2020/8/15 UP!
<日本の固有種はトップクラス>
ニホンザルは日本にしかいない固有種ですが、実は日本は生き物の多様性に富んでいるので、固有種がとても多い国なんです。
ダーウィンの進化論で知られ、世界自然遺産にも登録されているガラパゴス諸島には110種類の固有種がいるそうですが、日本はそれを上回る131種類の固有種が確認されています。全世界の哺乳類の22%、爬虫類の38%、両生類に至っては74%が日本の固有種というデータもあるんだそうです。
固有種が多い理由としては、日本が島国であるものの、大陸と何度もくっついたり離れたりしてきたことや、6800余りの離島があること、南北に長く標高差もあり地形が複雑なこと、そして森林が多いことなどが挙げられます。
さらに、湿地帯が水田という形で現代まで残されてきたのも大きな要因になっているようです。だから、日本と同じくらいの大きさの島国、イギリスやニュージーランドと比較しても、生物の多様性、固有種の多さともに日本が飛びぬけているそうですよ。
この豊かな自然を「当たり前」とは思わずに、しっかり守って、未来につなげていかなければなりませんね。