三方を海に囲まれる房総半島に位置する千葉県。
首都圏からのアクセスもよく、
通勤圏でありながら海や里山の豊かな恵みをあわせもち、
自然とともにある生活を楽しめるエリアです。
そんな「千葉の魅力」を支えるさまざまな活動や
想いムーブメントなどにスポットを当て、
現地取材の声も通して「魅力あふれる千葉」をご紹介していきます。

毎週月~木 18:35頃~「YOU 遊 チバ」はこちら
※「YOU 遊 チバ」は、ミンナノチカラ~CHIBA~と連動し週ごとにさまざまなテーマで千葉の魅力をお届けしているコーナーです。

Every Fri. 18:45~18:59

千葉のベーカリー 『grain』と美味しいパンのある街

2024/4/12 UP!

「田舎暮らしの本」の2024年版住みたい田舎ベストランキングで全部門(「総合部門」「若者世代・単身者部門」「子育て世代部門」「シニア世代部門」)首都圏エリア1位になった「いすみ市」に、パン屋さんが増えているのご存知ですか?

いすみ市は小さいながらもこだわりの詰まったベーカリーが集まる『美味しいパンのある街』でもあるんです。今日は、その中の一つ、作り方、材料にこだわりを持った小さなパン屋さんをご紹介します。

今回はその中から「グラン」というお店をご紹介します。オーナーシェフの鶴岡あずささんにまずはお店を開いたいきさつをお話しいただきました。

鶴岡さん:いすみ市のグランというお店のオーナーシェフをしています。鶴岡あずさと言います。2017年の12月にオープンしました。小学校から大多喜に住んでまして、それまでは千葉市の方に住んでたんですけれども、大多喜に行った時に近くにパン屋っていうものが全くなくて、今までパン屋さんに行ってパンを買うっていうのが当たり前だったのが大多喜に来てそれがないっていうのがちっちゃい頃、ちょっとすごく不満だったというか。ただ、その時は別にパン屋になりたいとかそういうのは全く思ってなかったです。もともと全く違う仕事についていたんですけれども、それを辞めるにあたって、自分に手に職を付けたいっていうのがありまして。その中で、店やれるなら田舎でできるんじゃないかなっていうのもちょっとあって、パンの道を選びました。

東京でついていた仕事をおやめになってから、いくつかの都内有名店などで技術を学んだ鶴岡さん。修行もいずれはパン屋さんに!と思いながらだったので楽しくてしょうがなかったそうです。そして、2017年にご主人の実家があるいすみで「grain(グラン)」を開店されました。気になるパン、どんな種類のものを作っているんでしょうか?

鶴岡さん:土日は多分40種類前後はあると思います。まず、すべての小麦を国産のもので作っています。安心安全で食べてもらいたいということで、パン生地に関しては一切添加物は入っていないですし、あと地元で採れたもの、野菜や果物をできるだけ使用するようにしています。今特に使っているのが長ネギと人参なんですけど、こちらはいすみの給食でも使われているような「いすみ育ち」というので作ってる野菜を使わせていただいてます。もう野菜自体がすごくおいしいので、味付けもできるだけシンプルにしてそのものの味が味わっていただけるような形で提供したいと思って作ったパンですね。あとゆずやすだちなんかは、この家でとれたものを使ったりしてます。

ひとりで切り盛りしているのに40種類前後、すごいですね

鶴岡さんのお話にあった「いすみそだち」とは、市内すべての学校給食に地元の 有機米を取り入れた先駆けとして知られるいすみ市が、健康な野菜をつくるために設けている認証制度。地域由来の資源を活かした土づくりにこだわり、化学肥料不使用や、遺伝子組み換えをしていないなど独自の基準を満たしている野菜のことなんです。地域ぐるみで食の安心安全に取り組んでいるんですね。

美味しいパン屋さんの集まる街・いすみ市にあるパン屋さん「グラン」を今回ご紹介しています。こちらではたくさんの種類のパンを毎日焼いているわけですが、“いすみならでは”のパンがあるんです。オーナーシェフの鶴岡さんからご説明いただきましょう。

鶴岡さん:大原の椿公園っていうところがありまして、そこの椿の花からとった酵母を使ってパンを焼いてます。結構元気ですごく膨らみやすくて天然酵母みたいなパンだと皆さん堅いみたいなイメージがあると思うんですけれども、すごく柔らかく、ふわふわな感じで仕上げているので、とても食べやすいのと、あと、その酵母を使うことによってすごくいい香りがするので、焼いたときの香りがとってもいい香りになります。椿のお花の香りではなく、その酵母の香りになります。その花酵母を作っている会社の方が来られまして、大原の方で椿が有名なので、椿のお花からとった酵母を作ったので、それを使ったパンを焼いてくれるところを探しているということで、うちに話がありましてそれで作るようになりました。まあなんかとてもシンプルでおいしいパンにしたいなと思って、今の山型食パンにたどり着きました。

そのほかお店のパンをいくつかスタジオに用意しました。人気のクロワッサンも頂きました。

近くにチーズや乳製品で有名な高秀(たかひで)牧場があって、そのお出かけついでに寄られる方も多いのだそうです。パンとの相性抜群ですものね。そして、季節を感じさせてくれる、これも地元の食材を使ったデニッシュなども並びます。どんなものがあるのでしょうか。

鶴岡さん:まだイチゴが最盛期なんですけど、5月以降はそのうちナツミカンが出てくると思います。あと、初夏から夏にかけてはブルーベリー。8月から9月ぐらいにかけてはシャインマスカットを近くで作っている農家さんから買ってデニッシュに使ったりしています。秋ごろはイチジク、あと栗とかっていう感じ、できるだけラインナップというか、果物や野菜をパンに乗せれるようにしています。ずっと同じ物だけじゃなくて季節感が感じられるようなパン屋さんでありたいなと思ってます。

季節によってメニューが変わるので、常連のお客様には「○○のパン、まだ今年は出ないの?」と聞かれるという人気のデニッシュにも注目ですね。グランの情報は、お店のinstagramで発信されています。HPから事前に予約して店舗で受け取ることもできますのでぜひチェックしてください。

https://www.instagram.com/grain_pan

そしてグランのようなこだわりの小さなパン屋さんが、いすみ市にはいくつも あります。そんなお店をいくつか回って食べ比べてみるのもいいかもしれませんね。

千葉の春野菜2 ヘネリーファームの“アフロ”な春キャベツ

2024/4/5 UP!

「春野菜」の美味しい季節がやってきましたね。

千葉県は全国有数の農林水産物王国!年間通じてさまざまな野菜ができてきます。春野菜というと寒い冬を耐え抜いて栄養をたっぷり蓄えてるものが多いんです。例えばふき、たけのこ、たらの芽、菜の花、新セロリ、新じゃがいも、新ごぼう、春キャベツなど、、、

そこで今回は甘くて美味しい春キャベツ。その生産量が日本一の銚子市からちょっとユニークな農家さんをご紹介します。

ちなみに「春キャベツ」とは春前ごろから初夏にかけて収穫されるキャベツのことで、葉の巻きがゆるく、柔らかいのが特徴。とてもみずみずしく、中まで黄緑色をしています。今の時期、野菜売り場などでもよく目にすると思いますが、今回は、そんな春キャベツの生産量が全国トップの銚子市で、ちょっと異彩を放っている農家さん。ヘネリーファーム代表の坂尾(さかお)英彦(ひでひこ)さんのご紹介です。

まずは、坂尾さんの面白い経歴からご紹介していきましょう。

坂尾さん:ヘネリーファーム代表の坂尾英彦です。うちは12代続く農家で、今はキャベツを2回とトウモロコシを1回、三毛作をしています。(銚子は)野菜作りにはすごく適していて、三方を海に囲まれていることで、すごくこうミネラル成分を野菜にも土地にも多く含むことができるのと、潮風があるのであんまりこう雪が降ったりとか、すごく寒くなったりしない温暖な気候ですね。高校卒業後に一旦就農するんですけど、まあ、通常にこう生産して出荷するっていう農業にあまり魅力を感じず、クラブDJを夢見て東京に行きました。一年間、農業をやった後に東京に行ってクラブDJをやってました。で東京での生活はけっこう大変で、レコードを買ったりとか、すごくお金もかかったので、地元に戻って地元から音楽活動をしようということで戻りました。

代々続く農家を継いだ坂尾さん、東京でいろんなカルチャーを吸収してきていますから、農家としても何か面白いことしたいと考えるようになります。そこで、まずはキャベツに独自の名前をつけることを思い立つんですね。どんな名前をつけたのか。そしておすすめの食べ方も教えてもらいました。

坂尾さん:まず自分で作った野菜に何か名前を付けようと、まあ何でも良かったんですけど、その時アフロヘアーだったのでアフロキャベツって言う名前を思いついて、ロゴとかいろいろ作って販売し始めたら、なんか面白いとか聞いたら忘れないとか。なんかそういう反応は結構あったのでアフロキャベツにしようと思って販売してます。春キャベツはですね。春にとれるっていうことは11月くらいから苗を植えて、その植えた苗は冬のこう寒さを浴びながら育って、春に近づくにつれて暖かくなり大きくなることで水分量を多く含む。この寒さと温かさのバランスがすごくいいので、甘さと水分量が絶妙なおいしさになっています。僕の場合はですね、キャベツをざく切りにして、そこに醤油とオリーブオイル。これが意外と銚子は醤油も作ってますし、とても合います。簡単で。

スタジオに坂尾さんのキャベツが到着。そのアフロキャベツおすすめの食べ方でいただいてみました。

この時期、春キャベツの出荷に忙しい坂尾さんですが、実は農家としての顔の他に、農業を通じたさまざまな活動もされています。一体どんな活動なんでしょうか。まずは東京から戻ってきて 就農する時、こんな宣言をしたそうです。

坂尾さん:自分のやりたいこともやるけど、農業もやるということを宣言しました。今は農業を中心として宿泊施設・・古民家の宿の運営だったりとか、あと市内でレストランを経営してたりとか。うちの畑の近くにあるので、農業体験をした後に、そこで一緒に餃子作りをしたりとか、

ランチを提供したりとか。あと規格外野菜の加工をしたりとか、そういう場所になってます。最近ですと、アフロキャベツ餃子の専門店をオープンしたりとか。あと農業体験の受け入れをできる場所を作ったりしてます。自分の作った野菜をきっかけに、人と出会いたいっていうのが一番大きいことですね。生産している中で規格外になってしまったものを商品化したりとか、一つも廃棄せずに誰かに届けるってことを大切にしています。

坂尾さんのお話にあった餃子の専門店なんですが、2月27日に銚子駅から歩いて5、6分のところにオープンしました。その名も「アフロ餃子ショップ」。新鮮なアフロキャベツをふんだんに使った餃子を楽しむことができます。このように、農業をやるだけでなく、体験してもらう活動。それに伴う宿泊施設や食品加工までさまざまです。どんどん広がっていく感じですよね。そしてユニークなのが農業体験の時は、参加者がみんなアフロのカツラ(かぶりもの)

をつけて作業するのがルールなんだとか。ファンキーにみんなで楽しく作業することでたくさんの人、お子さんにも農業体験を楽しんでもらいたいそうです。強烈なインパクトですよね。坂尾さんもアフロのパーマは4ヶ月に1度しっかりとかけているそうです。面白いことをどんどん広げていく坂尾さん、実は農業体験などを通じて伝えたいことがあるそうなんです。そこには農業、野菜、そして地元銚子への深い愛がありました。

 坂尾さん:ちょっと虫に食べられていても、形がちょっとおかしくても、自分が作った野菜、子供が作った野菜は世界で一番おいしいので、ちょっと虫に食べられても、ここはじゃあ切り落として食べようとか。このできたものを誰かに届けたいとか贈り物としてこんなに気持ちのこもった贈り物はないと思うので。大変さも楽しさも感じながら、農業をきっかけに銚子にこう人が来てくれるってことは一番いいなと思っていて。で、そうすることで、うちに来た人たちが農作業が終わった後に観光するとか。

農業と観光を掛け合せたりとか、アグリツーリズム的なことが自然にこうできるんじゃないかな?銚子は魚がおいしいことは知っている方も多いので、うちのキャベツが美味しいって言うことで、キャベツを買いに来てくれた人が海鮮丼を食べて銚子電鉄に乗ってとか、なんかそういう銚子のことももっと知ってもらえるといいなと思ってます。

銚子電鉄に乗ってというコメントがありましたが、実は、坂尾さんの広いキャベツ畑の真ん中を銚子電鉄が走っています。銚子電鉄に乗ったら、ぜひ、キャベツ畑にご注目ください。アフロキャベツやアフロキャベツ餃子はHPからお取り寄せもできるそうです。キャベツを購入すると銚子の畑での農業体験チケットも付いてくるそうですよ。こういった農業体験、宿泊施設など、坂尾さんの活動について、詳しくはヘネリーファームのホームページをご確認ください。

https://www.hennerymarket.com/

“菜の花列車”で春を満喫♪「いすみ鉄道」

2024/3/1 UP!

千葉県は、JR線12路線、私鉄線19路線、都営線1路線の計32路線が走っており、登録されている駅の数は335もある[鉄道王国]です。中でも特色ある「ローカル鉄道」は鉄道ファンの間ではもちろん観光でも人気ですが、今回は、いすみ市と大多喜町にかけて走っている、いすみ鉄道をご紹介します。

今日は、これからの季節に楽しめる「いすみ鉄道」と「沿線の菜の花」の絶景ポイントやその魅力を創り出している「ミンナノチカラ」をご紹介していきます。

もともと国鉄の木原線、という名前でしたがそれを引き継ぐ形で1988年から運行を続けています。まずは、いすみ鉄道で運転士をされている竹林(たけばやし)真樹(まさき)さんに、その魅力を伺いました。

竹林さん:いすみ鉄道に来たのが十年前で運転士訓練生の募集に応募して来ました。一年間、駅業務を行いまして、その後、国家免許を取りまして、その後見習い行って入社から二年間で独り立ちして、運転手として現在に至ってます。三年目から一人で運転しております。いすみ鉄道の売りとしては、沿線の景色等楽しみに来てくださる観光客の方に乗って楽しんでもらうっていうのを売りにしているんですけれども、まあ、その中でもメインとしては沿線の菜の花ですね。春、菜の花の季節に今では全国的に多分認知されてると思うんですけども、それを売りにしております。

もともと、鉄道にはかかわりのないお仕事をされていた竹林さん。その運転手プロジェクトを知って一念発起、運転士になるための費用およそ700万円を自己負担して列車を運転できる免許を取得されました。いすみ鉄道のこともそれまではあまり知らなかったそうです。しかし、今ではこの菜の花の景色をつくりだすリーダー的な役割を果たされているということでことでお話をききました。そもそも、いすみ鉄道沿線、あんなにたくさんの菜の花はどうやって守られているんでしょうか?

竹林さん:もともと国鉄時代から職員だったり、地域の人が徐々に菜の花を植えて、まぁ少しでもお客様に来ていただければなって始めてたようなんですが、一度手入れしたものは年々ちょっと弱ってきてしまって、まあずっと毎年手入れをしないと咲き続けられないと。そのために、運転業務の合間を縫って種をまいたり肥料をまいたり、またその前に沿線の草刈をしたりですね。そういう手入れをしなければ綺麗に育つことはできないので。種をまいてから葉っぱが育ってきて、運転しながら、生育状況を確認してるんですが、まあ、場合によってあまり育ちが悪いなってところは、後日、自分で再度種をまいたり肥料まいたり、またはあの社内で連絡して営業の方、また保線の方に時間がある時に手入れしていただけるように頼んで。そういった流れでやっております。

中には自生している場所もあるそうなんですが、あれほどまでにあざやかに菜の花の黄色で沿線を染めるには、やはり手入れは重要なんですね。竹林さんも運転しながら、「あ、ここ手入れ必要」と気になるところをチェックしているんです。ちなみにいすみ鉄道の列車の色は、菜の花をイメージさせる黄色と緑のツートンカラー。満開の菜の花の中をレトロな列車が走る風景はのどかで、美しく、フォトジェニックです。

沿線に咲く、たくさんの菜の花は、い鉄の職員さん以外にたくさんの方に支えられています。タネを撒いたり、草刈りをしたりしてくださっているこんな方々がいらっしゃるんです。

竹林さん:沿線の住民の地域の方ですね。そういった方が自主的に手入れしてくれたり。あとは地方自治体、市町村の方ですね、そこの有志の方やってくれたり。または地域で働いて地元の地域で働いている、例えば郵便局の方だったりがまあ手入れをしてくれたりしてますね。 保育園で児童のかたが駅周辺を、そういった保育業務じゃないですけど、その活動として毎年、種をまいたりしてくれてますね。

まあ、運転のときにその駅までその現場まで乗せて届けることはしたことあります。子供たちは、鉄道も好きなので、そういったのを兼ねて一緒になって、そういう盛り上げてくれている。見ると本当嬉しいですね。

夏の終わりに草刈りをして、秋口、9月から10月ごろにかけて種を蒔くと、ちょうど今ごろ、花が咲いてくるんですが、少しでも長い期間、花を楽しんでいただけるように、種を蒔く時期をずらしたり、工夫もしているそうです。お話にあった保育園児の皆さんは、駅のホームにある花壇を中心に種まきをしてくれています。列車に乗っていって種を蒔いて、それが春になると花開く。自分がやったことの成果が何ヶ月後かに形になるのは、いい思い出になっているようです。

そして、例年ですと、菜の花は2月下旬から3月半ばにピークを迎えます。そしてもうすぐですが3月下旬には「桜」が咲いてきます。菜の花は4月まで咲いている場所もあるので、その両方をいっぺんに楽しめる場所があるんです。運転士の竹林さんがお気に入りの「車内から楽しめるおすすめスポット」を教えていただきました。

竹林さん:春は、桜並木が沿線結構植えてありますので、時期としては3月の下旬ですね、開花が。並木が9か所ぐらいありまして、菜の花と桜が満開になってるのが見ることが楽しむことができます。毎年楽しみに運転してるんですが、飽きることはないですね。本当にまあまあこんだけ綺麗なものをほかの人に見てもらわない手はないなって思いますね。沿線で私が一番好きな場所は総元(ふさもと)(えき)西畑(にしはた)(えき)の間の場所にあるんですが、切通のような場所で両サイド桜並木があって、桜が咲くと桜の並木のトンネルになる場所があるんです。斜面のところに菜の花を、徐々に育ててて、それが私の一番のおすすめ場所です。早朝や夕方ですね。陽が弱くなった頃の方が花びらとかが淡い感じで、一番綺麗に見える時間だと思いますね。

いすみ鉄道では、あさって3月3日まで、お隣の御宿町で開催されている「おんじゅくまちかどつるし雛まつり」とコラボして、車内にたくさんのつるし雛が飾られている「つるし雛列車」も運行しているそうです。いすみ鉄道に乗りに来てくれる方に楽しんでもらおうと竹林さんをはじめ、いすみ鉄道のみなさん、沿線の皆さんなど多くの方の思いがこもった菜の花とともにぜひこちらも楽しんでください。  

いすみ鉄道

https://isumirail.co.jp/

千葉の釣りスポット  やってみよう!「釣って食べる海釣り体験」

2024/2/23 UP!

三方を海に囲まれ、冬でも温暖な千葉県は、一年を通して海釣りが楽しめるスポットが本当にいっぱいありますが、今回はその中から、初心者や小さなお子さんでも楽しめると人気の 鋸南町(きょなんまち)の「釣って食べる海釣り体験」プログラムをご紹介します。

県の南西部、東京湾に面する鋸南町で「ELFIN(エルフィン)体験共育くらぶ」が提供している人気のプログラム「釣って食べる海釣り体験」。まずはどんなプログラムなのかディレクターの 北澤伸之(きたざわのぶゆき)さんに説明いただきました。

北澤さん:千葉県の鋸南町をベースに、その周辺の海や山、里の自然をフィールドに自然体験活動、ネイチャーガイドをしています。今一番人気があるというかご参加いただいているのは「釣って食べる海釣り体験」。午前中釣りをして、お昼頃からその釣った魚を調理してまあそれ以外にもアウトドアの料理をして食事をして帰る。釣りは当然海なんですけど、午後のアウトドア料理とか魚の料理はこちらの鋸南町をベースにしている古民家、山の、里山の古民家をベースキャンプにしているので、そちらの庭先を主に利用して、そこで焚き火をしたりとかしながら野外料理をしています。

北澤さんは、東京都大田区のご出身で、子供の頃に多摩川や東京湾で「釣り」の魅力に目覚め、それを伝えようと、子供たちが釣りや自然環境の素晴らしさなどを気軽に体験し学べる団体、「ELFIN体験共育クラブ」を設立しました。クラブの拠点をどこに置こうかと探した時、アクアラインが開通してアクセスが格段に良くなった「鋸南町」に注目。その自然環境、に魅せられて、その後、移住もされています。では鋸南町では、どのような魚を海釣りできるんでしょうか?

北澤さん:一応いつもよく狙っているのは、あの手のひらサイズのメジナを釣るのを一つ目標にして。まあ小さいのもあればそれを超える場合もある。で、何が釣れるかわからないので、その時によって変わるし、フグばっかり釣れる時もあるし。これから2月の終わりから3月にかけてなると思うんですけれども、だんだん水温が上がってきたりとか陽気も良くなってくるので、その頃は今のところ「磯魚」って言われるものですね。メジナとか、あとは根魚?まあ、今まだね。寒い時期からこの時期にかけてだと、まあカサゴみたいなのもつれたりするのでそれは磯ではなくてね、堤防だったりするんですけども。まあそういう魚がこれからだといいかな。

カサゴ!唐揚げにすると美味いんですよね。

北澤さんは釣る楽しみと、料理する楽しみと、食べる楽しみを1日でできるようにタイムスケジュールを組まれていますが、その日のコンディションやお客さんの年齢層によって釣る場所もアレンジしているそうです。

参加者には、まずいたってシンプルな「竿」「釣り糸」「浮き」「おもり」だけの「釣竿」が渡されます。それにはこんな狙いがありました。

北澤さん:一つは釣れるっていう、こう成果が大事だと思うんですよ。釣れるまでのプロセスが結構大事で、まあ道具を扱う。で魚のいる場所に餌を落とす。あとは一番は道具の扱いで、まあ僕がよくやるのは浮き釣りっていうリールを使わないただの竿だけので浮き釣りをすることが多いんですけれども、それだとポイント・・・魚のいる場所ポイントっていうんですけど・・そのポイントに餌を投入して、浮きが沈んであたりがあったけれども、釣れなかったと言うことがある。と、例えば餌だけとられたのか?同じことを繰り返してても釣れないし、じゃあどっかで変えない何かを変えなきゃいけないっていう時に、まあ自分で考えてトライアンドエラーを何回か繰り返すわけです。特にそのトライアンドエラーをあきらめないでいろいろ工夫してやるっていうところをすごい大事にしてます。

シンプルであるほど、より釣りに集中できる。釣りのポイントは北澤さんがしっかり把握していますから、後はアドバイス通りに糸を垂らして釣れるのを待つ。釣れなければ、どうしたら釣れるのか、考えてできる工夫をして再挑戦する。

そういった、トライアンドエラーをしながら学習していくこと。その楽しさを子供たちに体験させたいということなんですね。

すぐにできちゃう要領のいいお子さんもいるんですが、相手(魚)もある意味命がけなわけですから、そう易々と釣れるものではありません。でも、トライアンドエラーを繰り返しながら時間をかけてようやく釣りあげるというプロセスは、大人をもどんどん夢中にさせる体験になるそうです。北澤さんは他にもさまざまな形で参加者に自然の魅力を発信しています。

北澤さん:目の前、竹林があるので、竹林の木一本切り倒してその竹筒でご飯炊いたりとか、釣り以外のものもいろいろ体験をやっているので。

もちろん、僕釣り好きなので釣り来ていただくのもオッケーですけれども、釣りだけじゃない鋸南町の里海と里山と両方楽しめる場所でもあるので、それぞれのなんか好みに応じてオーダーもしてますので、ご相談いただいても大丈夫です。

子ども向けだけじゃなくて、自然体験を取り込んだ企業研修や焚き火料理、そのほか草木染め、磯でのシュノーケリングなど楽しそうなプログラムがいっぱいです。 気になる方、この下のリンクを参照してみてください。

https://helloaini.com/users/20005

http://www.elfin-ee.com/program/index.html

千葉ならではの〇〇が隠し味!「黒アヒージョ」

2024/2/2 UP!

今回は、シンご当地グルメ!「黒アヒージョ」がテーマです。

スペイン語で「刻んだニンニク」を意味するアヒージョに、千葉県ならではの「アレ」を加えたシンご当地グルメ。いったいどんなものなのでしょうか? 「黒アヒージョ」。首都圏にありながら、海の幸にも山の幸にも恵まれた、新鮮でおいしい食材がたくさんある千葉県の魅力を、「食」を通じて発信しようと、2022年に誕生した新しいご当地グルメで、「オリーブオイル」と「ニンニク」で具材を煮込むスペイン料理の「アヒージョ」に千葉県を代表する調味料、「醤油」を隠し味に加えたものなんです。

今日は、その「黒アヒージョ」を広めようと活動するアンバサダーのおひとり、アウトドアオペラ株式会社の松倉広平さんにお話を伺いました。

まずは、松倉さん、どんな方なんでしょうか?

松倉さん:十年以上前からキャンプが大好きで、その中でも食べることがもう大好きだったので、実は「キャンプ飯」っていうのをちょっと極めたいなっていう思いがずっとありました。二年ぐらい前からSNSでですね。毎日キャンプ飯の投稿を続けてるっていうのが今になっております。キャンプ場行ったら1日十品ぐらい作るので、キャンプっていうものよりかはもう朝から晩まで大好きなキャンプ飯を作ってるっていう。そんな感じの生活が続いてますね。もちろん食べます。もう絶対に残さないっていうのは決めててただ食べきれない時はタッパーに入れて持って帰って家族に食べてもらったりとか。まあその場にいる友人に食べてもらったりとかして、なんか味の評価も聞けるんで、なんかそういうことをちょっと続けてますね。ご飯を、作る時食べる時っていうのはなんか黙々とするのが大好きなので、ソロの方が多いですかね?

https://www.instagram.com/matsukuracamp/?hl=ja          

実は、現在もお勤めの会社の中に、社内ベンチャー企業としてアウトドアオペラという会社を設立して、キャンプ飯に関する発信や、キャンプ飯調味料の開発などをされているんです。そんな松倉さん、どういう経緯で黒アヒージョのアンバサダーになられたんでしょうか

松倉さん:自身のキャンプ飯の投稿を発信し続けてたら、千葉県の方にも目を止めて頂いてですね。千葉県は去年2023年は黒アヒージョをアウトドアに広めたいというお話をいただきまして、なにか一緒にできないかっていうお話をいただいたのがきっかけですね。まあ、いろんな食材と相性が良さそうですから、千葉県のなんか海のものとか、山のものとか、そういったものとなんかコラボできるんだろうなと思って普段自分がキャンプ飯作ってる中でもですね、何かご協力できるんじゃないかなと思って、アンバサダーとしてちょっと今頑張らせていただいています。お醤油って非常に、食欲の湧く香りがあったり、旨味があるので、アヒージョがよりおいしくなるんだろうなって。なんとなくそういう美味しそうな感じなんかはすぐわかりましたね。

実際アンバサダーに就任して、黒アヒージョを作ってみたら、その美味しさにすっかりハマってしまったそうなんです。しかも、食べてみて大きな発見があったそうなんです。

SNSでのキャンプ飯の発信がきっかけで、現在、千葉県のシンご当地グルメ・黒アヒージョのアンバサダーとして活動しているアウトドアオペラの松倉さん。いろいろな食材で「黒アヒージョ」づくりに挑戦していらっしゃいますが、意外な食材をおすすめしてくれました。

松倉さん:自分で作ってみて、後からわかったことなんですけど、非常にこう「和」の食材にも相性がいいんですね。例えば、ちょっと変わり種で納豆とか入れてもおいしく食べられるのが黒アヒージョで、オリーブオイルにニンニクを刻んで、唐辛子も刻んでですね、ちょっとコトコトさせてニンニクがきつね色になってきたら、食材を入れればでき上がるんですけど、最後にお醤油ちょっと垂らすだけですね。その食材との調和というのがめちゃくちゃ良くて。で、納豆の場合はそこで出来上がった黒アヒージョをバゲットをスライスしたものを、納豆につけて食べるともうこれメッチャクチャジューシーなんですけど、とろんとして美味しいアヒージョができるんですよね。これこそ黒アヒージョならではなのかなと思いますし、さつまいもとか大根とかですね。そういったものも合うのが黒アヒージョのいいところかもしれないですね。

・・・ということで、今回、スタジオでも黒アヒージョ作ってみました!

とても手軽にさまざまな食材で楽しめる千葉県のシンご当地グルメ「黒アヒージョ」。実は松倉さん、アンバサダーとして次の一手、こんな風に考えているそうです。

松倉さん:ぜひ一度ご自宅でチャレンジしてもらえたらなと思います。サバ缶とかでもいいと思うんです。で、それを入れてもらって、最後にお醤油を小さじ1〜2程度につけてもらえれば、めちゃくちゃ香り高いですね美味しいアヒージョができます。あとはですね、私が春ぐらいには黒アヒージョの素っていうのもご案内できると思うので、もうちょっと待っていただければなと思います。本当に黒アヒージョって万能ですごいやみつき感のある味わいのアヒージョができるんで、ぜひぜひもっと皆さんに知っていただけるように、私も頑張っていきたいなと思います。黒アヒージョフェアもやってますから、つくるっていうよりかは食べてみたいっていう方には、ぜひこれは黒アヒージョフェアの方をチェックして頂いて、お店の黒アヒージョの味わいを知っていただければな、と思います。 

実は、スタジオで試食した黒アヒージョ。松倉さんの会社、アウトドアオペラが春頃に販売予定の「黒アヒージョの素」を使わせていただきました。これ、パッケージを開けてそのまま鍋に入れて火をつければ、ニンニクも唐辛子も入っています。

そして、さらに、県内のレストランでも黒アヒージョを食べられるところが増えているんです。県内の飲食店や宿泊施設でそれぞれの「黒アヒージョ」メニューが楽しめる「黒アヒージョフェア」が開催されています。期間は3月17日まで。参加店やイベント情報など詳しくは「黒アヒージョ」特設サイトに掲載されています。のでぜひチェックして、この機会に召し上がってみてください。おススメのレシピなども掲載されています。

パフェを作ろう♪「磯山観光いちご園」

2024/1/12 UP!

                                            

いちごがまさに旬を迎えています!千葉県は全国有数のいちごの産地ですが、これからは「いちご狩り」で賑わいます!楽しいですよね、いちご狩り。

県内には120箇所ものいちご狩りスポットがあるんですが、今回は東庄町(とうのしょうまち)にある「磯山観光いちご園」で人気の、「いちご狩りと、+α」のお楽しみもご紹介します。

千葉県の北東部に位置する東庄町。町を走る国道356号沿いは「いちご街道」とも呼ばれ、寒暖差で甘くなるいちごを求めて多くの方が訪れるこの町に「磯山観光いちご園」があります。コロナ禍ではお客さんが激減した時期もありましたが、昨年あたりから少しずつ回復しているそうです。まずはこちらの代表、磯山(いそやま)(やす)(ふみ)さんに、園について伺いました。

磯山さん:私の父親の方が47年くらい前にいちごをはじめまして、だいたい40年前くらいから観光として営業しています。直接お客さんの顔も見れますしやっててやはり楽しいからですね。はい、美味しかったよとか笑顔を見ると、やっぱりやりがいを感じます。うちの方では4種類栽培してまして「アイベリー」「紅ほっぺ」「もういっこ」「ふさの香」4種類やっております。まず「ふさの香」、千葉県の品種になりまして、あと「アイベリー」に関しては結構古い品種なんですけども、酸味と甘味バランスよく大きくなるイチゴはかなり大きくなります。

アイベリーは中にはニワトリの卵ぐらいの大きさになる、粒が大きくなる品種で、栽培が難しくて、希少品種といわれいますが、東庄町にある6つのいちご園ではアイベリーを作っているんです。

磯山観光いちご園は、入園料を払ってハウスに案内されるんですが、そのハウスは、園の方が見極めたその日いちばんおいしい状態のイチゴが実っている場所。どの種類にあたるのかはいちごの出来次第なんだそうです。いちご狩りのシーズンはこのあとの気候にもよりますが、例年ゴールデンウィークあたりまでだそうです。そしてシーズン終了前に、もう次の年の準備が始まるんですが、いちごの栽培について教えていただきました。

   

磯山さん:ちょっとやはりいちご植えるにあたって、その苗を作らないといけないので、どうしてもやっぱり4月頃から苗木を育て始まって、夏場の時期がどうしても病気が出やすいので、そこの管理が一番重要だと思います。植えるまでの管理がイチゴの出来栄えの7、8割になってくるかなと思います。ハウスの中ですし、45度位は行くかなっていう感じですね。苗を購入します。そこから夏場に増幅させてだいたい百倍近く増幅させます。うちの方の栽培方法は3種類ありまして。従来の「土耕栽培」・・従来のうねを作って土耕栽培と、あとは棚になってまして「溶液土耕栽培」っていう高設栽培、であと「水耕栽培」と言いまして、水が流れてそこに溶液養分を流して栽培する3種類やっております。

高設栽培ってしゃがまずに獲れる高さにあるので、車椅子の方とか小さいお子さんでも楽にいちご狩りができていいですね。磯山観光いちご園では、車椅子が通れる幅を確保して楽しんでもらえるようにしています。最近、県内でもそういった誰でも楽しめるいちご園が増えてきているようです。

 

今日ご紹介している東庄町の磯山観光いちご園からスタジオに大きなイチゴが届きました!

美味しくいただきましたよ!

いちご狩りでは、大きさや形、どれが美味しそうか探すのも楽しみですが、どんな状態のいちごを選ぶといいのか、磯山さんに教えていただきました。

磯山さん:えっとね、いちごが呼んでますね。(笑)  イチゴの色付きなんですけども、やはり日光がちゃんと綺麗に当たってる方が綺麗に色付きもつきますし下からだんだん色が付いて来まして。最終的にヘタの間近まで色がつきます。そうすると完熟いちごということで、おいしいいちごが呼んでいるような感じになります。なので、やはりいちご狩りはそこが一番醍醐味かなと。かなり完熟したのを食べれるっていうのは魅力かなと思います。

そしていちご狩りだけでなくこちらでは+αがあるです。

磯山さん:大きい休憩所を完備してまして、スイーツ、ソフトクリームとか削りイチゴいちごシュークリーム、その他に、あと体験コーナーとしてパフェ作りといちご大福作りをやっています。イチゴ狩りやった後にやる方がほとんどなんですけど、よく食べれるなって言う感じで、やはり小さいお子さんとあと女性の方、若い女性のかたが多い感じです。一人でいらっしゃる方もかなりいらっしゃいます。男の方の方が多いかなと。あと、本当にいちごを好きな方でウチは食べ比べをやっていないので「アイベリー」を食べた後に「紅ほっペ」も食べたいな~っていう方は、2回お金払って入る方も、稀にいます。

イチゴを使ったスイーツが食べられる休憩所と、自分で作って楽しむこともできるなんて、イチゴ好きにはたまらないですね!いちご狩りでお腹いっぱいになってても、別腹で入っちゃいそうです。

 スイーツカフェでは10種類以上のいちごスイーツを提供していて、定番の人気メニューに加えて今年から始まったものもあるんです。例えば「もみもみシェイク」。スイーツカフェでダントツ人気の「いちごソフト」に、更に手作りいちごソースをたっぷりかけたもので、袋の上からもみもみして混ぜて、お好みの固さにしてからストローで飲む、贅沢なNEWスタイルのシェイクだそうです。その他、磯山観光いちご園オリジナルのドライいちごを浮かべた香り豊かな「ストロベリーティー」などを、リニューアルしたばかりの、ブーゲンビリアが咲く、暖かくて広い休憩所でいただくことができるんです。

最後に磯山さんにいちご狩りでの美味しいいちごを見つけるテクニックを一つ伝授していただきました。

いちご狩りでハウスに入ったら、入り口側ではなく、まず一番奥まで行ってそこから美味しそうなイチゴを探すのが良いいちごに出会えるコツ!みんな入り口近くから食べちゃうからなんだそうです。ぜひ、お試しください。

https://isoyama1583.com/

千葉県の高校生が開発!夢のランチパック

2024/1/5 UP!

来週月曜日は成人の日。2022年から成人の年齢が18歳に引き下げられ、現役の高校3年生も「成人」なんですよね。そこで今回は現役の高校生たちの活躍に注目。

千葉県発祥の企業「山崎製パン」の人気商品の開発に、県立商業高校生が携わったんです!そのプロジェクトをご紹介します。

今回ご紹介するのは、県内の商業高校生が企画・開発に携わり、1月1日から販売されている「ランチパック」です。ランチパックと言えば、市川市で創業し、県内にも工場がある「山崎製パン」の人気商品ですよね。今回、千葉県誕生150周年記念事業の一環として、高校生と山崎製パンのコラボレーションが実現したそうなんです。まずは参加した商業高校を代表して、県立千葉商業高校の大川裕二(おおかわゆうじ)先生に、この企画についてお話しいただきました。

大川先生:今年、千葉県誕生150周年ということで、何かこの150周年を記念して、千葉県の商業高校生が商品開発ができたらいいなあっていうふうに考え、千葉県と千葉県の商業高校が加盟している「商業部会」という団体があるんですが、そこがコラボして商品開発を行うことになりました。で、その中で私たちだけではやはり商品開発って言ってもなかなか難しくて。千葉県で活躍している企業さんに協力していただいて千葉県と千葉県の商業高校とその企業さんで三者でコラボして何か商品開発をっていう流れになりました。で、その中で山崎製パンさんが協力しますっていう形で手をあげていただきまして、今回このランチパックの商品開発を行うというような流れになりました。

今回は、商品化に携わった高校の中から代表で千葉商業高校の方々にお話を聞いていますが、県内にある商業高校から他に「銚子商業高校」「東金商業高校」「君津商業高校」の合計4校、48名の学生さんが参加していろいろ協力しながらつくりあげたそうです。

気になるのはその味、実際に味を提案した千葉商業高校3年の細井(ほそい)(とも)(ひと)さんに説明していただきます。

細井さん:私は今回ポップという店頭の販促物を担当させていただいたのですが、その他にそのランチパックの味を決める際に、グループで話し合って「チーバカレー」というカレーの味が選ばれる形となりました。チーバカレーっていうのは千葉県産のものを使ったキーマカレー。「千葉県」×「キーマカレー」で「チーバカレー」です。カレーの中身には千葉県産の豚肉や野菜などの食材が使用されています。試食は2回ほどさせていただいて、一回目のときはまだ確定していなかったので、今まで山崎製パンで販売されていたカレーの味がこんなんだよっていうのを食べさせて頂きました。11月頃にこの千葉カレーが販売するよということで決定したランチパックを食べさせて頂きました。そうですね。やっぱり食べた時にあ、自分の味が採用されたんだっていう実感と、あと達成感がありました自分は認めてもらえるっていう自信を持って、このランチパックを販売したいと思います。

自分が考えた味がお店で売られるというのは、自信にも繋がりますよね

そしてもう一つの味は、千葉県の名産・さつまいもを使った「千葉県産さつまいも&はちみつバター風味」。千葉県産のさつまいもペーストとはちみつバター風味のクリームをサンドしたもので、校内でアンケートを実施してランキング1位となった味も、商品化しました。

スタジオには県内の商業高校生と山崎製パンのコラボで完成、1月1日から販売されている2種類のランチパックがスタジオに届きましたので早速試食させていただきました。

このプロジェクト、新しい味の提案・開発だけではなく、商品まわりの他の部分でも高校生のアイデアが生かされているんです。具体的にはどんなことをしたのか。千葉商業高校3年生の及川和(おいかわなご)(み)さんに伺いました。

及川さん:私は全体のリーダーとイベント企画のリーダーを務めておりました。私自身、マーケティングに興味があって千葉商業高校を選んだので、実際このような社会に即したようなビジネスを体験できるというのはとても嬉しく思っていて、また大変なことや社会の厳しさを知ることもできたので、これからの、社会人になってから生かせるような経験がさせてもらえたと思っています。企画を山崎製パンの方に提案させていただいた時に、多くの改善点をいただきました。そういった点で、私たちの案がうまく通らないような厳しさを知ることができました。

実際のビジネスは、教科書や授業ではカバーできない事が当然たくさんあります。山崎製パンの方も、高校生にしっかりビジネスの厳しさも示してくれたんですね。ビジネスパートナーとして

実は、味の開発だけでなく、他にもさまざまな形で学生のみなさん参加しているんです。

伊藤さん:POPの方を担当させていただきました。POPとは小売店の店頭プロモーションで使われる広告のこと。その他の販促物としてのぼりや商品棚から立体的にでる案内表示板だったり、店内の床に貼る誘導シールのような物を考案しています。

小川さん:イベント企画の方を担当させていただきました。販売する売り場で福袋だったり、あとはその小売店の方にご協力していただいて、店内放送を流させていただいたりと。企画でお客様に来ていただけるように考案しました。はい、私は今回のこの発売される2種類の味が、千葉県誕生150周年記念事業として参加させていただいたので、それぞれの味が150万個で合わせて300万個。売れたらうれしいなと私は思っております。

150周年で二つのメニューで300万個とは夢が大きくていいですね!

山崎パン ランチパック「チーバカレー」と「千葉県産さつまいも&はちみつバター風味」は千葉県を中心に関東地区のコンビニやスーパーなどで販売中です。チーバくんがデザインされているパッケージを目印にぜひ探して、召し上がってみてくださいね。

ランチパックスペシャルサイト

https://www.lunch-pack.jp/collaboration/20231202.html

「銚子電鉄」でチョウシイイお年を!

2023/12/29 UP!

今回は千葉のローカル鉄道、銚子電鉄とその沿線の魅力をご紹介します。

もうすぐ新年ですが、銚子市といえば、山頂や離島を除いて日本で一番早く初日の出が見られることで知られていますよね。元旦に犬吠埼から初日の出を見るために銚子電鉄に乗ったことがある、なんて方もいらっしゃるんじゃないでしょうか?今日は、銚子電鉄とその沿線の魅力を誰よりもご存知なあの方に、お話を伺います。

千葉県の最東端・銚子市を走る銚子電気鉄道、通称・銚子電鉄は、銚子駅から外川(とかわ)駅までの10駅、およそ6.4キロを結ぶローカル鉄道です。今年7月に開業100周年を迎え、今も地域住民の移動手段として、また観光鉄道として親しまれています。今回お話をお伺いするのは銚子電鉄の社長 竹本(たけもと)(かつ)(のり)さん。さまざまなメディアでも取り上げられてすっかり有名になりましたが、社長になるきっかけは こんなことだったそうです。

竹本社長:代表に就任しましたのが2012年の12月ですね。(それから)ほぼ11年ですね。入社というかですね、私はもともと銚子電鉄の顧問税理士だったんですね。18年ほど前から銚子電鉄に関わるようになってですね、平成20年からですね2008年からまあ社外取締役ということですね、財務関係を担当していたという。そんな流れの中で、非常に経営状況厳しいと。特に東日本大震災後ですね。非常に資金繰りが厳しくなってしまって。ついには預金残高50万、借金2億円以上あるという状況の中で、まあワンポイントリリーフとしてですね。実は三か月の予定で代表就任したのがきっかけなんですね。ずっと延長戦を延長100回ぐらいになってる感じがしますけれども、、、、、

厳しい財政事情を承知の上で、3ヶ月間だけということで社長になったのに、すでに11年。その間、さまざまな話題を提供し続けていて、そのバイタリティはすごいですよね。沿線の人口減少が進み経営がさらに悪化した中で追い打ちをかけるように起こったコロナ禍でも、大ヒット映画『カメラを止めるな』のいわゆるパロディー作品として、『電車を止めるな』という作品を作った話は記憶に新しいですし、全ての駅のネーミングライツを販売してユニークな駅名をつけたり、岩下の新生姜とコラボレーションして車内ドピンクの列車を走らせたりと、次から次へと面白いアイディアを出されていますよね。さすが「日本一のエンタメ鉄道」を目指していらっしゃる「銚子電鉄」です!

   数々の危機を乗り越え続けている竹本社長ですが、最初に「銚子電鉄、変わったことしているな」と注目を集めたのは これだったんじゃないでしょうか。

竹本社長:新たに親会社になったのが、千葉を代表するまあデベロッパーと言いますかね。建設会社だったんですね。ほどなくしてバブルが崩壊してしまって、親会社の経営のほうがおかしくなってしまったんですねそして、平成十年に親会社が実際に倒産してしまいます。親会社といえば、お父さん会社ですよ。お父さんが倒産というですね、シャレにならない状況に陥ってしまったわけなんですね。まあ、そんな中でなんとかして子会社だよね。銚子電鉄を自力で存続させようということでね。ぬれ煎餅の製造販売にかじを切ったわけです。本社のある駅の駅長ですね、当社の幹部ですが、制服と制帽を脱いでポッポやとしてのプライドを置いて、せんべい屋のオヤジになったんです。そして、せんべいの売り上げが年間売上一気に2億円に達したんですね。鉄道収入が1億1000万だったわけですから、帝国データバンクとかありますけれども、当社は堂々とですね。米菓製造業者として登録されてるわけです。

駄洒落が入ってわかりにくくなってますが(笑) 世の中的には、銚子電鉄はお煎餅屋さんだということなんです!?ちなみに、同じように会社のデータを調べている東京商工リサーチでも銚子電鉄は「ビスケット類・干菓子製造業」に分類されていて、「本業が煎餅屋、副業が鉄道」ということなんですよね。ちなみに、鉄道よりおせんべいの方が売り上げがいい状態は四半世紀以上も続いています。

とはいえ2023年3月の決算で、銚子電鉄、2期連続の黒字決算を果たしています観光鉄道としての魅力も豊富な銚子電鉄、もうすぐ1年で最も売り上げがある、元日がやってきます。銚子で初日の出を見ようとたくさんの方が鉄道を使ってやってくるからです。

社長曰く、最も売り上げるのが元日だが、後の364日は耐え忍んで、なんとか生き延びている。そんな厳しい状況もなんとなく、笑いに変えてしまうのがこの会社の不思議なところです。

   

一年で最も混雑し、売り上げがあるのが元日です。多くの方が銚子市で“日本一早い初日の出”を見るために終点の外川(とかわ)駅の一つ手前、犬吠(いぬぼう)駅で下車して、犬吠埼(いぬぼうさき)灯台に向かいます。駅からは徒歩でおよそ10分ほど。でも、実は犬吠埼灯台の他にも竹本社長おすすめのパワースポットもあるということで教えていただきました。

竹本社長:そこはですね、ええと犬吠駅ではなくて、終着駅の外川駅、非常にこうノスタルジックな日本情緒豊かな駅舎が人気なんですけども。ここから歩いて十分程のところなんですけども、長九郎神社と書いて

「ちょぼくり稲荷神社」と呼ばれてますけども、ここが私にとってですねパワースポットみたいな場所、一番のおすすめポイントなんですね。長い森を通って、そして森の行き止まりを右手に曲がるとバーっとですね太平洋がおがめる。そしてそこに神社鳥居が立っててですね、この鳥居がまた変わってお魚の形をした鳥居だということで。時々メディアにも取り上げれますけどね。あのまだそんな観光地化されていない場所です。非常におごそかな雰囲気の中でですね初日の出を見ることができるっていう非常にお勧めのスポットでございます。

さて、年間を通して次から次へと話題を発信し続けている銚子電鉄、次はどんなことをみせてくれるのでしょうか?社長に来年の抱負を伺ったところ、大手ゲームソフト会社とゲームを開発中なんだそうです。その名前がまた、銚子電鉄らしさいっぱいなんですよ。思わず笑ってしまいますが、よくよく聞くと、なるほどと思わされます。

竹本社長: タイトルですね「銚鉄GO」ですね。ちょっと一目見ると「桃鉄」に見えるんですね。間違ってプレーする人はいらっしゃるかもしれないという。サブタイトルが「銚子に乗るな」というですね。いや、それが町歩きなんですよ。町を歩いて健康になろうという、そういうですね。ARとか駆使しながらですね。町歩きを実は楽しんでもらうと。そして銚子から終着駅の外川まで6.4キロ。そうすると、だいたい1万歩近くあるんですよ。で行って帰って全部歩きだと2万歩近くあるので、帰りは電車に乗っていいと。行きは電車に乗らないで歩いてくださいという意味で銚子に乗るなと言うですね。まあ、そんなタイトルのゲーム。地域おこしとしてほかのローカル線、当社と姉妹提携を結んでいるローカル線にも ご参加いただいてですね。その各路線の魅力もPRしていただくと、各地域を活性化させたいと。そして全国にローカル線の輪を広げていく。これによって地域を元気にして行くって、その地域を活性化するためのツールが最も有効なツールがローカル鉄道なんだ。そんな感じでですね開発をしているところです。

   

銚子電鉄、新しい話題としては、関西の私鉄、南海電気鉄道から30年ぶりに「新しい?中古車」を導入することが決まっていて、すでに銚子にその車両が到着している、という最新情報も教えていただきました。いま、銚子電鉄で走らせるための準備をしていて、2024年には運転開始できる予定だということです。

経営はいつも厳しいけど、たくさんの話題を振りまいてなぜか?応援したくなってしまう銚子電鉄。みんなで乗って支えたいですね!

https://www.choshi-dentetsu.jp/

地産地消 地域野菜をブランド化!「石井食品」

2023/12/22 UP!

今回は、ハンバーグやミートボールでお馴染み船橋市に本社がある石井食品の「地産地消」をテーマとした取組みをご紹介します。

全国展開をしている石井食品ですが、日本各地で発掘した旬の食材を「無添加調理」によって商品化する「地域と旬」シリーズが大変注目を集めているんです。今回取り上げるのは冬に美味しい千葉県のある野菜とのコラボレーションで生まれた「ハンバーグ」です。

ミートボール国内シェアトップの石井食品には、“地域と旬”をコンセプトに、地元の農家と連携して地域の食材のブランド化を推進する部署があるんです。石井食品の素材価値開発部の三谷(みたに)(あきら)さんに、まずは、この地域と旬シリーズについて、説明していただきました。

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三谷さん:原材料を調達する部門になります。ただ、素材価値開発という名前なんですけれども、やっぱり生産者の方々が育てたものをただ単に仕入れて売るってわけじゃなくて、やっぱりそこに価値をどう生み出して行くか?どう価値を付けていくかっていうことをやっぱりやっていきたいという思いから素材価値開発部っていう名前に当社の方では呼んでおります。2016年から地域と旬シリーズという商品を発売しております。で、これは年間通して同じ物を販売するんでなくてですね。その季節折々の旬の物を大事にした商品をハンバーグなどにして、販売しております。やはりあの食べる側としましても、やっぱりハンバーグを食べるにしても、やっぱりこう季節でやっぱり楽しみが必要だと思うんですね。だからやっぱり旬のものが一番おいしいですし、栄養価も高いですし、その食事が楽しみになると思うので、その季節で一番美味しいものをハンバーグなどのソースにして召し上がっていただきたいと言う中で、季節で一番おいしい素材を使ったハンバーグを作っているってことですかね。

人気のレギュラー商品であるハンバーグに、季節限定、特定の地域の旬の食材で新たな価値を加えたものを作ろうとしているんですね。

このシリーズ、いくつか商品があるんですが、旬の食材そのものの美味しさを最大限に生かせるように、石井食品さんのこだわりの“無添加調理”つまり、食品添加物を使わずに加工調理した「ハンバーグ」。この中に千葉県産の食材を使っているものが二種類ありまして、一つは「白子町(しらこまち)の玉ねぎ」。そして、もう一つが今回ご紹介する 「市原市の姉崎(あねさき)だいこん」なんです。

知る人ぞ知る各地の美味しいもの、石井食品の皆さんは、どうやって探したのでしょうか。    実は結構アナログな方法でした。

三谷さん:石井食品内では、そういった身近にですね、特徴的な野菜だったり、このこだわりの持っている野菜などはないかっていうのを社員に従業員にヒアリングしたり、あとはあの営業出てるものが外に日頃の営業活動中にそういったこだわった野菜はないのかっていうのを常日頃から探しているという状況です。その情報を得てですね、直接その産地にお邪魔しちゃうんですね。で、そのお邪魔した時に色々お話させていただいて、そのままこういう商品化になるものがあれば、ご縁がなかったっていうのもあります中には。こういったあの、非常に今回、姉崎大根ハンバーグの姉崎大根については、非常にご縁をいただいたと思っておりまして、その中で一緒にですね、このハンバーグを出来上がるまで何度も試作をするっていうのも一緒にあの味を見てもらったり、こういう風にした方が大根生きるよねっていうのも一緒に取り組んで商品化に向けていったと言う経緯がございます。やっぱりハンバーグの中でこの11月から発売になっているこの姉崎大根ハンバーグが出るとお客様もいよいよ冬がやってくるなという季節を感じられる商品になっているかと思います。

スタジオでも試食させていただきました!ちなみに姉崎だいこんの特徴である甘さは、霜がおりるほど冷え込む気候のためだいこんが自分が凍らないように糖分を多くためこもうとしてできるものなんです。

地域ブランド野菜の素材の味を大切に生産者さんと協力して 商品開発。美味しい製品ができあがって、でも、そこで終わりではないんです。

    

三谷さん:結構大事なポイントで、この一年に一回に三ヶ月の販売期間があるんですけれども、その終わった時にですね、生産者の方々と味はどうだったのかとか、売れ行きどうだったのかっていうのを振り返りをするんですね。来年、このアップデートするために、生産者の方と一緒にですね、話す中でアップデートするっていうのは結構、この地域と旬モデルのひとつの形になってますね。まあ、実際、あの生鮮を扱っているこの生産者の方々って、お客様の声というものがこう手元に来るってあんまりないんですよね。私たちもお客様と触れ合う機会結構あるので、その中でこういった声がありましたよっていうのをお届けできるっていうのも、地域と旬の取り組みの、特徴的なことかなと思ってるんで、そういうとこを商品を通じて一緒に共有する中で、もっといいものにしていこうっていうふうにしてますね。

完成したらそれでおしまいではなくて、販売が終わったら反省会をして商品にフィードバック、来年以降の為に改善し続けているんです。大根を作っている農家さんたちも、コラボすることで、消費者の声が石井食品さんを通じて聴くことができる。これは大切ですよね。

姉崎だいこんを作り石井食品とコラボしている大根農家さんを代表して、金子義弥さんにお話伺いました。

金子さん:姉崎大根の出荷は10月中旬から5月いっぱいくらい。今回、石井食品さんから姉崎大根のハンバーグを作っていただいたことで、結構評判が良くて、あの姉崎大根ハンバーグ買ってとても美味しかったよ、という言葉を聞いて、やっぱり元気というか、頑張れる糧になっております。参考にもなるし、あのやる気も出るし、下手な大根、変な大根作ってしまって味が落ちたじゃないかとそう言われたらまた石井食品さんにも迷惑かかってしまうので、やっぱりそこは生産者、私たちの姉崎大根の生産者14名いるんですが、その生産者もみんなしっかり大根を作っています。石井食品さんと姉崎大根の共存共栄と言ったらちょっと大げさですけども、生まれる相乗効果、そういったものが商品化の価値を高めるのではないかなと思っています。名前に負けないように、しっかり良いものを作って、これからも石井食品さんと共にいい商品、姉崎大根ハンバーグを作っていきたいと思っています。

実は石井食品は、ハンバーグ以外にも、地元食材とのコラボをやっています。例えば西船橋あたりで栽培されているおいしい小松菜とコラボしたカレーもあるそうですよ。

詳しくは石井食品のホームページをご覧ください。その種類の多さにきっと驚くと思います。ぜひご覧ください。

https://www.ishiifood.co.jp/

絶景×イルミネーション!「マザー牧場」のクリスマス

2023/12/15 UP!

県内にはイルミネーションで有名なスポットがたくさんありますが、今回はその中から「絶景とのコラボレーションを楽しめるイルミネーションスポット」をご紹介します。

それは、クリスマスシーズンを満喫できるスポットとして富津市にあるマザー牧場で行われているイルミネーションです。マザー牧場といえば、動物たちと触れ合ったり、季節ごとの花畑を楽しめる、千葉県を代表する観光スポットの一つですが、鹿野山(かのうざん)という山の標高およそ300mの場所にあるのも特徴です。その立地を生かしたイルミネーションが楽しめるということでマザー牧場の宣伝担当、小林(こばやし)千夏(ちなつ)さんに伺いました。

小林さん:マザー牧場の小林千夏です。冬だけのお楽しみとしまして、11月3日から来年の2月25日までの土・日・祝日を中心に「イルミネーション光の花園、妖精の国からの招待状」というイベントを開催しております。イルミネーションは約60万球のLEDで展開しております。マザー牧場のイルミネーションは今年で実は12年目になるんですけども、開催当初とはまたエリアも変わってきておりまして、今では景色とイルミネーションが融合して楽しめるような展開をしたりとか、年々新しい取り組みをしております。だいたい日没ごろの16時過ぎに点灯致します。まだまだ暗くない時間に点灯しているんですけども、これはイルミネーションが作っている山の上エリアが景色がよく、夕日がとてもきれいなエリアだから、夕日とイルミネーションを一緒に楽しんでいただこうということで、この夕暮れ時の時間から点灯しているんです。夕日綺麗だなあ から 沈んで真っ暗になっちゃったー までゆっくり眺めていただくのがオススメです。

遥か西の方角に富士山のシルエットも条件がそろえば見ることができるんですね。でも冬ですからね、長い時間外にいるのは苦手、という方もいらっしゃるでしょう。そんなみなさんにもおすすめの観覧場所があるんです。

小林さん:鑑賞エリアの横にはレストランがございまして、ガラス張りのレストランでございます。そちらでみて頂くと、屋内で夕日とイルミネーションの移り変わりをお楽しみいただけます。さらにですね、イルミネーション開催期間限定としまして、マザー牧場のあったかグルメの食べ放題を開催しております。こちら16時以降からの販売となっておりますので、イルミネーションの点灯とともにお楽しみいただけると思います。メニューはマザー牧場の名物と言ってもよろしいですかね?

ジンギスカンかイルミネーション開催期間にしかご用意していない「名水もち豚せいろ蒸し」という温かいメニューをご用意しています。

こちらの食べ放題の料金が大人3500円、お子様1900円となっております。こちら16時以降に入場の方には、特別に入場料金と食べ放題がセットになったセット券も販売しております。こちら、なんと入場料と食べ放題セットで大人3500円、子供1900円となっており、実質入場料が無料となる。とってもお得なチケットです

マザー牧場のレストラン「FARM DINER」は、確かに窓が大きいので、美味しいものを暖かい室内で食べながらたっぷりイルミネーション楽しめます。

今年の新しい企画とクリスマスのイベントについてもお話いただきました。

小林さん:今年は新登場としまして、妖精の国をテーマにした新エリアができております。マザー牧場には四季折々の花が咲いて、その花畑にすみついた妖精たちをテーマにしております。そんな妖精たちの国には川があったり、風車があったり、立体的なお花畑があったりと新しいような装いになってるんですけども、もちろんそこにもフォトスポットがございまして、カメラ台や、乗って楽しめるボートとかご用意してますのでぜひそちらでもね、お写真撮ってお楽しみいただきたいです。クリスマス限定イベントとしまして「トナカイ羊がやってくる」というイベントを開催いたします。こちら、明日12月16日17日、飛びまして、23日から25日の5日間限定の開催となります。トナカイに扮した羊がサンタクロースと一緒に登場しまして、その3人と一緒に写真が撮れるというイベントとなっております。こちら参加無料のイベントとなっておりますので、奮ってご参加いただければと思います。

そして、マザー牧場の中にある遊園地「わくわくランド」の遊具もライトアップされているので、観覧車のイチバン上、標高330メートルからイルミネーションを見下ろすのもオススメですし、高さといえば、21メートルの高さからイルミネーションに飛び込んでいくような「バンジージャンプ」もスリル満点です!飛び降りるのが怖いという方はタワーに昇るだけのチケットもあるそうです。

そしてクリスマスのあとは年末年始ということで毎年恒例の「あれ」を羊たちが頑張って作るんです。

小林さん:12月は年末年始というところで年末ですので、新年を迎えるために定番となっております羊の大行進で羊文字を行っております。こちら、来年の干支である「たつ」の文字を約200頭の羊たちが描きます。11月から練習を重ねておりますので、かわいく「たつ」の文字を描いてくれると思いますので、是非ご覧ください。イルミネーション期間中のアクセスはお車の方はですね。16時以降、駐車料無料になりますので、こちら大変お得です。また、マザー牧場の中庭グランピング施設がございましてイルミネーションを見た後、そのままマザー牧場で宿泊できるスペシャルな体験がお楽しみいただけます。眠りについた次の日の朝は、動物たちが朝のご挨拶に来てくれるアクティビティやおいしい朝ご飯をご用意しておりますので、よろしければそちらもお楽しみください。

グランピングでゆっくり過ごす。地上のイルミネーションを楽しんだ後は、夜空のイルミネーションを楽しむ。ロマンチック♪朝はマザー牧場の動物たちがご挨拶に来てくれる。まさに「牧場(まきば)の朝」!

夕方から、ゆったりとした時間を楽しむ「マザー牧場のクリスマスイルミネーション2023(にせんにじゅうさん)2024(にせんにじゅうよん) 光の花園」は、来年2月25日までの土曜、日曜、祝日と年末年始期間、夕方4時から夜7時30分までの開催です。イルミネーション期間中は夜7時40分に出発するJR君津駅行きのバスが臨時増便されますので、公共交通機関でのご来場も安心です。動物との触れ合いやショーなど詳しいことはマザー牧場のホームページをご覧ください。

https://www.motherfarm.co.jp/

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