三方を海に囲まれる房総半島に位置する千葉県。
首都圏からのアクセスもよく、
通勤圏でありながら海や里山の豊かな恵みをあわせもち、
自然とともにある生活を楽しめるエリアです。
そんな「千葉の魅力」を支えるさまざまな活動や
想いムーブメントなどにスポットを当て、
現地取材の声も通して「魅力あふれる千葉」をご紹介していきます。

毎週月~木 18:35頃~「YOU 遊 チバ」はこちら
※「YOU 遊 チバ」は、ミンナノチカラ~CHIBA~と連動し週ごとにさまざまなテーマで千葉の魅力をお届けしているコーナーです。

Every Fri. 18:45~18:59

第34回 神崎町

2021/2/26 UP!

今回は神崎町を取材しました。神崎町は千葉県内で一番小さい町です。

町の中に発酵の里こうざき という道の駅があります。こちらが大変人気のスポットで、東京から高速バスに乗ってわざわざ訪れる方もいるという場所になっています。人口5000人ほどの神崎町になぜ人気スポットができたのか?

神崎町役場まちづくり課発酵の里推進室担当の、澤田聡美さん、通称おさとちゃんに、発酵の里を名乗るきっかけについて伺いました。

神崎町の中に2軒の350年以上のの歴史のある酒蔵があって、もともとそれぞれが酒蔵祭りをやっていたのですが、平成21年から町が主体になって、一緒にやりましょうとなったのだそうです。それが発酵の里を知っていただくきっかけになった。酒蔵祭りに2000人ぐらい来ればいいかなと思っていたら2万人来ちゃった。町の人がみんな驚いたそうです。今では5万5千人もくるという大きなイベントになっています。

発酵はお酒だけではありません。そこで、もともと道の駅の構想があったところに「発酵」のテーマでやっていこうと決めて、開業したようなんです。

神崎町はもともとは農業の町。美味しい水があるので。道の駅ができる前は年間5万人の観光客が来ていたのだそうです。大半が町の中にあるゴルフコースのお客さん、酒蔵祭りでプラス2万人になり、道の駅ができてからは、なんと一気に年間80万人に増えたそうです。ものすごい人気が出ているのがわかりますね。

お話を伺った澤田聡美さんは、週末になるとお里ちゃんというキャラクターに扮し、商品の説明をしたり、小学校でトークをしたりして、発酵伝道師として汗を流しています。

赤いほっかむりをしてカスリの着物をているそうなので行けばすぐにわかります。でも、平日は、先ほどご紹介した通り神崎町役場の職員です。週末やお休みの時はお里さんというかなりお忙しく活動しているようです。

発酵の里こうざきには、地元で作られたお酒や酒粕など、そして全国から集められた発酵食品が所狭しと並んでいるんです。

醤油もたくさんあるので買って味比べというのも楽しいところ。簡単に始められる糠床(ぬかどこ)なんていうのもあります。なんと水を入れるだけで糠床が。

ノンアルコールの甘酒や味噌を使った商品など見ているだけで楽しくなる場所です。

道の駅では、そこでしか買えない、お取り寄せができないフレッシュな発酵食品なども扱っているので、圏央道を走っている時、神崎の看板が見えたら、ちょっと寄り道してみてください。今は、感染症拡大防止の観点からお休みになっていますが、ぷくぷく講座という、発酵食品を作る(たとえば、手前味噌、モッツアレラチーズ、藍染め、ザワークラウトなどを作る)講座もあるようです。毎回テーマが違うようなので、心配なく出かけられるようになったら、ぜひ再開をしていただきたいと思います。楽しい発酵ワールドがきっとあなたを待っていますよ。

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