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◆ 冬場の整備

2021/1/22 UP!

今週は「冬場の整備」についてご紹介しました。

【タイヤの空気圧】1月18日(月)放送分

季節はまさに、冬真っ盛り。寒さがつのる冬場は、気温の低さや雪などの影響もあり、クルマの整備では、特別に注意しなければいけないポイントがあります。そこで今週は、「冬場の整備」をテーマにお送りしたいと思います。

まず、今朝お話するのはタイヤについてです。といっても、冬用タイヤのお話ではありませんよ。注目したいのは、空気圧です。

タイヤの空気は、ゴムの分子の間から自然と漏れてしまい、1カ月に5%程度、空気圧が低下するといわれています。そのため、月に一度はタイヤの空気圧をチェックすることが、とっても重要なんです。タイヤの空気圧が低下すると、燃費が悪くなるほか、タイヤの端の部分だけが、偏って磨耗することも…。さらに、高速走行ではタイヤの破裂につながるなど、さまざまなトラブルの原因となります。普段でも、自然に低下する空気圧ですが、実は冬は、特に低下しやすい季節なんです。

その原因が、冬の寒さ。

学校の理科の授業で、みなさんも習ったことがあると思いますが、気体の体積は、気温に比例します。そのため気温の低い冬場は、タイヤの空気の体積も小さくなってしまい、空気圧が低下してしまうんです。前回空気を入れたのが、寒くなる前だったという方は、空気圧がかなり減少している可能性があります。すぐにチェックして、足りなければ補充するようにしてくださいね。

【冬はバッテリーに注意】1月19日(火)放送分

今週は、「冬場の整備」をテーマにお送りしています。冬の低い気温は、クルマの様々な所に影響を与えます。その代表的な例が、バッテリー上がりです。

バッテリー上がりというと、炎天下で運転する夏のイメージを持っている方、結構いらっしゃるかもしれませんね?でも、夏場のバッテリートラブルは、高い気温が、直接バッテリーに影響している訳じゃないんです。例えば、夏のレジャー帰りの渋滞を思い浮かべてください。ノロノロ運転でオルタネーターによる発電が十分に出来ない中、カーエアコンやカーステレオなどを使いますよね。また渋滞でブレーキをちょこちょこ踏めば、ブレーキランプも頻繁に点灯します。こうして電気を使い過ぎることで、夏のバッテリー上がりが起きるんです。

その点、冬は違います。


実はバッテリーは、低温に弱いため、冬はどうしても性能が低下してしまうんです。さらに冬場は、日照時間が短く、気温も低いので、ヘッドライトやエアコンの使用頻度が高くなりますよね。その結果、バッテリーにとても負担がかかってしまうんです。

もちろん、状態のいいバッテリーなら、多少の低温でも問題はありません。しかし劣化したバッテリーでは、お出かけ先で急にバッテリーがあがり、身動きが取れなくなる・・・なんてことも、起こりかねません。

バッテリーの状態が心配な方は、ぜひこの機会にお近くのカーディーラーで、点検・交換をしておきましょうね!

【冬はエンジンオイルにも注意】1月20日(水)放送分

今週は、「冬場の整備」をテーマにお送りしています。冬の低温は、クルマに様々な負担を及ぼしますが、その一つが、エンジンオイルへの影響です。ご存知の通り、エンジンオイルは、エンジン内部の潤滑などを行って、エンジンをスムーズに回転させる役割があります。そのためには、エンジンオイルは滑らかでなければいけないんです。

しかし冬、気温が低くなることで、エンジンオイルが固くなり、粘りが出る傾向があるんです。その結果、燃費が悪化するほか、エンジンの始動性も悪くなる場合があります。そんな状態が続くと、バッテリーへの負担も大きくなってしまうんです。

特に、何年も交換していないような劣化したエンジンオイルでは、気温の低下と共に、固くなる可能性があります。心当たりのある方は、なるべく早目に、エンジンオイルの交換を行うこと、おススメします!最近は、寒い冬でも固くなりにくいエンジンオイルも市販されていますので、こうしたオイルを選ぶのもいいでしょう。ただ、エンジンオイルはクルマとの相性も大切です。エンジンオイルの交換をお考えの方は、ぜひ、お近くのカーディーラーのお店へご相談ください。きっと、あなたのおクルマに最適なオイルをチョイスしてくれますよ!

【冷却水に注意】1月21日(木)放送分

今週お送りしているテーマは、「冬場の整備」。一年で最も寒い時期を迎えましたが、そんな真冬でも、エンジンを冷却するために不可欠なのが、そう、冷却水です。この冷却水、寒冷地でも凍らないようにするため、添加剤が入っているんですが、注意しなければいけないポイントもあるんです。

例えば、冷却水が不足した時に普通の水を継ぎ足したりしていると、その濃度が低下してしまいますよね。すると、寒冷地に行ったとき、駐車中などに凍結してしまう可能性があります。また、長年交換しないで冷却水を使い続けていると、
性能が劣化して、やはり凍結しやすくなるんだそうです。もし冷却水が凍結すると、ラジエーターやエンジンなどが破損する危険性もあるんだとか…。

そのため、特に寒冷地へ出かける前には、冷却液の量や濃度を、ぜひ確認しておきましょう。

冷却液の点検は、エンジンが冷えている状態で、リザーバータンクの中の量が適正かどうかをチェックします。液の面がリザーバータンク側面にある上限ライン、下限ラインの間にあれば適正な量です。そして濃度は、一般的に30%から50%の間で使用されます。30%でマイナス15℃、50%ならマイナス35℃まで凍結しないようになっているそうです。もし濃度が薄い場合は、使用する気温に合わせた濃度の冷却水に交換します。自分では判断が難しいので、カーディーラーなどで交換してもらうといいでしょう。

【サビを防ぐために】1月22日(金)放送分

今週は「冬場の整備」についてお送りしてきました「千葉トヨペット・レガーメ・ワンダフル・ドライブ」。

ところで、ウインタースポーツなどで雪の多い地域を走行して帰ってくると、
クルマ全体が白っぽく汚れることってありますよね。実はこの汚れには、道路に撒かれた融雪防止剤が多く含まれているんです。こうした融雪剤や凍結防止剤の代表的な成分といえば、「塩化ナトリウム」や「塩化マグネシウム」「塩化カルシウム」など。「塩化ナトリウム」は、ご存知の通り「塩」です。その他の成分は、耳馴染みが薄いかもしれませんが、これらの溶けた水がボディにつくと、酸化してサビの原因になってしまいます。

そのため、雪の多いエリアから帰ってきたら、できるだけ早めに洗車してあげることが大切です。ホースの水で流すだけでも構いません。特に下回りは重点的にやっておきましょう。これで、サビの発生を抑えられますよ。また、カーディーラーなどでは、クルマの下回りをサビから守るた「防錆コーティング」を行っているところがあります。クルマはサビが広がると、取り返しがつかなくなるケースもあるので、こうしたサビ対策をきちんとしておくことは、愛車にとってすごく重要ですよ!

冬場の整備、ぜひチェックしてワンダフルドライブ楽しんでくださいね!

来週1/25~は「非常時の対処法」についてご紹介します!

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