2009年1月4日

第七番が進行中の「地球交響曲/ガイアシンフォニー」監督、
龍村仁さんをお迎えして

今週のベイエフエム/ザ・フリントストーンは龍村仁さんのインタビューです。
龍村仁さん

 “地球はそれ自体がひとつの生命体である”という、イギリスの生物物理学者、ジェームズ・ラブロック博士が唱えるガイア理論に基づいて制作されているオムニバス形式のドキュメンタリー映画「地球交響曲/ガイアシンフォニー」シリーズは、全国で延べ220万人の観客を動員するロングランヒット作品となっています。2009年最初のザ・フリントストーンはそんな「地球交響曲/ガイアシンフォニー」の監督、龍村仁さんをゲストに、現在撮影中の第七番の構想などうかがいます。

第七番のテーマは「自然治癒力」

●監督、あけましておめでとうございます。

「おめでとうございます。2009年ですな」

●本年もよろしくお願いします。年が明けて2009年になったんですが、2008年も色々なことがありましたね。

「個人的にも色々あったでしょう」

●はい。フリント家にも色々ありましたけども、この何年間かずっと地球規模で色々な膿が出てきたんだなって感じたんですけど、監督はどのように感じていらっしゃいますか?

「いつも言ってきたことだけど、我々がパッと見て悪いことが起こっているように見えるときは、心の持ち方次第で、いい方向へ転換するべき時なんだということは間違いないわけで、地球規模のことだから、そんなに簡単に、次はどうなるかって予想はつかないけど、俺が直感的に思うのは、もう最後の膿み出しのところなので、2010年くらいまでにはある変化がくるだろうな、そうさせなきゃいけないなと思っていますけどね」

●「ガイアシンフォニー」という映画は第1番から色々なテーマを持って、ガイアがひとつの生命体だとするならば、私たち人間もその生命体の一部として生かされているっていう、大きなガイア理論のテーマの下、色々なところにスポットを当てて作られてきた映画ですが、毎回監督とお話しするたびに「次回作は?」ってお尋ねすると、「こればっかりは分からないんだよねぇ」っておっしゃっていて、いつも「あれっ!?」って気がつくと次の撮影に入っていることが多々あったんですけど(笑)、実は、すでに第七番も昨年の秋くらいから撮り始めていたそうですね。この第七番のオーバーオールなコンセプトって見えていらっしゃるんですか?

「言葉だけで言っちゃうと、全ての命が持っている自然治癒力っていうかな。バクテリアから、虫たちから、人間から、もっと言うとガイア全体も持っているもので、『自然治癒力って何?』っていうことになると、普段、落ち着いた健康なときには、誰も自分の体がどうして健康でいられるのかっていうことを考えないわけだけど、実は各臓器も器官も色々なものがそれぞれバラバラに動きながら、全体としてある調和を保って生きているわけで、その全体を統一している見えない力みたいなものが自然治癒力なんだけど、病気にならなかったり、普通のときにはそれを意識しないわけですよ。意識しないで済んでいるのね。ところが、ある病の状態になってきたときに、そもそも病の状態って何かっていうと、全体のバランスをとっている調整の力が少し狂ってきたりして、ゆがんでくる状態なわけだけど、ある種の危機的な状況になってくると、これは、まれなケースという言い方も出来るけれど、今までの生命システムのやり方では、このままではいけないんだなっていうことを命が知り始めると、今までの生命システムを一気に変えて、危機的な状況でも生き延びることのできるような新たな生命システムを生み出す力を持っている。これが自然治癒力のひとつの側面なわけです。
 で、何を思っていたかというと、危機的な状況がもう極に来ているじゃないですか。そうすると、地球という大きな生きものは、必ずそれをシフトして、その状態でも生命が生き続けられるようなシステムに変えていくという力は持っているはずなんです。ところがそのシステムが人間を排除するという可能性があるわけですよ。地球のシステムというのは人間が主人公じゃなくて、あくまで一部だから、人間という存在自体が今の病気の状態を最も推し進めているというふうに判断すれば、人間を排除するという方向へシフトしても不思議じゃないわけですよね。我々が心配しているのもそういうことじゃないですか。CO2がどうのこうのとか、温暖化がどうのこうのって全部そうなんだけど、ここのところ起こってきている天変地異、台風がメチャクチャ大きかったり、台風が変な方向に向かったり、一方でものすごい洪水があるかと思ったら、一方で干ばつがものすごかったりとか、そういったことが発生しているのは、ガイアそのものが治そうとしている自然治癒力の発現の状態だといってもいいようなね。そういう時代にきているっていうのは間違いないというかね。
 で、僕は前から言っているように、人類という種がガイアという生命体の中で、ほかの生命体と何が違うかというと心なんですよ。イマジネーションなんですよ。受身で生きているだけじゃなく、想像して心になっているわけね。ただ、その心の持ち方次第でガイア全体の生命治癒力が健やかな方向へ行くか、あるいは人類という種を抹殺する方向へ行くのかという境目に来ているというか、そういう気がするんですけどね。
 だから、『そのとき人間という種がどうすればいいの!?』っていうことを、ちゃんと気がつかないとっていう思いがあって、『ガイアシンフォニー』全体がそうですけど、そういうのもあってコンセプトとしては、生命そのものが持つ自然治癒力というのをテーマにしようと思ったんですよ」

第七番の出演者は!?

●自然治癒力というのが大きなコンセプトになる第七番なんですが、出演者もすでに決まっているそうですね。

龍村仁さん

「うん。2人は決まっているよ。1人はアンドリュー・ワイルっていう、さっき言った自然治癒力という考え方を世界的な考え方にしたアリゾナ大学のお医者様です。面白いのは彼は西洋医学のお医者さんであり、アリゾナ大学の統合医療プログラムの部長なんですけど、いわゆる西洋医学を否定しているわけでもない、だからといって気功だとか、東洋的なもの、すなわち自然治癒力を高めていくもの、あるいは生薬、漢方薬から先住民の方達の呪術的なものまで含めて、健康を考える統合医療っていうのがあるんですけどね。それのリーダーみたいな人ですけど、実はとても素敵な人で日本が大好きで、家はアリゾナにあるんだけど、この間、ブリティッシュ・コロンビアの小さな島のコルテス島に行ったんですけど、島への行き方がものすごく素敵で、ほとんど日本風の建物を森の中に造っているんですよ。もう、ビックリした。古き良きというか、日本人が忘れている日本的な、東洋的な、大きな自然の一部分として自分が生かされているという感覚を持ちながら、でも、最先端の近代的な科学技術も持っているという素晴らしい生き方をしている人たちです」

●写真を拝見したんですけど、ワイルさんって日本のおじいちゃんっていう感じですよね(笑)。

「そうね(笑)。こういうのも前世の縁としか言いようがない気がするんだけど、『小さいときにお母さんが枕元でよく読んでくれて、大好きだった絵本って何?』ってきいたら、『ピーチ・ボーイ(桃太郎)』って言ったんですよ(笑)。桃太郎の話が大好きだったらしいのね。その辺になってくると、『どうして桃太郎だったんだろう?』とかって思うけどね(笑)。18歳のときに交換留学で日本に来て、日本に1年近くいて、埼玉県のほうで古き良き時代の日本の生活をして、トイレはポチャンだし、食べものは畑からとってきて、朝はお味噌汁にたくわんに煮干とか、そういう生活を1年経験しているの。そのあとで、いろいろなことをやっていますけど、いずれにしてもそういう原点を持っている人なので、東洋的なものの考え方に対してはものすごく・・・、いや、東洋的というよりホリスティックっていうかさ、自然界の全ての仕組みの中での自分の位置というのを考える。木について、水について、火について、土について、そういうことに対する思いもものすごく東洋的な、分かりやすい人です」

●そして、出演者のもうひとかたが日本人女性だそうですね。

「高野孝子さんという方で、今、差しあたって『どういう人なの?』っていうことになれば、環境教育家という言い方をしたら分かりやすいかな。彼女の好きなところは、実は彼女は犬ぞりとスキーだけで、女性2人と男性3人の計5人の国際チームで北極圏を縦断しているんですね。で、人力で北極圏を渡るって半端じゃないんですよ。それをやり遂げた女性ですから、ただでさえすごいわけですよ。で、そのときにそりにコンピューターとバッテリーを積んでいて、極点ですから、人工衛星っていうのは我々が住んでいるところだとしょっちゅう上を通ってくれますけど、北極点に近いところだと、地平線から1日5分とか15分くらい顔を出して、また地平線に沈むっていう場所なのに、そのときに自分の1日の旅をコンピューターから衛星に送って、その衛星から世界中の子供たちへ、その日の旅の様子を伝えるということをやり続けていたわけ。で、僕が一番感動したのが、途中、犬がクレパスに落ちたりして、命の危険がいくらでもあるわけですよ。バッテリーとコンピューターなんか積んでいたら、それこそ本当に命が危ないから、『絶対捨てろ!』ってベテランの男性隊員は言ったんだって。なのに、高野さんとアメリカ人の女性は子供たちに伝えるということをやり続けるために、絶対捨てなかったというね。これが僕が感動した理由。ひとつは人間が体の中に持っている、極地のような『絶対ダメだ!』って思うところで生き延びるような、そういう力を発揮するというのがひとつ。それと、最先端の科学技術でしかできない、人工衛星を使って世界中の子供たちにそのことを伝えるっていう、矛盾する2つのことをちゃんと最後までやった女性であるというところが、素敵だと思った最初の理由ですよね。で、当然のように今のような活動が結果として生まれている。新潟県の南魚沼にお住まいなんですけど、そこで伝統のやり方でお米を作って、子供たちがそこで色々なことを学ぶ。去年、稲刈りの撮影に2日間行ってきましたけど、本当に素敵だったね」

第七番のもうひとつの章が「霊性の原風景」

●今のところ第七番の出演者は、アンドリュー・ワイルさんと高野孝子さんで、もうひとつの章というのが「霊性の原風景」だそうですが、これについてご説明いただけますか?

龍村仁さん

「霊性って日本語的にはおどろおどろしい様相がまだみんなの中にはある気がするけど、英語で言うとSPIRITUALITY(スピリチュアリティ)ってことですから、スピリチュアリティっていう言葉は逆に普遍的になっていますよね。で、俺が言う霊性っていうのは、非常に単純に言って、私たちが生きているっていうのは、自分の努力とか自分の個性によって生きているのは間違いないけど、同時に見えない大きな力によって生かされているというのも間違いないことで、自分が生きていると同時に大きな命の繋がりの中で生かされているという、これは頭で分かることではなくて、体全体でそのことを感じ取ること、生かされているということの体感といってもいいかな。これが霊性で実感としてない、体感としてないという状態がガイアを病気にするだけではなくて、昨今の色々なおぞましい事件がいっぱいあるじゃないですか。テロみたいなものもそうだけど、関係のない人を大勢殺すことによって、アイデンティティを見つけようとするとか。
 自分が生かされていて、しかも、ほかの命に生かされている、あるいは、ガイアの36億年の叡智に生かされているっていう体感があると、自分以外の存在をめったやたらに抹殺すればいいとか、自分の満足とか、そんなこと絶対に起こってこないですよ。それが霊性という意味ですから、そういうのをしょっちゅう忘れるのが人間だけど、忘れるけど、思い出し続けるようにしなきゃいけないし、映画を観てそういうのをふっと思い出す、霊性の蘇りというのかな、そういうことなんです」

●そんな「地球交響曲/ガイアシンフォニー」の第七番はいつぐらいに私たちは観られそうですか?

「えっとですね(笑)、2009年中には観られる形にして、2010年春に上映ができればいいなと思っています。これは、あとから分かったんだけど、霊性の原風景の中の撮影のスタート点を、去年の7月に奈良の山奥の天川弁財天社にしたんですね。で、そこの宮司がとんでもない人で、60年に1回しか開帳しない日輪大弁財天という像があるんだけど、俺もあるのは知っていたけど、見たことがなくて、本当は60年に1度だから、これから30年近く開帳しないはずだったんだけど、突然、開いたわけなんですよ。それを撮影のきっかけにしようと。日輪弁財天っていうのは弁天様だけど、日輪ということは太陽だから、太陽が開いて、また閉じるというので、直感で撮影を開始しようと。そうしたら、そのあと気がついたんだけど、今年の7月に何があるか知ってる?」

●何があるんですか?

「皆既日食が日本列島のそばを通るの。昼間にお日様が丸々隠れて、また出直すっていう」

●ちょっと待ってくださいよ。これは古事記的に言う天岩戸の・・・。

「そう。ま、分からないけど、そういうときがあるというのが分かったわけよ。だから、そうすると今回の『ガイアシンフォニー』の撮影のクランクインが日輪弁財天の開帳と同時で、7月の皆既日食にクランクアップするかとかね。でも、そういう思いを持っているわけ。でも、アンドリュー・ワイルが本に書いていたよ。皆既日食に出会うときに人間、あるいは生命体がどういう影響を受けるかというのを本に書いていましたよ。そういうことも含めて、それくらいのスケールで自分を見ないと、今の問題って分からないと思うの。どうしても目先のことだったり、みんながCO2削減って言っているからCO2削減って、悪いって言っているわけじゃないんですよ、本当に必要なことなんだけど、そこだけ見ていないで、自分が生きているっていうこと自体が、僕は38億年の地球って言ったけど、本当はもっと言うと、宇宙誕生から太陽系の段階から全部繋がっていて、で、差しあたって全ての地球の命のエネルギーの根源は太陽ですから、太陽に関する意識っていうのをちゃんと持つことっていうのは、とても重要なことだとかね。僕は日向ぼっこが子供時代に大好きだった理由が分かりましたよ」

龍村監督と奥さまのゆかりさんの共著「地球(ガイア)の祈り」

●龍村仁監督と龍村ゆかりさん、ゆかりさんは監督の奥さまであり、「地球交響曲/ガイアシンフォニー」のプロデューサーでもいらっしゃるんですけど、お2人が昨年「地球(ガイア)の祈り」という本を出されているんですが、これはどういう本なんですか?

「初めての共著ですけど、一応、第四番、第五番、第六番の色々な撮影の裏話とか、私の思いとか、彼女がどう見ていたかというのが書いてある本なんですけど、初めて、私自身ではなくて、プロデューサー側の目で見てみるとっていうのがあって、僕もすごく新鮮でしたね」

●ましてや、ゆかりさんは第五番の出演者でもありますもんね。

「期せずしてね」

●なので、その辺も龍村仁監督が描いていない裏の部分っていうのも、ゆかりさんが書いている部分で読み取れるんじゃないかと思うので、皆さんも是非、読んでいただきたいと思います。「地球(ガイア)の祈り」という本です。まだまだ第七番の撮影は続くでしょうし、この先も少しずつ変化をしながら完成に近づいていくと思うのですが、来年2010年の春、「地球交響曲/ガイアシンフォニー」の第七番を観られることを楽しみにしています。今日はどうもありがとうございました。

「どうもありがとう」

このほかの龍村仁さんのインタビューもご覧ください。
AMY'S MONOLOGUE〜エイミーのひと言〜

 『地球交響曲(ガイアシンフォニー)』という映画は私にとっては心のバイブル。そのときどきの自分の心と向き合うために立ち止まるきっかけをつくってくれる映画です。また龍村監督とお話していると、いつもワクワクする一方で、とても落ち着いた気持ちになれる・・・。だから監督とお会いしたあとはいつも“いい顔”になるんです。
 そんな監督が70歳を迎える来年2010年の公開を目指して撮影中の『第七番』。今のところ出演者はアンドリュー・ワイルさんと高野孝子さんのおふたりですが、もしかしたらもうひとかた増えるかもしれないそうです。
 私も『第七番』を“共に奏でる仲間”に加わって、2010年の春、完成した作品を観るのを楽しみにしたいと思います!

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ドキュメンタリー映画『地球交響曲(ガイアシンフォニー)』の「龍村仁」監督情報

『地球(ガイア)の祈り』

龍村仁さんと龍村ゆかりさん共著
地球(ガイア)の祈り

角川学芸出版/定価1,680円
 龍村監督と、奥さまであり、プロデューサーの龍村ゆかりさんのおふたりが書いた本。21世紀の『地球交響曲』の歩みと、チンパンジー研究家、ジェーン・グドールさんやクジラの研究を行なっているロジャー・ペインさんほかのメッセージなども収められている。
 

 『地球交響曲(ガイアシンフォニー)第七番』を共に奏でる仲間を募集中
 ドキュメンタリー映画『地球交響曲(ガイアシンフォニー)第七番』が現在、2010年春の公開を目指して制作されています。
 『地球交響曲/ガイアシンフォニー』という映画は、「自主上映会を開いて下さる人たち、そして上映会に足を運んで作品を観て下さる人たちこそが、本当の意味でスポンサーなんだ」という龍村監督の意向で『第四番』から、少しずつ形を変えながらも「ひとコマ・スポンサー」という、映画を観る側の私たちがスポンサーとして映画の制作資金に協力するというシステムを取り入れています。そして現在、『第七番』を“共に奏でる仲間”を募集しています。
 ひとつは「寄付」という形。金額は任意となっていますが、1万円以上の場合、特典のひとつとして『第一番』から『第六番』までのエッセンスをまとめた「特別編集DVD」がプレゼントされます。また、5万円以上の場合は、更に龍村監督と出演者のスペシャル・トークを収録したDVDや『第七番』のメイキング映像などが収録されたDVDなどももらえるそうです。
 ほかにも、団体や企業などによる「協賛」も受け付け中なので、皆さんもぜひ『第七番』を“共に奏でる仲間”に加わってください。
 詳しくは「龍村仁事務所」のホームページをご覧ください。

 龍村仁事務所のホームページhttp://gaiasymphony.com/

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オープニング・テーマ曲
「ACOUSTIC HIGHWAY / CRAIG CHAQUICO」

M1. HEAVEN IS A PLACE ON EARTH / BELINDA CARLISLE

M2. YOUR IMAGINATION / BRIAN WILSON

M3. A LITTLE WALTZ / DREAMS COME TRUE

ザ・フリントストーン・インフォメーション・テーマ曲
「THE CARRIAGE ROAD / JIM CHAPPELL」

M4. I FEEL THE EARTH MOVE / CAROLE KING

M5. HERE COMES THE SUN / THE BEATLES

M6. GAIA / JAMES TAYLOR

エンディング・テーマ曲
「THE WHALE / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA」
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