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清水国明「ログハウス、面白いですよ!」 〜番組恒例の定点観測25回目!

2020/4/25 UP!

 今週のベイエフエム / ザ・フリントストーンのゲストは、芸能界きってのアウトドアズ・マン「清水国明」さんです。

清水国明さん

 清水さんは1950年、福井県生まれ。73年に原田伸郎さんとコンビを組み、「あのねのね」でデビュー。「赤とんぼの唄」が大ヒットし、一躍人気者となりました。90年代は、アウトドア活動に夢中になり、2005年に河口湖に自然体験施設「森と湖の楽園」をオープン。その後、瀬戸内海の無人島「ありが島」に海の体験施設を作り、企業の社員研修などを行なっています。また、経営者やビジネスマンが集う「国明会」を主宰されています。
 今週は、そんな清水さんに電話でお話をうかがいました。

ワクワクは大人になっても

※まずは、いつ頃からアウトドアにハマったのか、お聞きしました。

「今を去ること69年前ですかね(笑)」

●何かきっかけがあったんですか?

「田舎に生まれたということですよね。もう大自然の中にごろんと生まれ落ちまして、見渡す限り山と川と木とね、そんなもんの中で育ったんで、そこからアウトドアをずっとやっているという感じでしょうかね」

●小さい頃から自然がすぐ側にあったわけですね。

「そうですね、森の中で生まれ育ちましたから。いつからアウトドアをやっているかっていうような境目はないですね、ずっとアウトドアです。はい!」

●ご家族で無人島でキャンプされたり、ご自身でログハウスを建てられたり、バスフィッシングに夢中になられたりですとか、いろいろなことをされてきたそうですけれども、こういったスキルっていうのはどうやって身に付けられたんですか?

「小っちゃい頃、1歳〜3歳ぐらいの時から魚を手づかみしたりですね、池の鯉を釣って親父に怒鳴られたりですね、木に登ってその木の上に隠れ家作ったり、ヘビ捕まえたり、赤トンボを捕ってアブラムシにしたりですね(笑)、そういうことをずっとやってきたんですよ。
 それがだんだん、例えば1〜2歳から10歳になったとすると、10歳の時もちょっとスケールはでかいけど、同じようなことをしていましたね。竿を使って魚を捕るとか銛で突くとかですね、もうちょっと大きな家を建てるとか。
 それが20歳になるとさらにもうちょっとでかい魚を捕りに行ったり、行動範囲も広くなる。
 何が言いたいかというと、結局小っちゃい頃やっていたことをそのまま大人になっても、スケールアップしてやっているっていう、そんな感じですね」

●やはり小さい頃の自然体験っていうのは大人になってからも大事なものなんですね。

「そうやね、この歳になって振り返ってみると、結局子どもの時に一番ワクワクしていたことを大人になっても、ちょっと環境は変わるけれども、同じことで。大人になって新しいことをやるんじゃなくて、結局子どもの時にやっていたことのスケールアップっていうような、グレードアップっていうのかな? そんな感じしませんか?」

●そうですよね! 

「小尾さんって渚沙さんだよね? どんなところで生まれて育ったんですか? 」

●私は千葉県千葉市出身なんですけれども、ただ、森に行ってとか、ログハウス建てたりっていう経験はなかなかしてこなかったので、大人になってからというような感じですかね。

「それは多分、みんな自然の中で遊ぶノウハウっていうかスイッチはあるはずなんで、そのスイッチを入れないまま大人になってしまった、もったいない人が結構いるんですよね」

●いや、本当にそう思います〜。

「だから何かの弾みでね、スイッチが入って、山がすごく好きになったり、木に登りたくなったり、海に飛び込みたくなるようなね(笑)、そういうなんていうか、食べず嫌いみたいな感じで、まだ使ってないところをいっぱい隠し持っている人が、周りにもたくさんいるような気がしますね」

18棟目のログハウス

※清水さんは、ログハウスを作るログビルダーでもあるんです。自分で何かを作るのがお好きなんでしょうか?

ログハウス

「そうやね、小尾さんは家を作ったことありますか? 」

●ないです!(笑)

「ないの!? 家とか部屋の中を飾り付けたりするのはどうですか? 」

●あ、好きです!  

「そうですよね、それの延長で自分の家を自分で作り始めたら、こんな面白いことってないですよ! 私は今18棟目のログハウスに取り掛かってますけれどもね」

●18棟!? 

「そうそう、こんな楽しいことを人にお願いしてやってもらうっていうのは、すごくもったいないなと思うように途中からなったんですよ。だから自分で木を伐って皮を剥いて丸太を転がしてですね、自分のログハウスを自分で作り始めたり、木の上に家を作ったりすると、これはもう寝食忘れてっていうか、ごはんを食べるのもその時間がもったいないくらい私はのめり込みましたね!」

●ログハウス作りの何がそんなに魅力なんですか?

「そうやね〜、自然の中に溶け込むような、自分のスペースを確保できるっていうのが、すごく嬉しかった。最初ね、丸太を四角く組むでしょ、井の字みたいな。それを一段組んでその真ん中に、木屑だらけになって、ゴロッと疲れて寝た時に、宇宙までズバーンとそのエリアが自分のものみたいに“このエリアは俺のもんや!”みたいな、すーっごい気持ちよかったんですよ!
 ところがね、今東京のマンションに住んでいるんですけどね。そこから通ったりしているんですけど、この上にもまだ何人も住んでいるし、下にも住んでいるし、タワーマンションに住んでいるんですけど、このエリアは俺のもんみたいな開放感は得られませんわな、都会ではな」

●そうですよねー。

「そんなのを感じましたね。ログハウス面白いですよ! 」

<ログハウスの歴史と特徴>

 さて、清水国明さんが夢中になっているログハウス、その歴史は古く、世界最初のログハウスは3500年以上前に出現したと言われています。起源ははっきりしませんが、北欧で生まれて発達してきた建築物で、森林資源の豊富な地域を中心に伝わり、それぞれの地域に合った形に進化を遂げてきました。

 森林を伐採し、開拓していく際に、伐採した丸太をそのまま使って最低限の工具で組み立てられたログハウスは、ある意味とても合理的な建物ですよね。北欧ではその後、工場で製造されたログ材を使用してシステマティックに建てられたマシンカットログが普及し、それに対して北米大陸では自然の中で暮らす“別荘”としての需要が高く、セルフビルド文化が根付いています。

 同じ木造でも、日本で一般的な木造住宅とログハウスは全然違いますが、日本国内でも古くは正倉院(しょうそういん)の校倉造(あぜくらづくり)や、中部の木曽川(きそがわ)沿い、信州の山間部で多く見られる板倉造(いたくらづくり)はログハウスに極めて近いものです。また、昭和8年に日本初の本格的な山岳リゾートホテルとして誕生した上高地帝国ホテルは日本における近代ログハウスの元祖ともいえる存在です。

 ログハウスのもうひとつの特徴は「木が、家が“生きている”」ということ。木材はログハウスとなってからも呼吸を続け、年月の経過とともに少しずつ変化していきます。木が縮んだり反ったり、ひびが入ることもあります。でも、しっかりメンテナンスすれば100年でも200年でも持ちますし、木の風合いが変われば部屋の雰囲気も違ってくる、そんな変化を楽しめるのもログハウスの魅力です。

 子供から孫へと、何世代にも渡って受け継いでいける家って、ステキですねー。

ひとりで寂しいから作った!?

※続いて、河口湖にある「森と湖の楽園」について。森の中に自然体験施設を作ろうと思ったきっかけはあったのでしょうか。

自然体験施設「森と湖の楽園」

「ふたり目の嫁さんの時に河口湖にいい場所があったんで、それで家族、子どもがその頃はまだ3人いたんだよね、それでみんな引き連れて“河口湖行くぞー!”って宣言したんですよ、“きょうから自然暮らしだー!”とか言ってね。そしたら家族全員が“行ってらっしゃーい”って言ったんですよ。“え、行かんの?”とか言って、で“しゃあないわ、ひとりで行くわ”って言ったら、その時のふたり目の嫁さんが、じゃあこれにハンコを押してって言って離婚届を出したんですよね。“ええ一緒に行かんの!?”って言ったら、子どもたちもそう言ったんだけどね、“いやパパは今までいろいろやってきたからいいけど、私らはこれから都会でも楽しみたいし、私には私の都合があるから”って言っていましたね」

●そうだったんですね。

「それでひとりで行ってさみしいから森と湖の楽園とか、自然楽校、自然を楽しむ校というのを作って、たくさんの人を招いてですね、みんなでわいやわいや言いながら自然体験をしているというような、そういう施設を作って、これが16年目になるかな」

●なるほど! そういった背景があったんですね。その河口湖の森と湖の楽園というのは改めてどんな広さ、なんですか? どんな楽園なんですか? 

「えーっとね、坪でしか言えないんだけど、1万坪ぐらいですね。結構広いわな。そこにウォークボードっていう森の回廊ってのを作ってですね。それからバーベキュー場もあって、バーベキューは今500人くらい一気に出来んのかな。でっかいバーベキュー場があって、それからドームハウスもあったり、あとトレーラーハウスも10台くらい置いてあって、そこにも泊まってもらえるようにしています」

●自然体験もいろいろできるということですよね?

「もちろん! ただね、あんまり施設としては整っていないんですよ。なんでもできますけども、遊園地みたいなジェットコースターがあったり、観覧車があったりっていうようなところではないので、そういうのを想像して来た人は“あれ? ここなんにもないじゃーん”とかって言う人がいるんですよ。そういう人にはすぐ近くにある富士急ハイランドの割引券がたくさん ありますんで、“それを持ってって向こう行ってください。向こうだったらお金さえ払えば、なんでもサービスしてもらえますよ!“って。うちはもうほったらかしなんですけれども、その代わりなんでも自由にできる、焚き火しても大丈夫な施設なんで、自分で楽しもうと思って来る人は楽しい場所です」

ユーチューバーになる!?

※最後に、今進めているプロジェクトについてお話しいただきました。

「千葉県なんですけれどもね。そこで今度はまず杉林を買いまして、その杉を伐ってその木の皮を剥いて組み上げるという、ログハウスをちょっとひとりでやってみようと思っているんです」

●へえー!

「ほんでそれを手伝いたい人は手伝いに来てくださいとか言って、皮を剥いてもらったり、ログハウスの作りかたをね、きっちり教えますんで、はい、そういうのを始めます。それで、ユーチューバーって今芸能人がやっていますよね、やってみようかなと」

●あら! 清水さんが? 

「うん、僕の相棒の原田伸郎ってのがいるんですけど、これが“のぶりんチャンネル”ってのを1年近くなんのかな、半年かな、始めていたんですよ。まあ今さらみっともないな、そんなの恥ずかしいぞと思っていたんですけども、なんと登録者数が、どのくらいだと思います? 300人ぐらいなんですね(笑)くっそ恥ずかしいでしょ?」

●いやいやいや! 

「(笑)だってほら(登録者数が)50万とか20万とかって人いるじゃないですか。そうやってあいつ赤とんぼの歌を歌ったりしていますけども、ほんで俺は絶対ユーチューブをやらんぞと思っていたんですが、今度のログハウス作りをチェーンソーを買うところから、土地を探して土地を決めるところから、ずーっとドキュメントで毎日ユーチューブにあげていこうかなと」

●面白そうですね! 

「そうでしょ、だからさっき言った家を作るということのイチから、チェーンソーの買いかた、どんな道具を買って、どんな場所でどういう風にしたら、1棟建てられるかというプロセスを全部見せようかなと。それを国明会の人たちにも見てもらって、みんなで自分のお城を造れるように、ユーチューブにあげようかなと。だから目標としては300人以上の登録する人がいるようなユーチューバーになろうかなと思ってます」

☆過去の清水国明さんの定点観測はこちらをご覧下さい


INFORMATION

清水国明さん情報

 企業の社員研修などで人気の、河口湖にある「森と湖の楽園」、そして瀬戸内海の無人島「ありが島」について、詳しくはそれぞれのホームページをご覧ください。

◎森と湖の楽園HP:http://www.workshopresort.com

◎ありが島HP:http://arigatou-island.jp

 清水さんの近況はオフィシャル・サイトを見てください。

◎清水国明さんのHP:http://kuniaki.plus/

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