2021/3/21 UP!
コロナ禍の住まい
新型コロナウイルス感染拡大によって、
リモートでの仕事が増えています。
在宅勤務が増えたことから、
私たちの住まいに対する意識も
変わってきているんじゃないでしょうか?
通勤する必要がないなら、
「もっと広い部屋に越したい」、
「子どもを育てるのに適した
環境に引っ越したい」など、
コロナ禍で移住をしたり、
考えている方もいます。
また、自宅を引き払い、
ホテル暮らしをする方もいるそうです。
帝国ホテルが、30泊36万円という
長期滞在プランを売り出し、
話題にもなりました。
他の高級ホテルも追随しているようです。
ということで今回は
「コロナをきっかけに引っ越しを
考えた人いますか?
処分したモノはありますか?」という質問を
リスナーに投げかけ座談会を行いました。
≪ゲストコーナー≫
グッドルーム株式会社・goodroomホテルパス
運営責任者の小野誠人さんにお電話で
「ホテル暮らし」についてお話を伺いました。
どんな会社?
毎月6万9800円から全国350以上の
ホテルを賃貸住宅のように
月単位で利用できるサービスを
提供しています。
goodroomは元々おしゃれな賃貸住宅を
集めたポータルサイトを運営していました。
昨年からコロナの影響で、
ホテルの客室の空きが目立ったということを
取引先から聞いたそうです。
そこでホテルの部屋をマンスリーマンションの
ひとつとして提供しようと考えたそうです。
最初の緊急事態宣言が明けた後、
生活スタイルが変わり始め、
ホテルの新しい使い方を提案しようと
思ったのがきっかけになったそうです。
実際、開始2日目から利用者が決まり、
手応えを感じたそうです。
利用者は?
単身者が多いそうです。
主に職場の近くに家を持ちたいという方です。
ホテルのレストランやカフェといった
施設も利用することができます。
20~30代が7割りを占めているそうです。
通勤で密を避けたいからという理由の方もいます。
ホテル暮らしの利点は?
一般的な賃貸住宅を借りると、
敷金、礼金、仲介手数料、
引っ越し代など、諸々お金がかかります。
ホテル生活の場合は、
明日すぐにでも新生活を
始めることができます。
ただ、基本的に登録者以外は
部屋に入ることができません。
料金体系は?
月6万9800円から住めますが、
ホテルのグレードに応じて、
オプション料金を支払えば、
ラグジュアリーな部屋や広い部屋を
利用することができるそうです。
ただ、goodroomを利用している
20~30代の方々は、必ずしも所得が
高いわけではないので、
料金としては10万円以下の部屋が
人気です。
どんな人におすすめ?
4月から実家を出て新生活を始めようと
思っている方におすすめです。
初期費用もかからず、ひとり暮らしを
経験することができます。
1ヵ月単位で、その町の雰囲気、
暮らしを味わうこともできます。
月単位で移住することもできます。
部屋の机の大きさや、共有スペースの
ラウンジでの仕事ができるかどうかに
関する問い合わせも多いそうです。
コロナ禍の住まいに対する意識は?
引っ越しシーズンの現在、
ホテル暮らしもひとつの選択肢として
考えている人がいると、
毎日の問い合わせ件数の多さで、
実感しているそうです。
ホテルを旅行、出張の場ではなく、
生活拠点のひとつとして
認知し始めているそうです。
実際に暮らした感想は?
ひとり暮らしの場合、土日にまとめて
掃除をしなければなりません。
しかし、ホテルだと毎日シーツは
ビシッとキレイになっていて、
掃除の手間を省くことができます。
自分の時間を大切にしているには、
向いています。
洗濯はホテルのランドリーを利用したり、
シェアサイクルでコインランドリーに
出向く人もいるそうです。
今後の展開は?
住民票の登録に関する問い合わせが
多いそうです。
そこで、住民票をおけるホテルを
広げていこうとしています。
次回3月26日は、
(株)ケンエレファント広報の森江智世さんを
お迎えして「カプセルトイ」をテーマに
お送りします!
聞いてちょーだい!!