2009年10月11日

環境イベント「SEA TO SUMMIT」取材レポート・第1弾

今週のベイエフエム/ザ・フリントストーンは、環境イベント「SEA TO SUMMIT」取材レポート・第1弾です。
SEA TO SUMMITの模様
SEA TO SUMMITの模様SEA TO SUMMITの模様
SEA TO SUMMITの模様SEA TO SUMMITの模様

 今週10月11日と、来週18日は、先日、鳥取県の西部で開催された環境イベント、「SEA TO SUMMIT」の模様をお送りします。
 海から山の頂上を目指すという意味の「SEA TO SUMMIT」、発案者は、この番組ではお馴染みモンベルの会長、辰野勇さんなんですが、どんな内容のイベントだったんでしょうか。イベントの舞台となった、鳥取県西部の皆生・大山(かいけ・だいせん)まで取材に行ってくれた、この番組初登場のレポーター、長澤ゆきさんにレポートしていただきます。

 

エイミー(以下:エ)さて、今週から2週にわたって、鳥取県で開催された環境イベント、「SEA TO SUMMIT」の模様をお送りするTHE FLINTSTONE、さっそく取材に行ってくれた、この番組初登場の長澤ゆきさんをご紹介しましょう。こんばんは。

長澤ゆき(以下:ゆ)エイミーさん、よろしくお願いします。

(エ)こちらこそ、よろしくお願いします。

(ゆ)エイミーさんは鳥取というと何を思い浮かべますか?

(エ)やっぱり「鳥取砂丘」かなー。

(ゆ)ですよねー。私も鳥取って行ったことがなかったので、行く前は砂丘、梨、最近だと水木しげるさんの妖怪のイメージだったんですけど、実は鳥取って羽田空港から米子空港まで1時間とちょっとで行けるんですね。で、場所の説明なんですけど、中国地方の北東にある横に長い県で、東西におよそ120キロあるそうです。そして、北は日本海に面していて、非常に美しい海と山があります。で、実は気象的には割と雨の多い地域でもあるんですね。で、冬には雪も積もりますが、気温は比較的暖かで非常に過ごしやすい地区だと思います。
 そんな鳥取県の西部にある皆生・大山で9月19日と20日に環境イベント「SEA TO SUMMIT 」が開催されました。この「SEA TO SUMIT」なんですけど、初日は皆生海浜公園で開会式や環境シンポジウムなどが行なわれ、翌日に皆生の海から大山という山の頂上を、カヤック、自転車、そして登山、ハイクで目指すスポーツ¥イベントが開催されましたが、今週は初日の開会式、そして環境シンポジウムをメインにご紹介します。
 では、開会式の模様からお送りしましょう。実行委員長であるモンベル会長、辰野勇さんによる、「SEA TO SUMMIT」開催の趣旨説明です。

実行委員長のモンベル辰野勇会長のご挨拶
実行委員長のモンベル辰野勇会長のご挨拶

辰野さん「私と大山の関わりは45年前にさかのぼるわけですけど、ずっと山登りでお世話になった山です。そして、ご当地、皆生はご存知のようにトライアスロンの発祥の地ということで、今回、改めて『SEA TO SUMMIT』という一種のトライアスロンではありますが、泳ぎではなくカヤック、そして自転車、それもアップヒル。そして、あとは登山という本邦初の試みをご当地、米子・大山で繰り広げさせていただくことができました。本当にありがとうございます。今回の大会の趣旨はトライアスロンに違いはないんですけど、競技ではない。もちろん、それぞれの中でのチャレンジですから、それぞれの中でのベストを尽くしていただくというのをもちろんのことですけど、忘れてはいけないことは、今回のイベントはあくまで海と里と山がひとつの自然環境として繋がっているというのをもう一度思い起こしてもらう。そういった環境を楽しみながら、汗をかいていただくというのが趣旨ですので、がんばっていただくのはもちろん結構なんですけど、あんまり頑張りすぎずに、周りを十分見渡して、景色を楽しみ、いい汗をかいていただきたいと思います。」

 

(エ)競技という形ではなかったんですね。

(ゆ)そうなんですよ。「SEA TO SUMMIT」という名前からも分かるように、環境を意識したシンポジウム、で、それに合わせて、皆生が発祥の地のトライアスロンというスポーツがありますので、それに似た、運動もして環境にも触れていただこうというイベントだったんですね。

(エ)これは世界で初めての開催ということなんですけど、今回は韓国からも参加された方がいらっしゃったそうですね。

(ゆ)そうなんです。お隣、韓国からもたくさんの方が参加されて、賑やかでしたよ。

(エ)辰野さんのあの口調でしたけど、盛り上がった感じが伝わってきますね。開会式はどこでやったんですか?

(ゆ)開会式は皆生の海の近くの皆生海浜公園という海が一望できる場所だったんですけど、屋外だったので、すごく開放的な開会式でした。

(エ)気持ちのいい場所だったんですね。ロケーションがいいだけでも気分的に盛り上がっていきますもんね。

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(エ)番組初登場のレポーター、長澤ゆきさんに、先日、鳥取県で開催された環境イベント、「SEA TO SUMMIT」の取材レポートを届けてもらっている今週のTHE FLINTSTONE、ゆきちゃん次は?

(ゆ)はい、次は環境シンポジウムの模様をお送りします。作家、C.W.ニコルさんの、「森から未来をみる」というテーマの基調講演のあと、辰野勇実行委員長の進行によるパネル・ディスカッションが行なわれました。パネリストは「SEA TO SUMMIT」の大会長でもいらっしゃる鳥取県知事の平井伸治さん、海洋ジャーナリストで海洋緑化協会のキャプテン、内田正洋さん、そして、C.W.ニコルさんです。その模様をどうぞ。

皆生海浜公園で行なわれた環境シンポジウム
皆生海浜公園で行なわれた環境シンポジウム。
左から辰野会長、海洋ジャーナリストの内田正洋さん、C.W.ニコルさん、鳥取県の平井伸治知事。

 

辰野さん「まずは平井知事、突然ではありますが、この県の素晴らしさはもちろん自然だと思うんですね。で、今回の『SEA TO SUMMIT』のひとつのテーマでもある海、里、山がひとつの自然の循環が形成されているということなんですけど、その中で特に森の部分に関して特に鳥取県は力を入れて政策をやられていますけど、その辺のところをご披露いただけますか?」

平井知事「鳥取県も役割を果たそうということで、全国に先駆けて色々なプロジェクトをやっています。例えば、森林環境保全税っていう税金のお願いをしているんです。これ僅かです。年間でコーヒー1杯分くらい協力してくださいという住民税の上乗せをしているんですけど、これのおかげで森の中でボランティアで入っていったり、また、山がどんどん深くなって、窒息しそうになっている森を助けてあげようということで、間伐を強制的に行なう。そういうお金の原資になっているわけであります。また、共生の森といいまして、今日もそこにサントリーさんもハッピが見えますけど、サントリーさんとかコカコーラさんには共生の森のスポンサーになっていただいているんですね。鳥取では企業さんに貢献をしていただいて、地元と協力して森を守ろうってプロジェクトを進めています。私、就任して2年半になりますけど、この間に10くらい、そういう森ができました。今、12もできまして、そういう共生の森というプロジェクトをやったりしております。こういうように、森に対して色々手をかけていこう、そういう営みが鳥取で始まっていることを、まずはご紹介を申し上げたいと思います。」

辰野さん「ありがとうございます。そこで、内田さん。彼が今取り組んでいるのは、森っていうこともさることながら、実は海にその答えがあるんだっていうことで、彼は一生懸命、海洋緑化協会という協会を作りまして、ついこの間から代表として活動しているんですけど、その辺の説明をしていただけますか?」

内田さんと辰野さん
怪しいおじさんふたり(笑)
内田さんと辰野さん。
 

内田さん「海にも森があるわけですね。海の森っていう言い方は、普通は藻場っていうんですけど、40年くらい前までの日本の海っていうのは、世界でもっとも豊かな森だったんです。僕が記憶にある海は仙崎湾っていうところなんですけど、僕が高校生くらいまでは春先になると湾中にホンダワラがブワーッと生えてきて、僕の親父が海上保安官なんですけど、そこの湾から外海に出るまでにホンダワラが船のスクリューに絡むとか、そのくらいすごかったんですね。で、農家の人はそのホンダワラを刈りに来て、畑の肥料にしていたとか、そういうのが普通だったんですよ。ところが、この20年くらい、僕がシーカヤックを始めたころは、日本中どこにいっても海藻は豊かだったんですけど、この10年くらいで、カヤックを漕いでいてパドルが海藻に絡みつくっていうことがどんどん減っているなって実感していたんですね。
 で、磯焼けっていう言葉があって、これは伊豆の方言なんですけど、海の中から植物がいなくなって、白い石灰藻、サンゴ藻っていうのがいて、それも藻類なんですけど、その藻類が岩を覆ってくると、他の海藻が生えなくなって、当然、魚もいなくなってっていう状況を磯焼けって言うんですね。この磯焼けがこの40年で日本中の沿岸を覆っているんです。で、さらに悪いことに、この40年間で日本は海岸線をほとんど埋め立ててきたんですね。海岸線を埋め立てるっていうのは、浅いところを埋め立てるってことで、藻場を埋め立てているわけですね。だから、この40年間で日本の海岸線っていうのは、どんどん海の森を消滅させてきた歴史なんですね。本当にこの10年くらいで日本の沿岸漁業の漁獲量は激減し、漁師さんもどんどんいなくなっているんですね。今、日本でシーカヤックをやっている人達って20万人くらいいると思うんですけど、今はもうそっちの人口のほうが多いくらい。

 そういうことを現場でずっと体験しながら、畠山重篤さんという宮城県の気仙沼で漁師をやっている方が、去年、『鉄が地球温暖化を防ぐ』っていう本を書いたんですね。で、彼は森から来る栄養分の中でもっとも大事なのが鉄分だっていうことに20年前に気付いていたんですね。で、世界でも海洋学者達が海にある鉄分っていうのは非常に微量なんですけど、もちろん地球上の生命体っていうのは鉄分がないと生命体が生まれないんですね。その生命体の核である鉄分が海には非常に少ないんですけど、とても大事な要素としてあった。それがさらに鉄分さえ消えてしまったっていう状況になっているってことをはっきり言い始めたんですね。で、3年くらい前から微量の海の鉄分の濃度もようやく量れるようになったんですね。それで、どんどん検証していくと、結局、陸上の森があることによって、その森から海に鉄分が流れていって、その鉄分が海の森を作っていて、その海の森が海の生物、魚やクジラまで養っていたっていうことがはっきりと分かったんですね。それで、僕は協会を作ったんです。」

辰野さん「このままいくと彼の講演会になってしまいますのでちょっと止めますけどね(笑)」

 

(エ)内田さん、熱かったでしょ?(笑)ちなみに内田さんのお話にあった畠山さんなんですけど、この番組にも出演してくださった畠山重篤さんという気仙沼の漁師さんなんですね。「森は海の恋人」を合言葉に気仙沼の上流に木を植える植林活動なんかもやっている方なんですけど、内田さんの話を聞いてどうでした?

(ゆ)実は私、趣味でダイビングをやるんですね。で、海に潜っていて「確かに10年前くらいと比べて、最近はお魚が少なくなった気がするなぁ」とは思っていたんですけど、まさかここまで深刻だとは思っていなかったのでビックリしました。

(エ)山や森に木を植えるのは当たり前なんだけど、海の中の森も緑にしていかなきゃいけない。畠山さんは「地球は本来、青ではなく緑なんだ」とおっしゃっていたんですけど、そんな熱い内田さんの講演会のようになっていましたが(笑)、後半もパネル・ディスカッションの模様をお送りします。

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(エ)今週のザ・フリントストーンは、先日、鳥取県で開催された環境イベント、「SEA TO SUMMIT」の取材レポート第1弾としてレポーターの長澤ゆきさんにレポートしてもらっています。

(ゆ)はい。引き続き、初日の9月19日に皆生海浜公園で行なわれたパネル・ディスカッションの模様をお送りします。進行は実行委員長、辰野勇さん。辰野さんはパネリストの1人、C.W.ニコルさんにこんな質問をしていました。

ニコルさんと記念写真、番組初登場のレポーター、長澤ゆきさん
ニコルさんと記念写真、番組初登場のレポーター、長澤ゆきさん。

辰野さん「ニコルさんね、今の内田君の話は山の栄養分、特に鉄分が海に流れ込んで藻場を作る。すなわち海を育て、魚を育てるっていうお話だったと思うんですけど、一方、逆に海の栄養素が山を育てているっていう話を以前からニコルさんはおっしゃっていますよね。そのお話を聞かせていただけますか?」

ニコルさん「以前、カナダの西海岸の少数民族のお年寄りが僕に言ったのが、『昔、シャケ(サーモン)は森を作った。森を作ったのはシャケだ』ってことなんですね。当時の僕には理解できなかったんですけど、十数年前にクマのドキュメンタリーを作ったときにある科学者に会ったんです。その科学者の研究ではクマをたくさん見ようと思ったら、シャケがあがったときに川に集まってくるから、川に集まっているクマを見ていたそうなんです。彼の計算では、1頭のクマは1年で大体700匹のシャケを川からとるそうなんですね。よく映像でクマは川の中でシャケを食べていますけど、実際、大きなシャケだったら大体は川の中で食べないんですね。クマも川から上がってゆっくり食べたいから、森の中に運んで食べるんです。食べるのはイクラとか柔らかいところと、頭くらいで、あとは森に捨ててしまうんですね。その後はあわてて川に戻って、またシャケをとる。だから、1頭が1年でとる700匹のシャケのうち、6割くらいは森の中に捨てています。ものすごく臭いですよ。
 その科学者の研究はクマの研究だったんですけど、クマがシャケを捨てている森を調べてみたら、木が立派で病気が少ないっていうことが分かったんです。そして、彼はシャケの体が捨てられることとによって、森に影響があるんじゃないかと思ったんですね。でも、どうやって調べるかというと、年輪なんですね。木からボーリングをして、太い鉛筆のようなものを木から出します。それで年輪が数えられるんですね。

森から未来を見る」をテーマに講演中のC.W.ニコルさん。
「森から未来を見る」をテーマに講演中のC.W.ニコルさん。

 カナダは各川、大体100年位前から、人間がどれくらいのシャケをとっているかのデータを取っています。クマがどれくらいとっているかは分からないけどね。だから、豊作の年が分かるのね。で、豊作の年にはやっぱり木の年輪が太いんですよ。でも、証拠が必要です。この木の中で海から来たもの(栄養分)はあるかどうか。それが量れるかどうか。それがひとつだけあったんです。それが窒素。我々の体、周りに窒素がありますけど、海に安定元素の窒素があるんです。それは量れるんですよ。安定元素は人間の肉になっても、魚の骨になっても、クマのウンチになっても、木の年輪になっても安定していて量れるんですね。その安定元素は普通、陸にはないんです。じゃあ、シャケの豊作の年に木の年輪に窒素の安定元素が入っているかどうか。それが、バッチリ入っていたんです。そこで、同じ川でも、滝になっていたり、砂防ダムになっていたりしてシャケがあがれないところの川に近い木はどうか。木は同じ種類、雨が降る量も同じ、土壌も同じ、天気も同じ。そこはクマがシャケを落としていない。木の伸び方がシャケがある森は、ない森と比べて2倍半あったんですね。病気も少ない。
 その研究結果が出て、林野界にものすごい影響があって、今まで彼らは協力的じゃなかったんですね。どんどん伐採して、浸食が起こってシャケがあがらなくても関係ないって感じだったけど、今は材木会社がシャケがあがる川の工事にはものすごく協力的です。我々、海へのサイクルは分かっていたけど、サイクルは戻るべきなので、これからは淡水漁業が森のためにもなる、海のためにもなるって私は深く信じています。」

 

(エ)ニコルさんのシャケのお話も面白かったでしょ?

(ゆ)ビックリしました。これからは私、シャケを食べたら山に持って行こうと思います(笑)。

(エ)(笑)。クマさんがいて、シャケさんがいて、それで森が潤って、我々もおいしいものが食べられて、キレイなお水が飲めるわけですもんね。

(ゆ)全部繋がっているんだなって改めて実感しました。

(エ)そんなニコルさんなんですけど、クマさんみたいなニコルさん。実は歌も歌うんです。

(ゆ)そうなんですか!

(エ)シャケのことを歌った曲「SWIM AWAY」を聴いていただきましょう。

(放送ではここで、C.W.ニコルさんの「SWIM AWAY」を聴いていただきました)

★        ★        ★

(エ)今週はレポーターの長澤ゆきさんを迎え、先日、鳥取県で開催された環境イベント「SEA TO SUMMIT」の模様を紹介してもらっています。

(ゆ)はい、続いては鳥取県の観光情報をお届けします。まず、鳥取の名産はいろいろあるんですが、そのひとつが梨です。鳥取は二十世紀梨の生産が全国一ということで、鳥取県倉吉市に「鳥取二十世紀梨記念館」があります。その記念館で現在、梨まつりを開催しておりまして、無料で二十世紀梨などが試食できるんですよ。

(エ)あー、食べたい!

(ゆ)この梨まつりは11月8日まで。鳥取に行かれたらぜひお立ち寄りください。続いても「食」です。11月6日からいよいよカニ漁の解禁! 11月の第4土曜日の「鳥取県・松葉ガニの日」に合わせて、県内の漁港で楽しいイベントが開催される予定です。とれたての松葉ガニを本場・鳥取でご賞味ください。そして、このコーナーのラストは平井伸治・鳥取県知事から、リスナーのみなさんにメッセージです。

鳥取県の平井伸治知事と。
鳥取県の平井伸治知事と。

平井知事「飛行機で一足飛びです。ここは羽田空港から1時間でやってこられるところなんですね。で、温泉もありますし、海も山もリゾートが楽しめるところです。鳥取県内には温泉地が10ヶ所ありまして、できれば10泊していただいて(笑)、すべての温泉を楽しんでいただければと思いますが、まずは、皆生温泉。海から湧き出る温泉なんです。今から100年ちょっと前に発見された温泉なんですね。海から湧き出るものですから、人間の体の中の成分と同じようなミネラル分が豊富に含まれているんです。ですから、美しい方はますますキレイになりますし、それなりの方もそれなりにキレイになると思います(笑)。楽しんでいただければと思います。」

 

(ゆ)実は私も皆生温泉、入ってきちゃいましたー!

(エ)美しい方はさらに美しく! かわいい子はさらにかわいらしく! ゆきちゃんを見ると分かります!

(ゆ)それなりのほうかもしれないんですけど(笑)、本当にお肌がツルツルになるんですよ。エイミーさん、触ってみてください!

(エ)もう結構日が経っているんじゃないの!?(笑)

(ゆ)そうなんですけど(笑)、実はこの皆生温泉は平井知事もおっしゃっていたように、ミネラルが豊富なので、タラソテラピーってあるじゃないですか? ああいった感覚でお肌にミネラルをたっぷり入れられるので、美容にはピッタリの温泉だと思います。

(エ)行きたーい!

モンベルの大山店から仰ぎ見る大山。
モンベルの大山店から仰ぎ見る大山。
 

(ゆ)ということで、ぜひ、梨とカニと温泉を楽しみに、鳥取県にお出掛けください。詳しくは鳥取県観光情報のホームページを見てください。

(エ)今週は先日、鳥取県で開催された環境イベント、「SEA TO SUMMIT」の取材レポートを、この番組初登場のレポーター、長澤ゆきさんに届けてもらいました。どうでしたか?

(ゆ)普段生きていて、なかなか環境って考えることがあまりなかったんですけど、こういった美しい山と海を見ながら、環境について考えると実感が湧きますし、すごくためになりました。

(エ)来週の第2弾はどんなレポートになりますか?

(ゆ)はい、来週は、いよいよ「SEA TO SUMMIT」のハイライトともいえるレースの模様をメインにお送りします。シーカヤックと自転車とハイク(登山)で、1709メートルの大山の頂上を目指すこの大会、大変な盛り上がりを見せていました。そんな大会に向けて、鳥取県の平井伸治知事、そして、CW.ニコルさんがこんなコメントを寄せてくださいました。

 

平井知事「鳥取県は日本海に面して、大山、弓ヶ浜半島、皆生温泉と色々な資源があるんですね。これを思う存分満喫していただくには素晴らしいフィールドだと思います。今まで日本で行なわれていなかったことですが、まずは大海原をカヤックで渡る。それから急峻な山道がありますが、自転車で駆け上がる。さらには、山頂を目指す。1709メートルの弥山(みせん)を目指すという雄大なドラマがチームの中で生まれると思っています。こうして『SEA TO SUMMIT』が日本デビューをして、ますます色々なところに広がっていけばいいなと思います。」

ニコルさん「これだけ素晴らしい海と山があって、それをみんなでイベントを通して仲間と一緒にカヤックと自転車とハイキングで楽しむ。誰でもちょっと訓練すれば出来るよ。そういう自然の中でいい仲間が作れるということは最高にいいんじゃないですか。」

 

(エ)ますますレースが楽しみになってきました。ゆきちゃん、来週もよろしくお願いします。レポーターの長澤ゆきさんでした。ありがとうございました。

(ゆ)ありがとうございました。

 

このほかの環境イベント「SEA TO SUMMIT」取材レポートもご覧ください。

 

AMY'S MONOLOGUE〜エイミーのひと言〜

 スポーツと自然/環境の両面から楽しめる「SEA TO SUMMIT」のようなイベントって、私はとても素敵で大事な催しだと思います。スポーツを通して、またアスリートたちの応援をするために現地に行くことで、自然の素晴らしさを体感し、更には人間がどれだけ自然/環境を左右してしまうのかをも感じてもらえる。そんな体験をした人たちはきっと自発的に自然/環境を大切にしようと行動してくれるのではないかと思います。
 今回のイベントではレースの前夜祭としてシンポジウムも開かれましたが、こうやって事前に開催地である鳥取県のことはもちろん、フィールドとなる海や山、森の自然についてみんなに知ってもらい、意識してもらうこともとても大切だと思います。

 来週はいよいよ「SEA TO SUMMIT」から海から山の頂上を目指すレースの模様をお届けするわけですが、今回番組初登場の長澤ゆきさんがどんなレポートをしてくれるか今から楽しみです!

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鳥取県観光情報

 「SEA TO SUMMIT」の舞台となった大山のほか、平井県知事のお話にも出てきた皆生温泉の情報や、鳥取砂丘などの観光地や自然、また食、歴史、温泉など、様々な観点から鳥取県の観光情報が盛りだくさんのサイト。是非、ご覧下さい。

株式会社モンベル内「SEA TO SUMMIT」のサイト

 実行委員長を務めた辰野勇さんが会長を務める株式会社モンベルのホームページ内にある「SEA TO SUMMIT」のページ。当日のコースや大会規定のほか、協議の結果などもアップされています。

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オープニング・テーマ曲
「ACOUSTIC HIGHWAY / CRAIG CHAQUICO」

M1. LET'S GO / THE CARS

M2. FEEL SO HIGH / DES'REE

M3. EVERGREEN / MY LITTLE LOVER

ザ・フリントストーン・インフォメーション・テーマ曲
「THE CARRIAGE ROAD / JIM CHAPPELL」

M4. SWIM AWAY / C.W.NICOL

M5. FUN DAY / STEVIE WONDER

エンディング・テーマ曲
「THE WHALE / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA」
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