三方を海に囲まれる房総半島に位置する千葉県。
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第109回:道の駅しょうなん

2022/8/5 UP!

道の駅しょうなんを今回はご紹介します。

神奈川の湘南ではなくて、千葉のショウナンは、沼に南と書いて沼南です。かつて「沼南町(しょうなんまち)」という地区があったんですが、今は柏市の一部になっています。この「沼」は手賀沼のことで、今回ご紹介するのはその手賀沼の 近くにある、最近リニューアルされて人気となっている「道の駅しょうなん」です。

道の駅ですから、「駅長さん」がいらっしゃいます。駅長でプランナーでもある木村美穂さんに、     まずはリニューアルまでの経緯について伺いました。

木村さん:元々こちら沼南町という場所だったんですけれども、平成の大合併で柏市となりました。沼南町の時代から道の駅の構想というのはありまして、その沼南町の時代にこちらの道の駅のほうは完成しております。その後、昨年12月拡張リニューアルオープン致しまして、現在の大きな建物「てんと棟」ができましたのと、今年の4月に、もともとあった建物の方がリニューアル工事を行ないまして「レストラン棟」となりまして、そちらもオープンしまして、2棟揃ってグランドオープンとなっております。駐車場の規模からして400台という、かなり大規模な道の駅になりまして、建物も多いんですけれども(道の駅)もともとできたとき、想定していたお客様の数よりもかなり多くのお客様に、ご来館いただきまして駐車場もかなり狭くなっていたということで、お客様からもっと駐車場を広くして欲しいというご要望もございましたし、直売所もっと広くしてお買い物しやすいようにというご要望がございました。 そういったことを取り入れてですね。今回の道の駅に反映させております。

柏市は都心に近く、43万人もの人が住む大きな町ですが、市の総面積のおよそ4分の1が農地で、全国でも有数の生産量を誇るカブ・ねぎ・ホウレンソウをはじめとしてさまざまな野菜を生産しています。「道の駅 しょうなん」でも特に野菜直売所の人気が高くて、たくさんのお客さんが柏の野菜をお目当てに集まるんですが、この直売所、出荷される農家さんにとってもうれしい場所みたいなんですよ。

木村さん:

日常で使うお野菜はもちろんなんですけれども、季節ごとに色々なお野菜が並んでおりましたり、あとはスーパーでなかなか見かけないような野菜を作られている農家さんもいらっしゃいまして、それを目当てに料理人の方などもいらっしゃったりすると伺っております。

平日は近隣の方が多いんですけれども、週末になりますと遠方からのお客さんが増えまして大変にぎわっております。農家さんが納品される時にお客様と会ったりですとか、それを楽しみにされておりますのと、あとちょっとコロナ禍なんですけれども、落ち着いてきましたら、たとえばイベントで対面販売をしてですね、お客様とのふれあいの機会をできる ようにしております。農家の方々もなかなか自分でそういった機会がないので、そういったことを、楽しみにされているというお話を伺っております。はい、かなりモチベーションが上がるようです。

取材に行った時も、開店と同時にワッとお客さんが入店されて、ものすごい勢いで 野菜が売れていったそうですよ。リピーターの方も多そうでしたね

大人気の直売所やレストランだけでなく、道の駅としては珍しいお店も入っているんです。駅長の木村美穂さんに伺っています。

木村さん:道の駅で「知産知消」という言葉をテーマにしているんですけれども、普通、「ち」という言葉は「地」面の「地」だったり、千葉でしたら千葉県の字で「千」の字だったりするんですけれども、こちらでは「知」るという文字を当てております。生産者さんの思いですとか、商品の背景などを知ってもらった上で、手に取ってもらいたいという思いが込められております。その知るという取り組みのなかで、青山ブックセンターさんを入れておりまして、こちらでは、食ですとか農業ですとか、健康に関する書籍を取り扱っております。知消の方は食べ方を、知って頂きたいということがございまして。で、ブックセンターの中にそのレシピの本がある事もそうなんですけれども、例えば併設しておりますレストランですとか、そういったところですねこういった食べ方があるよですとか、こういったものを取り入れてますよということを実際に、地元の野菜を取り入れてですね、メニューにしているような感じでございます。あと、加工体験室が中にございまして、こちらも不定期にはなるんですけれども、料理教室を開催しておりまして、地元の食材を使ったり、地元のレストランの方を講師にですね、招いたりですとか、食べ方もそうなんですけれども、さらにそのレストランの講師の方ですとか、食べることに付随して、野菜ももちろんその地域のことも知っていただきたいということで、いろいろな取り組みを行っております。

直売所に書店、レストラン、カフェと、複合施設となっている「道の駅 しょうなん」そのコンセプトのひとつに「地域のターミナルステーション」・・さまざまな人、モノ、コトをつなぐ場所となってまちの経済や情報発信の拠点として、また、地域の課題に取り組む拠点として「まちづくり」に深くかかわっていく「道の駅」を目指しているということなんですが、具体的にはどのような取組をしていらっしゃるんでしょうか

木村さん:

道の駅の周辺で収穫体験をやっている団体さんがいたり、あとはフィッシングセンターさんで釣り堀ができたり、沼辺のアクティビティですね。例えばSUPですとか、カヌーをやっている団体さんもおりまして、キャンプ場などもたくさんできておりますので、そういうところと連携していろいろな今取り組みを行っているんですが、道の駅で例えばキャンプ場行く時にお買い物をして行ったりですとか、収穫体験の帰りに寄っていただいてより野菜のおいしさを知って頂いたり・・魅力ですね・・知って頂いたりですとか、そういったことで、道の駅で完結するのではなく、いろんな方々と連携して相乗効果としてこの地域全体を盛り上げていけたらいいなと思っております。道の駅の新棟の方に「インフォメーションカウンター」がございまして、そちらの方でいろいろな地域のそういったもの、用紙とか、そういったことのご案内もして おります。カウンターにいる方々が、実は地元のお母様方で、こちらの地元の事をよりよく知っていたり、お子様もいらっしゃる方も多いので、そういったお子様関係の情報とかも皆様と同じような目線でご案内できるかと思います。

「道の駅しょうなん」の周辺には、いろいろな施設やアクティビティがあるので、ぜひインフォメーションセンターに立ち寄って情報を見つけて、手賀沼を満喫していただきたいですね。木村さんはプランナーでもありますので、これから秋、冬に向かってまた新しい情報も発信していきたい、イベントも計画していきたいとおっしゃっています。 ドライブガイド情報もたくさんあるみたいですよ。車で手賀沼などにお出かけの際など、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

道の駅しょうなん

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