2014年8月2日

「宇宙博2014」取材リポート!
〜宇宙開発の歴史、そして未来〜

宇宙博2014

 今週は、現在幕張メッセで開催中の「宇宙博2014」の取材リポートをお送りします。連日大盛況の宇宙博に潜入して、国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」や、小惑星探査機「はやぶさ」の実物大モデルなどをしっかりチェックしてきました。ご案内いただいたのは、宇宙航空研究開発機構・JAXAの広報部・副グループ長の黒川怜樹(さとき)さんです。その黒川さんの解説による「宇宙博」の見所をたっぷりお届けします。

宇宙は人類の夢

●今回は、現在幕張メッセで開催中の“宇宙博2014”の取材リポートをお送りします。これから会場の中を回っていきたいと思いますが、宇宙博をご紹介していただくのは、宇宙航空研究開発機構・JAXAの広報部・副グループ長の黒川怜樹さんです。よろしくお願いします!

「よろしくお願いします」

●今回の宇宙博のテーマは何ですか?

「タイトルが“SPACE EXPO 2014〜NASA・JAXAの挑戦〜”ということで、人類が宇宙にかけた夢と希望を多くの方に見ていただきたいという想いで企画しました。人類の宇宙への旅たちというと、1957年に旧ソ連が人工衛星・スプートニクを打ち上げたところから始まっているんですが、今回の宇宙博では、その旅たちの前に“人々は宇宙をどういう風にイメージしていたのか”を体感していただきたいと思い、最初に“宇宙を夢見た人たち”というコーナーを作りました。」

●早速、中に入りましょう! たくさんの写真が貼ってありますが、写真の方たちはどういった人たちなんですか?

「“ジュール・ヴェルヌ”という宇宙をテーマに書いていた小説家ですが、そういった小説家や科学者など、自分なりの観点で宇宙を捉えていた人の写真を展示しているコーナーです」

●宇宙に行く前、こういった方たちが「宇宙ってどんなところなんだろうか?」と想像していたんですね。

「一言でいうと“イマジネーションの宇宙”といえると思いますが、その次が“リアルな宇宙”のコーナーになります。つまり、我々が宇宙のアクセスを手に入れたときですね。右はソ連のフルシチョフ、そして左がアメリカのケネディ大統領です。米ソという世界二大大国が宇宙にチャレンジしていた時代ですね。それをここに展示しています」

●さらに先に進みますと、テレビがありますね。

「これは有名なケネディの演説で『自分たちは1960年代に人を月に送り込むんだ!』ということを国民にアピールしたときの演説ですね」

●すぐ傍に気になるものがあるんですが、宇宙をモチーフにしたパジャマやおもちゃがありますよね!

「これは宇宙をテーマにした子供向けのおもちゃですね。パジャマとか色々なものがありましたね」

●ということは、この時代、宇宙はみんなの夢だったんですね!

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宇宙開発がキッカケで“アレ”が生まれました

●私たちは今、会場中央の奥の方に進んできましたが、パッと見ただけでもかなりの展示物がありますよね。今回、何点ぐらいの展示物があるんですか?

「今回はNASA、JAXA、国内外の関係機関から全部で500点近い展示物を用意しました」

●見るだけでも一日中楽しめますね! そして、今回はNASAの展示物もあるというところが注目するところですよね。

「そうですね。コーナーは全部で4つありまして、JAXAコーナー、NASAコーナー、火星探査コーナー、未来の宇宙開発コーナーがあります」

●そして、今回NASAから初めて海外に持ち出されたものがあるそうなんですよね?

「この後ご覧いただきたいと思っていますが、火星探査車キュリオシティですね。これはアメリカ外に初めて出たもので、日本初公開となります」

●それは楽しみです! そして、今私たちの目の前にあるオレンジと白のテントのようなものは何ですか?

「これも非常に貴重なものなんです。最後のアポロ・ミッションだったアポロ17号で使われたパラシュートです。宇宙飛行士たちが月面旅行を終え、このパラシュートで地球に帰ってきたんです。そのときに使われた実物を展示しています」

●だから、一部分が焦げてるんですね!

「そうですね。帰ってくるとき、宇宙船は非常に熱くなっていますので、それに(パラシュートが)触れることで焦げてしまうんです。これを見ていただくことで、よりリアリティを感じていただけるのではないでしょうか」

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※そして取材班はスペースシャトル“アトランティス”の展示のところに移動しました。

「これがスペースシャトル“アトランティス”の実物大模型で、コックピットの部分を見ることができます。スペースシャトルは135回のフライトをしたんですが、このアトランティスは最後のフライトをしたスペースシャトルになります」

●そのアトランティスの中に入ることができるんですか?

「はい。コックピットの様子を見てみましょうか」

●中に入るのは初めてなので、ドキドキします!

「非常に貴重な機会だと思いますよ」

●かなり色々な装置がありますね。

「ボタンだけでも数百はありますね。相当大きなテクノロジーじゃないでしょうか。シートに座ってみますか?」

●いいんですか!? 椅子は全部で4つありますが、後方の椅子に座らせていただきます。おっ! フカフカですね!

「座り心地いいですよね。実は、スペースシャトルって地上での生活に大きく貢献してくれているんです。例えば、打ち上げされる際、重力の影響をすごく受けるんですね。地上の重力を1Gとすると、宇宙に行くときに受ける重力は4倍の4Gかかります。それだけ大きな重力から体を守るために“テンピュール”という素材を開発しました」

●今、たくさんの人がベッドや枕で使ってますよね!

「そのテンピュールができたのは、スペースシャトルがキッカケだったんですね。重力から体を守るために作られたテンピュールが今では私たちの睡眠を支えてくれています。ということで、スペースシャトルは私たちにたくさんの恩恵を与えてくれました」

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※そして取材班は、小惑星探査機“はやぶさ”の展示スペースにきました。

「“はやぶさ”は世界で初めて月以外の天体からサンプルを持ってきました。2003年から2010年の7年間、色々なトラブルなどがありましたが、最後は帰還してくれました」

●“奇跡の生還”と言われて、映画化もされましたよね。

「多くの人に夢と希望を与えてくれたんじゃないかと思います」

●今、目の前にあるのが、その実物大の模型ですか?

「そうですね。本物と同じ大きさです。満身創痍ではありましたが、“よくぞ、ちゃんと帰ってきてくれた”っていう気持ちでいっぱいですね」

●この“はやぶさ”が小惑星イトカワから持ってきた微粒子を見ることができるんですよね?

「今回、“はやぶさ”が小惑星イトカワから持ってきた微粒子の本物を持ってきましたので、是非皆さんに見ていただきたいと思います」

●本物が見られるなんてすごいですよね!

「そうですね。地球は今から50億年ぐらい前にできましたが、その間に風化したり、水や地殻変動などで大きな変化が何度もありました。でも、小惑星イトカワは生まれたときの姿そのままを残しているので、まさに“タイムカプセルのようなもの”といえると思うんですね。それを探ることで、太陽系がどうやってできたのか、我々がどうやって生まれたのかというヒントになると考えられています」

●ということは、人類誕生の秘密が分かったりするかもしれないんですね?

「そうですね。このはやぶさは、2010年にミッションを終えましたが、今年の冬にこれの後継機“はやぶさ2”が打ちあがろうとしていますので、また新たな発見を我々にもたらしてくれるのではないかと期待しています」

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野口聡一さんから子供たちへのメッセージ

※人類誕生の秘密に迫る微粒子を見ることができるというのは、夏休み中の子供たちにとっても良い経験になるんじゃないかなと思いますが、そんな子供たちにむけて、宇宙飛行士の野口聡一さんからメッセージを頂きました。

野口さん「今年はなんといっても若田飛行士の活躍で、宇宙飛行や国際宇宙ステーションの認知度がすごく上がったと思います。そういう意味で、若田さんの活躍に留まらず、アポロだったり、歴代の宇宙飛行士たちの活躍をここで見てもらって、夏休みの自由研究のテーマの1つとして“宇宙”を選んでほしいなと思います」

野口聡一さん
「宇宙博2014」のトークイベント後に
「きぼう」日本実験棟(実物大)にサインする野口聡一宇宙飛行士

日本が一番大きい!?

※次に国際宇宙ステーション・日本実験棟“きぼう”の展示スペースに来ました。

●これが“きぼう”ですね。私もテレビで見てました! 若田さんがいたところですよね?

「5月に若田さんが帰還しましたが、その若田さんが活躍したフィールドが、この“きぼう”です。結構大きいですが、3つのパートに分かれていて、“船内実験棟”という実験施設、そして、上に何か乗っかっていると思いますが、あれは“船内保管室”という保管庫です。そして、外にある“船外実験スペース”で、宇宙空間にさらすことで、物や材料がどう変わるか、またはカメラを付けて天体観測をしたり地球観測をしたりするところですね。全長16メートルぐらいで、幅が4メートルぐらいという、かなり大きなものですが、これが宇宙にある実験施設としては最大なものなんです」

●日本のものが一番大きいんですね!

「そうなんです。実は、日本が一番大きい実験スペースを持っているんですね」

●そう考えると、日本の技術力ってすごいんですね!

「世界に誇れるテクノロジーですよね」

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●中に入りたいんですが、いいですか?

「いいですよ」

●やったー! これは実物大の模型ですよね?

「そうですね。今回のために1から作りました。例えば、ネジが全部で3万本ぐらいあるんですが、位置や形を一緒にするために用意しました」

●そこまで全て同じなんですね。あ、“きぼう”と書いてある暖簾(のれん)がありますね!

「実はこれ、本物の国際宇宙ステーションにも同じものがあるんです。これは星出宇宙飛行士が組み立てミッションのためにフライトしたときにかけたものなんですが、『“おもてなしの心”をここでも』ということで、暖簾をかけています」

●左右に色々な機械があります!

「この中では様々な実験が行なわれています。何か音が聴こえますね」

●しゃべり声が聴こえますね。これは何ですか?

「これは若田さんもそうですが、“きぼう”に取り付けられているロボットアームを操縦する操縦卓なんです。そして、この音は若田さんがロボットアームを操縦するときに地上と交信した本物の音声なんです」

●そうなんですか! これは貴重なので、聴いてみましょう。

※ここで、放送ではその音声を聴いていただきました。

「最後に“ありがとうございました”っていう日本語が聴こえたかと思いますが、これは筑波宇宙センターとの交信のときに残された音声ですね」

●実際に聴いてみると、臨場感がありますね!

「是非ともここに1人でも多くの方に立っていただいて、まるで自分がロボットアームを操作しているような体験をしていただきたいて、その中から若い方、特にお子さんに将来の宇宙飛行士、もしくはJAXAの仲間が生まれたらいいなと思って、こういったものを用意しました」

●疑似体験ができて、ワクワクしますね! お、これは何ですか?

「“エアーロック”という、きぼうの特徴の1つです。これは宇宙と船内を繋ぐ玄関なんですが、ここから物資や材料を外に出したり、外にある材料を回収したりします。これも実験でよく使われてますね」

●実際には、ここを開けると、外は宇宙空間なんですね! そう思うと、すごくワクワクしますね!

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日本初公開! キュリオシティ

※火星探査コーナーに来ました。

●今私たちの目の前には、大きな車のようなロボットのようなものがありますが、これは何ですか?

「これはNASAの火星探査車キュリオシティの実物大モデルです。大きさが3メートル、重さが900キログラム、時速が90メートルです」

●90“メートル”なんですか!?

「非常にゆっくりしていますが、このキュリオシティにはロボットアームの先にはドリルが付いていますが、このドリルで火星の表面を削り取って、表面にある鉱物などがどういったものでできているのかを自分で分析して地上にデータを送ってくれます」

●自分で分析するんですか!?

「そうなんです。大変賢いんですよね。さらに17台のカメラが付いていて、ありとあらゆる画像を地球に日々送ってきてくれています」

●頭のような部分があって、そこに目のようなものがありますが、あれがカメラなんですね。

「あれもそうですね。そして、これが今回の目玉の1つなんですが、普段はNASAのJPLというラボラトリーにあるんです。それが今回初めてアメリカの外に出ました。つまり、日本初公開となります」

●それはすごく貴重ですね!

「ここでしか見ることができないものですね」

●なぜ今、火星探査に力を入れているんですか?

「そうですね。火星は地球に一番近い惑星なので、火星がどうやってできたのか、どういう素材を持っているのか、生物がいるのかどうかが世界中で注目されているんです。なので、火星探査をしています」

●最近では水が見つかったりして、「火星人がいるんじゃないか」という希望が持てるニュースがありましたよね。

「そうですね。いたら非常に面白いと思いますね。先ほど、火星は地球に一番近いと言いましたが、2年2ヶ月に1回、地球に最接近するんです。しかし、最接近したとしても、片道250日ぐらいかかる距離なんですね。でも、その250日を諦めていては新しい発見ができないので、NASAや他の機関を含めて、みんなで火星に行こうと頑張っています」

●もしかしたら、近い将来、地球人が火星に住むかもしれないですね。

「ただ、火星は行くまでに250日かかるということ以上に、気温が温かいときは25度ぐらいなんですが、寒いときはマイナス100度以下になりますし、大気も95パーセント以上が二酸化炭素なので、このままでは火星で生きることができませんが、まずは火星がどういった星なのかを調べ、そこからそこに住むためにはどうしたらいいのか、その足がかりとなるミッションが今行なわれています」

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宇宙にエレベーターで行ける時代が来る!?

※人類が宇宙を夢見ていた時代から宇宙への旅立ち、そして宇宙にかけた希望を知ることができる今回の宇宙博2014。これからの私たちの宇宙への夢はどんな風に広がっていくのでしょうか?

「“宇宙エレベーター”っていう言葉を聞いたことがあるかと思いますが、テザーという紐を使って宇宙空間を結ぶことで、エレベーターのように宇宙を行き来しようという野心的なミッションですね」

●宇宙にエレベーターで行ける時代が来るかもしれないんですね!

「時代が変わりましたね。今では色々な手段で宇宙に行こうとする人が出てきていますね」

●今回展示を見て、宇宙を夢見ていたころから、アメリカとソ連が開発を進め、今では宇宙に基地のようなものがあって、そこで実験をしているんですよね!

「昔はアメリカとソ連の二大大国の時代でした。そこから国際宇宙ステーションに代表されるように、複数の国が一緒になって宇宙を目指すというプレイヤーの広がりがありました。ただ、それまでは国や政府がやっていましたが、今では民間にまで広がりました。ということは、プレイヤーが増えることで敷居が下がることで、宇宙がより身近な存在になっていると思います」

●もしかしたら、私たちも明日宇宙に行くことができるような時代が来るのかもしれないんですね。

「そうですね。今は宇宙に行く値段が下がって、2,000万円ぐらいで行けるようになりました。これから先は、さらに料金も下がってくると思いますので、いつか『今週末、宇宙に行ってきます』という人が出てくる時代が来るかもしれないですね」

●そうなってくると、私たちの生活はどういう風に変わっていくのでしょうか?

「もちろん、新たな発見をもたらしてくれると思います。先ほどスペースシャトルのときにお話したテンピュールもそうだったように、新たなチャレンジによって、新たな発見や新たな知見を得ることができます。それが、我々の生活をより豊かにすると思います。そういったいい循環が宇宙開発から生まれてくるんじゃないかと思います」

●あと、「宇宙から地球を見ると、すごく美しい」って皆さん言うじゃないですか。そういった地球に対する見方も変わってくるかもしれないですね。

「そうですね。宇宙ならではの視点で地球を見ると、非常にキレイですよね。私も仕事柄、宇宙飛行士の方にお話をうかがう機会があるんですが、『空いた時間に何をしているのか?』って聞くと、『スペースシャトル、または国際宇宙ステーションの窓から地球を眺める』っていう答えが多く返ってくるんですね。それはボーダレスなキレイな宇宙から見た地球から与えられるインスピレーションって大きいんじゃないかと思いますね。またそれを見ることで、“地球の環境を大事にしよう!地球を守ろう!”という意識が強くなってくるんじゃないかと思います」

●この宇宙博で子供たちが展示物を見ることで視野が広がって、地球を見る目が変わってくるんじゃないでしょうか。

「そうですね。今回の67日間の展示を通じて、将来の宇宙飛行士、または未来のJAXAの仲間たちが1人でも多く生まれたらいいなと思っています」

宇宙博2014

YUKI'S MONOLOGUE 〜ゆきちゃんのひと言〜

 今回の宇宙博を見せていただいて、いつの時代も宇宙は私たち夢と希望を与えているんだということを改めて感じました。そういえば、私も子供の頃、宇宙飛行士の毛利衛さんが宇宙に旅立つその瞬間をドキドキしながらテレビの前で見守っていた思い出があります。そんなドキドキ・ワクワク感を、今回の宇宙博では大人からお子さんまで味わうことが出来ると思うので、ぜひ夏休みにお出かけになってみてはいかがでしょうか。

INFORMATION

宇宙博2014

 現在幕張メッセで開催中の宇宙博。副題に「NASA・JAXAの挑戦」とあるように、NASAとJAXAの協力のもと、開催されているのが大きな特徴。展示エリアは「NASAエリア」「JAXA・日本の宇宙開発エリア」「未来の開発エリア」そして「火星探査エリア」に分かれています。展示物の中でもひときわ目を引くのが、実際内部に入れる「国際宇宙ステーションISS」の日本実験棟“きぼう”の実物大モデル、初めて国外に持ち出され、展示されている火星探査車キュリオシティの実物大モデル、そして小惑星探査機“はやぶさ”が持ち帰った小惑星イトカワの微粒子など見所がたくさんありますので、是非足を運んでみてください。

◎開催:9月23日(火)までの毎日午前9時30分から午後5時まで
   (入場は閉館の30分前まで)
◎会場:幕張メッセ国際展示場10・11番ホール
◎入場料:当日大人2,500円、高校・大学生1,500円、小・中学生900円、小学生未満無料
◎詳しい情報:宇宙博2014のオフィシャルサイト

今週のオンエア・ソング

オープニング・テーマ曲
「GRACIAS / LARRY CARLTON」

M1. アポロ / ポルノグラフィティ

M2. 未来は霧の中に / 松任谷由実

M3. A SKY FULL OF STARS / COLDPLAY

M4. New World / カサリンチュ

M5. SPACE COWBOY / JAMIROQUAI

M6. WHEN YOU WISH UPON STAR / LOUIS ARMSTRONG

エンディング・テーマ曲
「THE WHALE / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA」