2020/5/16 UP!
☆自粛生活でストレス
新型コロナウイルスの感染拡大によって、外出自粛の生活が続いています。
特別な用事がない限り、外に出るのを控えましょうということで、
皆さんも自宅にいることが多いかと思います。
仕事はリモートワーク、そして学生の皆さんはオンライン授業と、
これまでの働き方、学び方が大きく変わっています。
環境の変化を実感している方もいるんじゃないでしょうか?
自宅で過ごす時間が長くなった分、ストレスを感じている方もいるようです。
例えば、お子さんの三度の食事を用意しなければならなくなったお母さん、
お父さんは、メニューを考えるだけでも大変ですね。
また、いつもは仲良くしていたのに、一緒にいる時間が長いことで、
パートナーのちょっとしたことにイラっとしてしまう、
ご夫婦、カップルもいるんじゃないでしょうか?
そして、ウイルスの収束に目処がつかない中、
経済的に不安を抱えている方もいます。
倒産や失業の恐怖に、眠れないという方もいるかもしれません。
何かとストレスが溜まっている自粛生活。
どのように乗り切ったらよいのでしょうか?
ということで「あなたは長い自粛生活でどんなことにストレスを
感じていますか?ストレス解消に何かしていますか?」という質問を投げかけ、
座談会を行いました。
☆自粛警察はやり過ぎ!?
ストレスによって、普段よりも他人に対して攻撃的になってしまうことも
あるんじゃないでしょうか?
“自粛警察”という言葉を知っていますか?
この“自粛警察”という言葉は、ここ最近インターネット上で飛び交っていて、
外出する人や営業をする店舗などを私的な立場で、
厳しくとがめる現象のことを指しています。
例えば東京都では、時短営業をしていた居酒屋やライブバーに、
「自粛してください!次発見したら、警察を呼びます」などと
お店に貼り紙をされるなんてことが起こっています。
千葉県では、「コドモアツメルナ。オミセシメロ」とすべて赤いカタカナ文字で
書かれた、何とも不気味な貼り紙をされた駄菓子屋さんもあります。
そして徳島県では、県外ナンバーの車が傷つけられたり、あおり運転をされる
被害が相次ぎ、自衛のために「(徳島)県内在住者です」と書かれた
ステッカーが売られるという事態になっています。
その他、新型コロナウイルスの感染者や医療従事者、そしてその家族などにも
誹謗中傷、風評被害、子どもへのいじめなどが起こっています。
(以上、5月9日 時事ドットコムニュース 参照)
こうした異常事態の中、誰もがストレスを感じ、
ときに他人に対して不寛容になってしまうこともありますが、
歪んだ正義感を振りかざして他人を攻撃するというのは、
卑劣な行為ではないでしょうか?
☆オンラインで悩みを相談
“オンラインカウンセリング”を受ける人が増えているそうです。
オンラインカウンセリングサービスを提供している“cotree”では、
新型コロナウイルスの感染が広がりだした3月の利用が、
前年の同月と比べて3割も増えています。
「先行きの見通しが立てづらいことへの不安感」や
「在宅勤務による家族との関係性への悩み」、
また「外出自粛制限でストレスが発散できない」といった相談が
寄せられています。
中には、「子どもが落ち込んでいる」「夫が悩んでいるようだ」といった、
本人でなく家族が相談をしてくるケースもあるそうです。
(以上、5月9日 日本経済新聞 参照)
経済的な事情や、家庭内のことは、なかなか仲の良い友人、
知人であっても相談することをためらいがちになってしまいます。
苦しい胸の内を少しでも、誰かに聞いてもらうことで、
ストレスが軽減することもあります。
ひとりで抱え込まず、誰かに助けを求めてみましょう!
あなたの悩みや不安を受け止めてくれる人必ずいます。
深谷レジリエンス研究所・深谷純子さんにお電話で、
「自粛生活からの立ち直り」についてお話を伺いました。
☆一般的なストレス解消法!
・日光を浴びと、セロトニンという幸福ホルモンが出てきます
・運動をすると気分が上がります
・自然に触れるとエネルギーを得ることができます
一日が終わったときに、寝る前にその日にあった良いことを
3つ思い出しましょう。
これを習慣にすることで、ポジティブになっていくそうです。
☆ストレスによる弊害
イライラする、酒量が増える、衝動的な浪費など、人によって
様々な弊害が出てきます。
そんな中、心配なのは“生活習慣病”です。
どうしても栄養が偏りがちになります。
また、食事は、誰と食べるか、どこで食べるで、精神的な栄養も補給します。
しかし現在、自粛生活のため、それができません。
☆予防をするには?
規則正しい生活のためのルーチンを作ることが大切だそうです。
また、デジタルデトックスをしましょう。
ネットを見ていると、見たくなくても悪い情報が
飛び込んでくることがあります。
パソコン、スマホやテレビを見ない時間を作ることも大事です。
☆人とのと関わりは重要!
一緒に困難を乗り越えられる仲間がいるというのは大事です。
「(ウイルスと)戦っているのが、自分だけ」だと思うと辛いです。
仲間がいることを身近に感じられる工夫をしましょう。
オンライン飲み会などは、そのひとつと言えます。
☆他人への攻撃
深谷さんは、パチンコ屋に行く人も、それを非難する人も、
「辛いんだなぁ」と感じています。
みんな辛い状態にあると、みんなが感じれば、
もっと寛容さが生まれるそうです。
誰かを憎むことは、心の中までコロナに侵入されてしまうことになります。
☆家族間のストレス
家族間でルールを作るといいそうです。
一人で静かに過ごす時間、運動の時間、家事の役割分担など、
話し合って決めてみましょう。
☆経済的不安の解消は?
まず、今できることを探してみましょう。
そして、助けを求めましょう。
助けを求める勇気、人と繋がる勇気を持ちましょう。
しかし、どうしても助けを求めにくい、言いにくいこともあります。
そういう場合は、「コロナを言い訳にする」というのもひとつの手です。
小島さんいわく、コロナでストレスを感じているのは
みんな共通しているので、却って自分の窮状が伝わりやすいのでは?
ということです。
普段、相談できないことも、言いやすくなるかもしれません。
どんなことを意識すればいい?
アフターコロナでしたいことを書いてみるのもいいそうです。
ちなみに、深谷さんは現在18もあるそうです。
書き出したことを、仲間と共有するのもいいそうです。
どんどんポジティブな面を探しましょう。
そうすることで、アフターコロナにも役に立ちます。
少し先を見て、前向きに過ごしましょう!
次回5月22日は、ITメディアクリエーターのニック土屋さんをお迎えして、
「スーパーアプリ」をテーマにお送りします!
聞いてちょーだい!!