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さまざまな技術開発に携わったエンジニアたちをゲストに迎え、ロボット、宇宙、車、コンピューターなど様々な技術革新と、その技術が生まれた背景に迫ります。日本の技術力は驚くことばかり、未来の見え方がきっと変わるはず。

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第177回 東京製旗株式会社 代表取締役社長 小林達夫さん

2020/2/26 UP!

A-LABO INDEXは、3か月おきにテーマに沿ってお届けしておりますが、
今年2020年1月から3月のテーマは『2020の技術』

前回に引き続き、東京製旗株式会社 代表取締役社長 小林達夫さんをお迎えしました。

写真は、松風さんと小林さん

 

旗の製造会社として80年の歴史を持つ東京製旗株式会社。先週は、番組の後半で旗づくりの工程について、お話を伺いました。今週はその続きのお話から。

☆『日の丸』はとても難しい技術
数多くの国旗を製造されている中で、実は、一番難しいのは日本の国旗『日の丸』とのこと。国旗は表と裏の両面から綺麗に染め抜かなければいけないもの。そのため多くの染料を使います。そして、日本の国旗は白と赤。白いところに少しでもインクが付いてしまうと、絶対にダメ。つまり、多くの染料を使うのに、少しでも汚してはいけないということ。特に注意を払って染めなくてはいけないのだとか。
そして、難しい点は、もう一つ。日の丸は『正円』であること。布の上で印刷すると、歪みやすく、楕円になってしまうことも。人間の目は、少しでも歪んでいると、なんか変だな?と思ってしまいます。
シンプルなデザインは、とても難しい分野。だからこそ、日本の国旗『日の丸』は美しいんです。

番組の後半は、東京製旗株式会社についてのお話。

長い歴史の中で、小林さんが、今振り返って、大変だったと思うのは、社長に就任して間もない頃の、2008年のリーマンショックの時。宣伝や広告のための旗は予算的に後回しにされることもあり、いろいろな会社からの発注が激減してしまったのだとか。ブームもピンチも旗は日本の歴史との関わりが深いということなんです。
現在。東京製旗株式会社は、「自分たちの声をすぐ商品化してくれる会社だ」とSNSで評判になっています。

☆お客さんの要望から生まれた製品・商品化
フィギュアスケートの時に応援で使う旗で、「フリースのような素材の旗はないのか」と、要望を受け、次のシーズンで10か国くらい、片面がフリース素材の旗を作ったとのこと。(応援はもちろん、待ち時間は、ひざ掛けのようにも使えるとのこと。)その時、フィギュアスケートファンから、自分たちの声をすぐ商品化してくれる会社だ、とSNSでたくさんの書き込みがあり、評判になったそうです。

☆今後の夢や展望について
東京オリンピックをとても楽しみにされている小林さん。東京の街や、日本中、競技場が、フラッグや国旗で埋め尽くされることが、最近の夢。5年ぐらい前から、ずっと準備をされているそうです。
将来的に、国旗のデジタル化の時代が来るかもしれない。しかし、『旗』は、団結や栄光などの、シンボルとして、昔から、存在していたもの。これかも、旗を継承したいと、小林さんは思っているそうです。東京製旗株式会社は、80年の歴史を持つ会社。100年まで、後20年。100年続くような企業にしていたいと、考えているそうです。

最後は、若き、エンジニアへ、小林さんからのアドバイス。

“私は、自分が作っているものが大好き。好きになることが、大事かなと思う。もう一つは、お客様の声に素直に耳を傾けることが大切だと思う。”

小林さんのインタビュー。そして、これまでのレジェンドエンジニアのインタビューフルバージョンは、セントラルエンジニアリング株式会社のオフィシャルサイトから「レジェンドエンジニアの声」で、お聴きいただけます。
https://www.central-eng.co.jp/

https://www.central-eng.co.jp/legendengineers

小林さんの国旗は、ネットショップだけではなく、お店でも買うことができます。東京の日本橋にショップがあり、国旗をテーマにしたグッズも取り扱いもあるとのこと。

詳しくは、HPからどうぞ!

東京製旗株式会社HP → http://www.tospa.co.jp/index.html
HP内ショップについて → http://www.tospa.co.jp/04company05.html

by vivi

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