2008年2月17日

プロウィンドサーファー/海洋冒険家、中里尚雄さん
「桜海洋横断〜命のバトンタッチ・リレー」出発前電話インタビュー

追記(2008年4月13日)
 鹿児島の桜島から沖縄の辺戸岬までウィンドサーフィンで横断する『桜海洋横断〜命のバトンタッチ・リレー』に挑戦する予定だったプロウィンドサーファー/海洋冒険家「中里尚雄」さん。2月17日の放送では準備に追われる鹿児島から電話出演して下さり、そのときは3月に入ってからスタートする予定で準備していると話していらしたのですが、天候などの条件が整わず、残念ながら今回は挑戦を見送るとの連絡が番組に入りました。「中里」さんから来たメールの一部をご紹介すると:
『海洋横断の準備に追われているうちに冬も過ぎてしまいました。冬型の気圧配置で吹く北風を期待しての南下横断を予定していたため、今回の海洋横断は仕切り直しせざるを得なくなりましたことをご報告させていただきます。なにぶん自然相手に風向き優先となりますので不安定な春と秋は避けようと思っております。今なお、すべてが未定ですが、夏の南風(この場合は沖縄から鹿児島に北上)、もしくは、次の冬に鹿児島から南下する従来のコースをとれるまで延期とさせていただきます。ご迷惑をおかけして本当に申し訳ございません。あらためて準備が整い次第、今後の動向をご報告させていただきます。
長きにわたる延期となってしまいますが、自然が応えてくれる正しい時期に従いスタートを合わせていこうと思っております』
とのことです。周りの大きな期待を背負いすぎて、無理をするのではなく、自然が応えてくれる時期に従うという「中里」さん、番組としてはその時期が来るのを楽しみに待ちたいと思います。

中里尚雄さん

 昨年11月4日にこの番組に出てくださったプロウィンドサーファー、そして海洋冒険家の中里尚雄さんがいよいよ、鹿児島の桜島から沖縄の辺戸岬までウィンドサーフィンで横断する「桜海洋横断〜命のバトンタッチ・リレー」に挑戦します。予定では3月初旬に桜島を出発することになっていますが、現在、鹿児島で準備に追われる中里尚雄さんに電話でお話をうかがってみました。

●中里さーん!

中里さん「はーい! こんばんは。お久しぶりです」

●準備のほうはどうですか?

中里さん「順調に進んでおります」

●昨年、お話をうかがっていたので、いよいよという感じがするんですけど、今のところの予定では3月の初旬に出発だそうですが、予定通り出られそうですか?

中里さん「こればっかりは分からないですね。予定していても天候が荒れてしまったり、凪ぎってしまったりすると、遅らさざるをえませんからね」

●ウィンドサーフィンはお天気次第、風次第っていうところがありますもんね。

中里さん「そうですね。左右されますね」

●島伝いに南下していくそうですが、1日の移動距離っていうのは、10数キロから90キロくらいだそうですね。

中里さん「そうですね。短いところで10数キロで、長いところでは90キロっていうのがありますね」

●90キロっていうと、風にもよると思いますけど、どのくらいの時間がかかるんですか?

中里さん「どうでしょうねー。これも全部、風次第なので、速ければ4時間から5時間くらいかなぁ。でも、分からないなぁ。7時間くらいかぁとは見てますけどね」

●ゴールの沖縄の辺戸岬までは総距離どれくらいあるんですか?

中里さん「全部で650キロです」

●650キロ! 日数でいうとどれくらいを予定しているんですか?

中里さん「順調に行けば2週間、下手すれば1カ月ってところですね」

●宿泊はキャンプでテント生活になるんですか?

中里さん「はい。行く島にコンビニとかスーパーがあれば、テントを張って、そこで食料を調達するんですけど、そういうのがない島もあるんですね。そういうところは仕方がないので、民宿に泊まらざるをえないかなぁという感じです」

●島々では桜を植えるイベントや講演会なんかもあるそうですね。

中里さん「はい。小学校にも呼ばれていますので、是非、来てもらいたいですね。無事に行けたらの話なんですけど、そこで子供達と交流を持って、講演会をしたり、ビーチ・クリーンをしたり、心に残る活動をしていきたいなと思っています」

●今回の旅は「命のバトンタッチ・リレー」というタイトルもついているわけですけど、桜を植えるだけではなくて、現地の人たちとの交流が一番の楽しみじゃないかなという気がするんですが、いかがでしょうか?

中里さん「そうですね。子供がどんな気持ちで待っているかを考えると楽しみですね。背中に背負うのは子供達の夢を書いたハガキなんですね。それを子供達に渡してバトンタッチをして、渡された子供達がまた夢について書いて、また次の島へっていう、とても楽しみですね」

●今回の海洋横断を通してみんなに伝えたいことはどういうことですか?

中里さん「夢と希望を持ってもらいたいということですね。島の子供達も自然を忘れてしまって、インターネットが流行っている時代ですから、ゲームやインターネットをしていて、自然の子供たちなのに、自然を知らないっていう子供たちが増えてきている中、今、必要な心を残していきたいなって思っています」

●すぐ近くの島なのに遠くなってしまっている子供達同士が、中里さんを通じて繋がっていくっていう感じがしますね。

中里さん「そうですね。繋いでいきたいですね」

●お戻りになりましたら、たくさんのおハガキ、そして背負っている夢とともにベイエフエムのスタジオに来ていただいて、またお話をうかがえればと思っています。そのときはよろしくお願いします。

中里さん「よいご報告ができるようにしたいですね」

●旅の模様は中里さんのブログのほうに常にアップされていくのでしょうか?

中里さん「はい。電波が通じるところでしたら、どんどんアップしていきたいなと思っていますので、是非、チェックしてください」

●チェックしながら、私たちも応援しています。体に気をつけて、頑張ってください。

中里さん「はい。体調を崩さないように頑張ります!」

●どうもありがとうございました。

 鹿児島の桜島から沖縄の辺戸岬までの「桜海洋横断〜命のバトンタッチ・リレー」に挑戦するプロウィンドサーファー、海洋冒険家の中里尚雄さんにお話をうかがいました。中里さんにはこの挑戦が終わってから、改めてスタジオでお話をうかがいたいと思っていますので、お楽しみに。また、旅の模様がこまめにアップされるという中里さんのブログも是非、ご覧下さい。

・中里尚雄さんのブログhttp://blogs.yahoo.co.jp/bigwavejaws

■このほかの中里尚雄さんのインタビューもご覧ください。
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