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  一川誠さん  
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P r o f i l e
 
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千葉大学大学院 人文科学研究院 教授。
専門は実験心理学。実験的手法により人間が 体験する時間や空間の特性、知覚、認知、感性における規則性の研究に従事。著書に 『大人の時間はなぜ短いのか』(集英社新書)、『時計の時間、心の時間』(教育評 論社)などがある。



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2019. 3/18-21 ゲストトーク(概略)

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大人になるとなぜ、時間はあっという間に過ぎていくのか?
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時間の長さに関しては、伸びたり縮んだりさせる要因はいろいろあります。一つは注 意の向け方というのがとても大きな要因です。例えばゲームに集中している時は時間 の経過にあまり注意は向きません。

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実は人が感じる時間の長さというのは、時間の経過に注意を向ける回数が多ければ多 いほど長くなるという傾向があります。大人になると割と時間の長さが短く感じる、 それは注意を向ける回数で言うと子供の頃は待ち遠しい事柄が多くて、もういくつ寝 るとお正月というようなことが多々あります。

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しかし、大人になるとお正月は待ち遠しくないわけではないですが、指折り数えて心 待ちにするような体験はあまりないですよね。物事の新鮮さ、時間経過に向ける注意 が、大人になると減ってしまうのです。そんなことが多分あるのだと考えられていま す。

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それ以外に体の代謝も関係します。感じられる時間の長さの大きな要因です。代謝は 子供の頃に比べると年を取るにつれて取って落ちてきます。体温を測るとよく分かる のですが、子供の頃の体温はちょっと高めです。その頃は心の時計がよくくるくると めぐる状態なのです。

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それが年をとるに従ってだんだんとゆっくりになってきます。すると物理的な時間の 流れに比べ、大人の心の時計がだんだんゆっくりになるので思ったよりも時間が経っ ているな、時間が経つのは早いな、と思うことが増えてくる と考えられています。

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それ以外にも同じ時間の長さの中でも体験している出来事が多いと、時間が長く感じ るという傾向があります。例えば大人になると、通勤通学の時間帯では、学校に行 く、あるいは会社に行くというのがひとまとめになってしまう。出来事の数というの が集約されてしまいます。

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子供の頃は、色々な事柄が新鮮で、通学している間にも色々なものが見えたり、色々 な体験をするので時間自体が長く感じるということが起こります。それが生活全般の 中で起こると全体として、子供の頃に比べ大人の体験している出来事の数が減るとい うのもあるので、どんどん時間が短くなっていくということがあるみたいですね。

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