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#265 5月22日 スーパーアプリ

2020/5/24 UP!

めんどくさいを解消!

アプリには、SNS、ニュース、旅行系、乗り換え情報、

決済などが豊富にあって、今や私たちの生活に欠かせないものとなっています。


ただ、それぞれ用途ごとに、いちいちアプリを立ち上げるのが

「めんどくさい」と思ったことはないでしょうか?


そんなわずらわしい手間が解消される便利なモノが、最近注目されています。


“スーパーアプリ”です!


スーパーアプリとは、日常生活で使うアプリのサービスを

まとめて提供することです。


ですから、先ほど話したように、いちいちアプリを利用するたびに

立ち上げることなく、また、新たにアプリを追加するときも、IDとパスワードを

登録する必要もなくなります。


とうことで今回は、「あなたは普段どんなアプリをよく利用していますか?

おすすめのアプリは何でしょうか?

どんなアプリがあったらいいなと思いますか?」

という質問をリスナーに投げかけ、座談会を行いました。


どんなアプリを使っている?

トレジャーアプリの調査によると、

『インストールしたアプリのうち、日常的に使うアプリはいくつですか?』

という質問に対し、

1~5個が71.8%で一番多く、次いで6~10個が19.1%、

10~15個が7.6%となっています。


また、インストールしたアプリの中で、

『一番多いジャンルは何ですか?』という質問に対しては・・・

SNSが66.4%で一番多く、次いでゲームの35.9%、天気予報、ニュースなどの

生活便利ツールが26.7%となっています。


さらに、どんなアプリが欲しいか?という質問に対しては・・・

「欲しい商品がどこで売っているか分かるアプリ」

「食事を記録するアプリ」

「離乳食の献立アプリ」

「ロッカーの空きがリアルタイムで分かるアプリ」などが出ています。


≪ゲストコーナー≫

ITメディアクリエーターニック土屋さんに「スーパーアプリ」について

お話を伺いました、


なぜ注目されているのか?

メール、ネットショッピング、銀行口座の振り込み、公共料金の支払いなどが

アプリを使ってできるようになりました。


生鮮食品もネットで買うことができる時代です。


これらのサービスは、それぞれ別のアプリを立ち上げて

作業する必要があります。


その都度、ログインパスワードを入力しなければなりません。


こうした状況を踏まえて、いち早くこれらのサービスをひとつのアプリに

まとめてしまおうという動きが全世界で始まっています。


こうした動きのことを“スーパーアプリ”と呼んでいます。


世界ではどうなっている?

中国の“WeChat”というアプリはメールやSNSはもとより、

ショッピング、ゲーム、動画配信、テレワーク、銀行決済、

公共料金支払い、株トレード、タクシー呼び出し、ホテル予約など

現在120万を超えるサービスの集合体になっているそうです。


同じく中国の“AliPay”には、個人や企業の与信管理(ユーザーが

どれくらい信頼できるか=お金をいくらまで貸してもよいか)の指針を

示してくれるサービスまであるそうです。


ビジネスが変わる!

アプリストアには、日々数百数千のアプリがデビューし、

全世界では年間にダウンロードされるアプリだけで、

およそ“2000億個”もあるそうです。


しかし、日本人がほぼ毎日使っているスマホアプリは平均8個。


1ヶ月あたりに追加するアプリもせいぜい3個に留まっています。


それは、新たにアプリを追加するたびに「IDとパスワードを作成し、

支払い方法の設定も必要になること」が原因です。


余程革新的なサービスが誕生でもしない限り、なかなかダウンロードしません。


ただ裏を返せば、日常的に使われるアプリがスーパーアプリになれば、

社会のインフラとなって、これら年間2000億個のアプリ分の収益を

独占できる可能性があります。


つまり、スーパーアプリを制すれば、

世界経済を制するかもしれないしれないのです。


取り込んでいく!

ソーシャルネットワークサービスのミクシィ、モバゲー、グリーには、

それぞれいくつもアプリが存在しています。


同じIDで使うことができます。


スーパーアプリは、イメージとしてはそれに近いそうです。


自分が使うアプリをどんどんスーパーアプリに取り込んでいきます。


ONE IDで済みます。


これまでもあった!?

マイクロソフトには、ワードやエクセルなど、よく使われるビジネスソフトを

ひとつのID、パスワードで管理できる”オフィス365”があります。


Googleは、検索だけではなくクラウドなど、

ONE IDで複数のアプリケーションが使えるようになっています。


イラストレータやフォトショップなどの画像制作サービスをまとめる

アドビ・クリエイティブクラウドなども

そういう流れに沿ったもののひとつです。


スーパーアプリは、これらのビジネス・サービスに加えて、

様々な生活インフラとの連携までも統合されるものになるそうです。


中国が先行しているわけは?

中国を始め、アジアが先行しているそうです。


アジアは欧米に比べて、PCによるネットの普及が遅れていました。


特に、中国はPCが普及しないまま、スマホが登場し、

それが一気に広がっています。


そうしたこともあって、スーパーアプリの開発、利用が

世界に先駆けて普及しています。


どんなスーパーアプリがあるか?

中国“WeChat”。


Tencentが2011年に始めたコミュニケーションツールです。


元々LINEと同じようなチャットやネット通話などのサービスが

中心で始まっています。


ここに“WeChatPay”という電子マネーサービスが始まったことで

一気に普及したそうです。


2019末の統計によれば、アクティブデイリーユーザーがおよそ10億人、

月間アクティブユーザーも11.3億人もいます。


これは、ほとんどのユーザーが毎日1回は使っていることになります。


年齢層も18~25歳でおよそ45%、26~35歳でおよそ40%と

購買欲旺盛な若い世代が、8割以上を占めています。


ミニプログラムとは?

“WeChat”には、およそ100万件からサービスを選べる

“ミニプログラム”というものがあります。


これはiPhoneアプリやAndroidアプリのように、

スマホにダウンロードする必要がありません。


アカウントの登録も必要なしです。


観光客向け!

中国“AliPay”。


ユーザー数は10億人いますが、ミニプログラムの数が

WeChatの120万個に対して、まだ7万個程度です。


ただWeChatよりも、中国全土のホテルの支払いや

テーマパークの決済、個人の与信管理などで圧倒しているそうです。


観光客には、使いやすいそうです。


注目の国は?

インドネシア“GoJek”。


元々は、国内を走るバイクタクシーの配車アプリとして開発されています。


今では、バイク便の手配から食事のデリバリー、映画のチケット購入、

ハウスキーパーの手配など

生活インフラに欠かせないものとなっているそうです。


日本は?

日本におけるスーパーアプリと言えば、“LINE”です。


昨年11月に、LINEはヤフーとの経営統合を発表しています。


LINEの持つ8000万人コミュニケーションユーザーと、

ヤフーが提供しているPayPayの持つ2000万人の決済ユーザーを

統合することで、日本のスーパーアプリとして1本に絞って、

世界と戦っていく姿勢が伺えます。


そもそもLINEは、東日本大震災のときに、韓国のNAVER創業者イ・ヘジン氏が

立ち上げています。


震災により家族や大切な人と連絡が取りにくい状況を何とかしようと、

生まれたコミュニケーションアプリです。


今や、公共料金の支払いや銀行口座などへの送金処理など

決済サービスも充実し、様々なアプリもチャットなどと連携できる点なども

WeChatやAliPayなどに引けを取りません。


どこが天下を獲るのか?

一方、楽天Payを始め各種コンビニ主体のPayアプリなどもスーパーアプリに

進化する可能性もあります。


また世界を見れば、FacebookやGoogle、Amazon、Apple、

Microsoftなどの企業もあります。


こうした大企業が名乗りを上げて、一気に躍り出ていく可能性もあります。


日本は世界に勝てるの?

日本は、個人情報の利用については、セキュリティを不安視するあまり、

他国にくらべて遅れがちです。


最近は、漏洩した個人情報も暗号化されているので、

それを解読されて利用されることは、今のところないそうです。


そういったこともあるので、利用することで、どんな不具合があるのか

確かめながら修正しつつ、普及させていくことも必要ではないかと

土屋さんは思っています。


世界を制するには、個々の個人情報に対する考え方を変えていく

必要もあるそうです。


次回、5月29日は、百年コンサルティング代表の鈴木貴博さんをお迎えして、 

「緊急事態宣言解除と出口戦略」をテーマにお送りします!

聞いてちょーだい!!

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