2018年6月30日

シャチの知性〜家族の強い絆

 今週のベイエフエム/NEC presents ザ・フリントストーンのゲストは、写真家・水口博也(みなくち・ひろや)さんです。

 水口さんは1953年、大阪市生まれ。京都大学・理学部で海洋生物学を学んだあと、出版社に勤め、自然科学系の書籍を編集。1984年にフリーランスとして独立し、世界中の海をフィールドにクジラやイルカ、シャチなど、海洋哺乳類の撮影を続け、数々の写真集を発表されています。特に35年前から観察と撮影を続けているシャチへの思い入れは強く、その思いは、岩波書店から出された新刊『世界の海へ、シャチを追え!』に反映されています。
 今回はそんな水口さんに、徐々に明らかになってきたシャチの興味深い生態や特徴などうかがいます。

豊かな海の象徴!

※bayfmリスナーにとっては鴨川シーワールドのシャチがおなじみかもしれませんが、野生のシャチはどんな感じなのでしょうか。

●やっぱり野生のシャチっていうのはかっこいいですか?

「かっこいいですね。それと、私の職業は写真家ですから、“フォトジェニック”という意味でもいい動物ですよね、白と黒にくっきりと塗り分けられていますので」

●大きさはどうですか?

「オスだと大きいもので体長9メートルくらい。メスだと一回り小さくて7メートルくらい。体重はオスだと8〜9トンくらいで、メスだと4〜5トンですね。もちろん、それでも十分大きいですけど。」

●大型バスくらいですか?

「長さはちょっと短いぐらいですかね。ところがシャチって体が太いので、例えばジャンプをした時の姿を見ると、ものすごくボリューム感があるんですよね」

●実際に目の当たりにしたらすごい迫力でしょうね! イルカとかクジラって、割と寿命が長いイメージですけど、シャチはどうなんでしょうか?

「特にシャチは長いです。普通に上手く生きると、メスだと80年ぐらい生きるんです。オスだと、本当に長いと60年くらい。おそらく、平均的には40年くらいだと思うんですけど、それくらい生きるんです。そうすると、人間とほぼ同じですよね。ちょっと前まで人間もそれくらいの平均寿命だったと思うので。」

●メスの方が長生きなんですね(笑)。

「それも人間と一緒ですね(笑)」

●基本的にはどこに生息しているんですか?

「地球上の海、全部にいます! シャチといっても、いわゆるクジラの中の1種ですけど、今、クジラの仲間って90種ぐらいいると言われているんですね。その中でシャチが最も広い分布域を持っているんです。北極の氷の間から熱帯域、さらには南極の氷の間まで、地球上の海、全部に棲んでいます」

●それって全部、同じシャチなんですか?

「これにはすごく難しい問題があって、少しずつ説明できればいいなと思うんですけど、地球上全部をひとつのシャチが動き回っているわけではなくて、それぞれの場所でそれぞれの群れが棲んでいるんですね。なので、それぞれの海に適応した暮らしをしている。
 そうすると、これもちょっと人間と似ているんですけど、日本人は日本人なりの暮らしをしているし、イギリス人ならイギリス人なりの暮らし、アメリカ人ならアメリカ人なりの暮らしをしているように、(シャチに関しても)そう思っていただくと、大変わかりやすいです。
 だから、例えばカナダの太平洋側にいるシャチは、その場所なりの暮らしをしているわけですね。ちょうど僕、北海道の知床から帰ってきたばかりなんですけど、羅臼や知床の海域に棲んでいるシャチも、その場所なりの暮らしをしています。そのあたりは自分にフィードバックしながら考えられるので、そこがかなり面白いですね」

●面白いですね! 日本の近くにいるシャチはどんな暮らしをしているんですか?

「それについては残念ながら、観察の歴史が浅いので、あまりよくわかってはいないです。ただ時々ですけれども、シャチがアザラシを食べているのが観察されたとか、胃の中にはイカが入っていたとか、そういう形で少しずつわかってきています」

●例えば、地形や海流だったりで、世界のシャチが共通して好む条件っていうのはあるんですか?

「ひとつはやっぱり、海が豊かっていうことですね、シャチはかなりのエサを要求するので。そうすると、赤道を含めて南極から北極まで分布すると先ほど言いましたけれど、エサが多い所はどこかというと熱帯域ではなくて、どっちかというと寒い所、緯度の高い所なんです。比較的寒くて、魚やアザラシ、クジラがたくさんいる所が圧倒的に多いです」

●じゃあ、シャチは豊かな海の象徴ということですか?

「ええそうです、シャチは豊かな海の象徴ですね!」

シャチはマザコン!?

※シャチはそれぞれの地域で、群れで暮らしています。一体、どんな群れなのでしょうか。

「シャチは哺乳類ですから、お母さんとの絆は大変強いんですね。実際におっぱいをもらうのは1年半くらいなんですけど、基本的にはお母さんと一緒に暮らすことが長いんです。世界的なシャチの生態が100%わかっているわけではないんですけれども、いくつかのよく調べられている海でいえば、お母さんの群れで一生を過ごすというシャチも結構多いです。なので、おっぱいをもらわなくなっても結局、社会や家族のつながりとして、死ぬまでその群れで過ごすということが割と多いです。
 子供がメスであれば、いずれは自分が子供を持ちますよね。そうすると少し、お母さんの群れから離れることもあります。けれども完全に離れてしまうわけではなくて、ある程度はやっぱり近いところにいるんですね。男の子は完全にお母さんにべったりなので、どんなに成長してもお母さんの群れにいます」

●マザコンなんですね(笑)!

「マザコンですね」

●基本的には群れで暮らすんですね。シャチってすごく強いので、群れで暮らさなくても十分生きていけるんじゃないかな、なんて思っちゃうんですけれども、そうじゃないんですね。

「実際には(独りでも)生きられるかも知れないですね。ただ、やっぱりイルカだとかシャチっていうのは、群れで暮らすことを基本に進化してきたような生き物なので、シャチの家族の絆っていうのは、多くの動物が持つ絆の中でも、相当に強い絆だと思います」

●具体的に、すごく絆を感じたエピソードはありますか?

「ひとつはよく観察している場所で、カナダ・アラスカの太平洋側に棲んでいるシャチですね。このシャチはお母さんとおばあちゃんを中心とした群れでずっと棲んでいます。一番長く生きているところでいうと、4代ぐらいが共存してひとつの家族を作っている群れがいるんですね。つまり、ひいおばあちゃん、おばあちゃん、お母さん、子供ですね。
 本来、多くの動物はお母さんが子供を育てるんですけれども、シャチはたまに、おばあちゃんも面倒をみるんですよ。なので、おばあちゃんっ子なシャチもいる。そういうのは、なかなか他の動物では見られないところですね」

●不思議ですね! 本能で子供を育てるのはわかるんですけど、おばあちゃんも孫を育てるんですね。

「これは本能じゃないんです。学習なんです。おばあちゃんが育てるというのはなぜかというと、これはまさにおばあちゃんの知恵袋で、若いお母さんだと上手くいかないところをおばあちゃんが手助けすることがあるんですね。
 最近分かってきたのは、シャチの場合、子供を産まなくなってからが、すごく長生きなんです。面白い論文があって、シャチには更年期があるっていう論文が最近出ているんです(笑)。つまり、その期間は何かというと、家族や社会に自分が生きてきた能力を還元しているんですね。だからそれは本能ではなくて、そこで学ぶことはお母さんが学ぶこともあれば、子供が学ぶこともあるけど、学習で得たもので相当生きていっているんです。そういう意味でも、私たち人間に近いと言えるかもしれません」

●学習できるっていうことは相当、知能が高いんでしょうね。

「そうですね。難しいのは、知能っていう言葉を使うと、僕たち人間の物差しで測ってしまうので、極端にいうと計算ができるかとかが関係してきてしまうんですが、(人間とシャチとでは)物差しが違うので、知能や知性のあり方ってずいぶん違うとは思うけれども、それをひっくるめて言えば相当知能は高いんだろうと思います」

●この前、たまたま “人間は年寄りをいたわるようになって、すごく思いやりの心ができたことによって生き延びられた”っていう内容のテレビ番組を見たんですが、その考えでいくと、シャチも思いやりの心があるということですね。

「本当にその通りですね。イルカとかシャチの頭が大きくなってきた一番の要因って何かというと、やっぱり社会性なんですよね。社会の中でどうやって上手くやっていくか。
 それまでの動物っていうのは、エサをいかに上手く獲るかとか、敵からいかに上手く逃げるかっていうのが、進化を推し進める一番大きな力だったんですね。ところが、人間やイルカ、シャチがそうなんですが、あるところからもう、エサを獲るとか敵から逃げるって普通にできることなので、社会の中でいかに上手くやっていくかっていうことが、進化を推し進める大きな原動力になっている。それがやっぱり、大脳を大きくしていったんですね。
 だから、社会の中で上手く振る舞えるシャチが、一番優れたシャチだったりするんです。それは、ある意味で人間と同じですよね」

同じでも違う!?

※「海のギャング」と言われたシャチ。どんな獲物も大きな身体を使って一撃必殺! そんなイメージありますが、実際はどうなんでしょうか。

「先ほど、シャチって強いだろうとおっしゃっていましたが、なかなか大きなクジラって襲えないんですよ、シャチにとっても強敵なので。大きなクジラを襲おうとすると、20〜30頭ぐらいのシャチが集まらないと、大きなクジラは襲えないんです。
 協力しながらコミュニケーションをとって狩りをしないといけないので、その場合は非常にコミュニケーションを取り合っていると思います。それから、大きなクジラでなくても、例えばサケやマスなどの、大きな魚の群れを獲る時も、みんなが効率よく獲るために囲ったりするわけですが、それはもう人間の狩りと同じで、コミュニケーションをとりながら大規模な狩りをするわけですね」

●先ほど、シャチには地域性があるというお話がありましたが、狩りの方法も地域によって違いますか?

「全然違いますね。それも考えれば当然のことで、サケの捕り方、アザラシの捕り方、クジラの捕り方はおのずから違うので、それに合わせた捕り方をちょっとずつ自分達で編み出して、工夫して進化させているんです。なので、その場ごとにシャチができていっている。
 そういうことが多くなってくると何が起きるかっていうと、隣の海域にいるシャチとは違う暮らし方をするわけですよね。そうすると本来、同じ“シャチ”という種類なんだけど、暮らし方がどんどん離れていくわけですよ。暮らし方が離れると、群れ同士の交流というのが希薄になってくる。そうすると、(同じ“シャチ”でも)どんどん違う生き物になってくるんです。

 なので、今までは地球上のシャチは一応、1種だと言われていたんですけど、最近地球上のシャチが全部調べられて、あまりにも(他のシャチと)違う暮らしをしているシャチがいるので、“これ、1種にしていていいの?”という疑問が今、湧いているところなんです。ひょっとすると、近い将来、今まで僕たちがシャチと呼んでいた種類が、何種類かに分けられるという状況になりつつあります。

 そして、長く暮らしているとちょっとずつ体つきや顔つきが変わってくるんです。確かに僕たちが見ても“このシャチはあの場所のシャチだよね”“このシャチは南極のあの辺に棲んでいるシャチだよね”っていうのが、よく見ていると分かるぐらいの違いはあるんですよ。それをそろそろ複数の種にしませんか、と言い出している学者の人たちもいます」

●じゃあ、今はまさに、シャチ界が変わるかもしれない時なんですね!

「まさに揺れ動いていますね。それは今までより圧倒的に、世界中のシャチの暮らしぶりが研究されて、その差が際立って僕たち人間の目に見えてきたからなんですけどね」

●例えば、そういうちょっと違うシャチのグループが出会ったとしたら、そのグループ同士でケンカしたりとかはするんですか?

「それはあんまりよくわからないです。1箇所、僕が知っているところで観察できたのは、複数の違う暮らしをしているシャチが出会おうとした時に、なぜか片方(の群れ)が急にUターンをして接触を避けるという例ですね。そういう例は僕たち自身、いくつかは観察しています」

●うまく共存しているんですね。

子犬のようなシャチ!?

※今までたくさんのシャチと出会ってきた水口さん。そんな水口さんが忘れられないシャチは、どんなシャチなんでしょうか。

「今では野生のクジラやシャチを観る人が多くなったため、僕たち自身は一歩引いて観ている状態ではあるんですけど、当時はそんな余裕はなくて、できるだけ観たいと思っていましたね。
 水中でシャチと出会いたいなと思っていて、ちょうど僕がその頃観察していたシャチっていうのは、魚ばかり食っているシャチで、まず危なくなかったので、ちょうど群れが泳いで来る前方にあった海藻の森に僕は潜んでいたんですね。
 すると、親はやっぱり先に気づいて、僕の存在を避けたんです。その後に子供が2匹やって来て、しばらく僕たちの周りをぐるぐる回って、ちょっと向こうに行っては、またちょろちょろっと僕たちの様子を観に来る。なんか、逃げたいんだけど面白いからまた観に来る、というような状況だったんですね。
 しばらくすると、水の濁りの向こうからお母さんのキュイーンっていう声がすごく響いたんですよ。それで一目散に子供達は飛んで行ったんですけど、その時は本当に子犬を見ているみたいで、かなり強い思い出に残っているシーンですね」

●そんなに人間の近くに寄って来るんですね!

「僕らもやっぱり、彼らの生活の舞台に土足で踏み込みたくはないので、あまり強引には入らないんですけど、例えばボートのエンジンを止めてプカプカ浮いていると、横からシャチが顔を出してくることは、もちろんあります」

●まさにアニメ『七つの海のティコ』のような世界ですね!

「目と目が合う距離で向こうも見ているというのは、どこでも起こります」

●どんなことを思って見ているんでしょうね(笑)。

「どうなんですかね…。ここ1週間、僕は羅臼と知床でシャチを観ていましたけど、その時も船のそばに来て顔をポコポコ上げて、船の上の人間を見ていましたね」

●それって、個体によってすごく人懐っこかったり警戒心が強かったりするんですか?

「多分、そういうのもあると思います。世界中のシャチの様子を見ていると、個体差は間違いなくありますね。だから、ボートに平気で寄って来る個体とか、あまり寄って来ない個体だとか、お母さんの陰に隠れるとか……個性は間違いなくあります」

●忘れられないシャチはいますか?

「これも昔にカナダでずっと観察していた時ですけども、太い海藻の茎があったんですね。シャチはそれを噛むんです。噛むと海藻に歯型がつきますよね。噛み切るんじゃなくて、歯型をつけて、また別のところを噛んで歯型をつけるという遊びをやっているシャチがいました。そのシャチが海藻を離した時に、僕たちがそれを海面で拾って別の場所に投げると、またその海藻を噛むんですよ(笑)」

●じゃれているようですね(笑)。

「だからそういう時って、イルカもそうなんですけど、遊びってルールが必要じゃないですか。子供同士で遊ぶ時って、野球にしても鬼ごっこにしてもルールを学ぶものですが、野生動物と人間との間でも、ふいにルールができる時があるんですね。それで、お互いにそのルールを理解する。
 例えばイルカは泳いでいると時々、海藻を背ビレや胸ビレに引っ掛けて、僕たちのところに来て、その海藻を離すんですね。それって何かというと、僕たちにその海藻をつかんで泳げと言っているんですね。それで僕たちがしばらく泳いでから離すと、またイルカがそれを引っ掛けてしばらく泳いで、また離す。それってもう、ルールが成立しているんですよ。シャチと海藻で遊んだ時も、どうすればいいかっていうのが、お互いに瞬間的に理解できているんです」

●通じ合えるんですね!

「彼らの頭の働きというか、知性の働きがどのようなものかっていうのは、物凄く想像できますよね」

頂点にいるがゆえの脆さ!?

※ミュージック・シーンに大きな影響を与える、世界的なDJであるカルヴィン・ハリスが先日、自身のライブ会場で販売する飲み物のストローの使用を全面中止することを発表して話題になりました。「有害なプラスチックの影響を軽減したいので、行動を起こすことにした。他の会場や世界中の会場も後に続いてくれることを願っている」とハリスはコメントしているんです。
 実はこのプラスチックが今、シャチにも大きな影響を与えているそうなんです。一体どういうことなんでしょうか。

「海の中の汚染だとかっていうのは、やっぱり進んでいるところがあるんですね。自然界の汚染って、プランクトンに蓄積したもの(汚染物質)が小魚に食べられることで(小魚に)濃縮されて、その小魚を食べた大きな魚に濃縮されて……そうなると、シャチっていうのは生態系の頂点なので、最も(汚染物質が)濃縮されているんです。

 それがここ最近、物凄くよくわかってきて、地球上の生き物の中で特に、魚を食べるシャチではなくて、アザラシやイルカを食べるタイプのシャチに最も蓄積していることがわかってきたんです。実は、これは凄く危険なレベルまで溜まっているんです。特にヨーロッパのような人口密集地に近い所のシャチっていうのは、非常に高濃度に溜まって子供が産めなくなっているシャチもいるぐらいなので、かなり大きな問題になりつつあります」

●そうすると先ほど、シャチは世界中にいるけれども、地域ごとに別の種かもしれないくらいの違いがあると言っていましたが、その群れがもし絶滅しちゃったら、もう代わりはきかないわけですよね。

「そういうことです。今まではシャチ1種だと、“シャチを守りましょう”と言えば、“シャチという種が残っていればいいんでしょ?”と考える人もいた。ところが今は、世界中にいるいろんなシャチが、種に別れないかもしれないけれど、少なくともかけがえのない、それ独自の暮らしをしているので、それぞれが守られないとダメなんです。そういう意味では、危機が迫っているシャチの群れは結構、出てきています。それは、シャチが生態系の頂点に位置するがゆえに、他の生き物よりも、より切羽詰った問題になっているんです」

●それぞれのシャチをしっかり観ていく必要がありそうですね。

「本当にその通りですね。特に南極とか北極とかっていう、人の生活から遠い場所はさておき、アメリカにせよ日本にせよヨーロッパにせよ、産業活動が近くにあるとか、人間の暮らしが近くにあるところに棲んでいるシャチは、かなり注目して観ていかないといけないですね。これはいずれ、他の動物の運命でもあるし、僕たち人間の運命でもあるので、そういう意味ではかなり注意を喚起してくれている動物ではあると思いますね」

●何か私たちにできることってありますか?

「ひとつはやっぱり、そういう産業廃棄物って僕たちが消費することからきているので、いかに消費的あるいは浪費的な生活をしないかということ。それから化学物質とか汚染っていうと、目に見えないものだから僕たちにはわかりにくいけど、最近海岸に打ち上がるクジラとかシャチ、イルカのお腹を開いてみると、プラスチック・ゴミで埋まっていることがあるんですよ。

 要するにプラスチック・ゴミって消化できないから、胃の中がそれで詰まっちゃって死んでしまったんですね。それが思いのほか、凄い量なんです。それは自ずから人間が海に捨てたもので、それって目に見えるものだから僕たちにもやりようがいろいろあると思うんです。

 海に行かない人でも、ここ(日常生活)で捨てたプラスチック・ゴミはいずれ、下水を通って海へ流れます。それを捨てなければ海へ流れるゴミがひとつ減るので、そういう日常のゴミをひとつ出さないところからでも、そういう動物を守っていくというきっかけになるんだろうなと思います」

※この他の水口博也さんのトークもご覧下さい。

YUKI'S MONOLOGUE 〜ゆきちゃんのひと言〜

 シャチは強さだけでなく「賢さ」と「家族の絆」で海の王者になったんですね。そんなところはまさに私たち人間と同じ、なんだかシャチに親近感が湧いてきちゃいました。

INFORMATION

『世界の海へ、シャチを追え!』

新刊『世界の海へ、シャチを追え!

 岩波ジュニア新書/ 税込価格1,015円
 カナダやアラスカ、アルゼンチン、ノルウェーなどの海に生息するシャチの生態などが、分かりやすく書かれています。また内容もさることながら、巻頭にある水口さんのシャチの写真も、迫力満点です!
 詳しくは、岩波書店のオフィシャル・サイトをご覧ください。

 その他、水口さんの近況については、水口さんのブログをご覧ください。

今週のオンエア・ソング

オープニング・テーマ曲
「(MEET) THE FLINTSTONES / THE B-52's」

M1. FEEL IT BOY / BEENIE MAN feat. JANET JACKSON

M2. OCEAN / SLIGHTLY STOOPID

M3. FEELING JUST THE WAY I DO / JEFFREY FOSKETT & JEFF LARSON

M4. WOULDN'T IT BE NICE / THE BEACH BOYS

M5. ALL TOGETHER NOW / THE BEATLES

M6. MY WAY / CALVIN HARRIS

M7. WILL YOU BE THERE / MICHAEL JACKSON

エンディング・テーマ曲
「THE WHALE / ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA」