新たなる挑戦なんかもしているようなんですが、去年お話をうかがったときにハワイ島で子供達を含めたサマーキャンプを行なわれたそうですね。

「そうですね。サマーキャンプもやりましたし、今年は子供達だけではなくて大人の方にも色々やっていただきたいということで、大人の方のツアーもやったりしてます」

●エコツアーですか?

「そうですね。あとフリーダイビングをたくさんの方にも知っていただきたいので初歩的なスクールを開催しています」

●そのスクールは日本でやってらっしゃいましたけど、この夏にハワイで行なったエコツアーは凄かったみたいですね。

「そうなんですよ。期間は3泊4日位で短かったんですけど、山に行ったり、火山を見たり、海に入ったりして、濃い4日間でしたね」

●ジンベイザメに遭遇したんですよね。

「そうなんですよ。会えたんですよ。残念ながら水中には追いかけられなかったんですけど、上からみんなで見ました。ハワイ島では珍しいものなのでちょっとビックリしましたね」

●私、ホームぺージを読んで感動したんですけど、「五右衛門風呂」をハワイまで持っていったという(笑)。

「(笑)。そうなんですよ。不便を体験するというのがテーマなので、自分たちで薪を拾ってきてお風呂炊いてって感じで(笑)」

●ハワイ島で入る五右衛門風呂はどうですか?

「いやあ、もう渋かったですよ(笑)。ウチの場合湿気った地帯にあるので薪がしっとりして、火が点きにくくてみんな大変だったんですよ」

●なるほどね。でも参加した人達は日本でもなかなか入れない五右衛門風呂に、ハワイまで行って入れるってレアな体験だと思うんですが、その中で高樹さんもエコツアーの最中ってあまり体調が良くなかったんですが、火山に行って火山の女神マダム・ペレのパワーで元気一杯になっちゃったんですよね?

「そうなんですよ。凄く弱ってて体中が冷えていたんですけど、下から湧き出るパワーで元気になっちゃいまして、最近ヒーリング・スポットって言われている理由が『こういうことなのかなあ』って改めてしみじみ実感してしまったんですよ」

●これは今後も続けていかれるんですか?

「そうですね。本当は『いつでもいらして下さい』って感じでメッセージ出しているんですけど、なかなか『えっ、いきなり沙耶さんの家に来いって言われても』っていう感じになってしまうので、セッティングしてあげたほうが皆さんも来やすいのかなあと思ったので定期的にやっていきたいですね」

●ハワイ島をベースに自然体験プログラムはスタートしたばかりだと思うんですが、今後はどのような展開をしていきたいですか?

「自然相手のことで私達がこうやりたいというエゴが通らない世界なので、ハワイの自然に耳を傾けながら『こういうことをやっていいのかなあ、悪いのかなあ』って事をみんなで考えながらやっていきたいと思っています」

『マイ ブルー ヘヴン』

●フリントストーンも是非1度は遊びに行きたいと思っているんですけど、実は私まだ沙耶ちゃんの本『マイ ブルー ヘヴン』を読んでいないので、じっくり読ませていただきたいなと思います。この本を読むと高樹沙耶とはどういう人間かというのが良く分かる内容になっているんですね?

「はい。是非ハワイ島の方にいらして下さい。やはりテレビなどではどうしても伝えきれない部分というのがありますから、そういう意味では『あっ、こういう風に考えてたんだ』ということが良く分かっていただけると思うので、ぜひ読んでいただきたいですね」

●この本がキッカケで「気軽に行っていいですか?」って思って。

「ええ、本当にハワイ島にチャレンジに来ていただきたいですね」

●これからもお忙しいと思いますが身体に気を付けて頑張って下さいね。

「はい。ありがとうございます。エイミーさんもこの先もっと放送回数増やして下さいね」

 高樹さん、今日はどうもありがとうございました。また番組の方にも遊びに来て下さいね。

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 というわけで、今週は「600回記念シリーズ」の最終回として、冒険ライダー/地球元気村・大村長の風間深志さん、国際ラリーライダー/エッセストの山村レイコさん、普段はコラムでお馴染みの夕陽評論家/油井昌由樹さん、芸能界きってのアウトドアズマン/自然暮らしの会の代表、清水國明さん、そして女優でアスリートの高樹沙耶さんにお話をうかがいました。“チャレンジ”というキーワードのもと、様々なお話をお伺いしましたが、皆さんの声や表情からたくさんのパワーをいただきました。ザ・フリントストーンは、これからもそんなゲストの方のパワーやメッセージを伝え続けながら、700回800回を目指して頑張っていきますので、引き続き応援よろしくおねがいします。


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■風間深志さん

 風間村長の「地球元気村」では常時村民を募集しています。登録料は個人村民で3,500円、家族村民で5,500円。いずれも2年間有効で、村民になると、施設使用料の割引などの特典があるので、皆さんも正式に村民として元気村に参加されてはいかがでしょうか。
お問い合わせ:地球元気村・事務局
 TEL:048-649-3624
 HP:http://www.chikyu-genkimura.com/

・風間深志さんHP:http://www.kazama-world.com/

■油井昌由樹さん

 夕陽評論家、油井昌由樹さんのオフィシャル・サイトでは、油井さんのプロフィールはもちろん、自慢のショップ「スポーツトレイン」や「ポレポレアイランド」などのサイトにアクセスできるほか、油井さんによる素晴らしい夕陽の写真を観ることもできます。

・油井昌由樹さんHP:http://www.sunset.gr.jp/

■清水國明さん

 清水さんが校長を務める「河口湖自然楽校」では、毎週末、体験講座を実施する予定だということです。ちなみに、場所は河口湖インターを降りて5分ほどの、森の中という好ロケーション。
お問い合わせ:河口湖自然楽校
 TEL:0555-73-4115

・清水國明さん・自然暮らしの会:http://www.bnl.co.jp/

■高樹沙耶さん

 御自身の半生を綴られた本「マイ ブルー ヘヴン」は、毎日新聞社/価格1,500円で絶賛発売中です。是非読んでみて下さいね。また、毎週水曜日の夜9時からテレビ朝日で放映中のドラマ「相棒」に和服姿で御出演しているので、そちらもチェックしてみて下さい。

・高樹沙耶さんHP:http://www.saya.jp/

■山村レイコさん

 レイコさんのホームページ、FAIRY TALE(フェアリーテール)は、TV、ラジオ、イベントなどの最新の出演情報、レイコ田んぼの模様、そして日記や旅行などのお話まで、充実の内容です。ぜひチェックしてみてくださいね。

・山村レイコさんHP:http://www.fairytale.jp/

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600回記念、これまでゲストに出ていただいたアーティストの楽曲を選びました。

オープニング・テーマ曲
「ACOUSTIC HIGHWAY / CRAIG CHAQUICO」

M1. ALL THIS TIME / STING

M2. HOPE, PRAYER & TIME / JULIA FORDHAM

M3. 涙そうそう(一五一会ヴァージョン) / ビギン

油井昌由樹アウトドアライフ・コラム・テーマ曲
「FLASHES / RY COODER」

M4. BOOK OF DAYS / ENYA

M5. 風の旅人 / 大貫妙子

M6. OVER THE RAINBOW / SUSAN OSBORN

エンディング・テーマ曲
「THE WHALE / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA」
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