2020/5/14 UP!
木曜日限定のコーナー
Daiwa Sakura Aid ~BLOOMING LIFE~
桜の話題で『花咲く毎日』をお楽しみください♪
さて、街路樹の桜は、ピンクからグリーンへとすっかり
カラーチェンジしています。
新緑がまぶしい葉桜の並木道。
花が散ったあとも、色々な形で私たちを楽しませてくれます。
たとえば「桜の葉の塩漬け」は、独特の香りが魅力です。
柔らかいオオシマザクラや八重桜を使い、およそ7割が、
静岡県の松崎町で生産されています。
ここは、風が強くないため葉がこすれ合わず、
日当たりと水はけのよい段々畑がある事から、栽培に有利というのがその理由。
1月から2月にかけ、昨年伸びた枝を根本から20cmほど残して剪定します。
そこから伸びた枝の葉を、5月上旬から8月下旬まで、
手で1枚1枚丁寧に摘み取っていきます。
大きな樽の底に、200万枚もの桜の葉を、同心円状に並べて塩を撒き、
1トンの重しをのせて漬け込むこと約半年。
特有の香り漂う「桜の葉漬け」が完成です。
たっぷりと時間をかけて作られた「桜の葉漬け」は、和菓子のほか、
桜の葉ワイン」や「蕎麦」などとしても楽しまれています。
花を愛で、散ってからも、違う形で人々の心をワクワクさせてくれる桜の木。
歌人の在原業平はこんな歌を詠んでいます。
「世の中に たえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし」
“もしこの世に「桜」というものが無かったら、
春を過ごす人々の心は、どれだけのどかであることだろう。“
♪きょうの桜ソング♪
『 桜 / bird 』