2021/12/12 UP!
今年4月、八千代に千葉ジェッツふなばしの専用練習場「ロックアイスベース」が誕生しました。ここには体育館やトレーニングルーム、食堂など、選手にとって嬉しい設備が全部集約されているんです。まさに今のジェッツの強さの秘密は「ロックアイスベース」にあり! 普段、一般には公開されていない場所ですが、今回特別に施設を案内していただきました! オンエアで紹介できなかった部分も含め、施設の魅力をたっぷり紹介していきます。
後編では、千葉ジェッツの池内勇太ゼネラルマネージャーにお話を伺いました!
●まずはロックアイスベース誕生の経緯を教えてください。
池内さん)最初に話が出たのは、ロックアイスの社長さんとうちの選手が食事をしているときに、「練習場がほしい」という話が出たことでした。この(ロックアイスベースの)土地は、ロックアイスさんの誕生の地で、どう使うか考えられていたというのもあったみたいで、その話を聞いてこちらから提案しました。
●今は、選手専用の練習場になっていますが、今後、一般開放の予定はありますか?
池内さん)基本的に一般に開放、というのは考えていませんが、ジェッツのブースターさんの見学ツアーや、子どもたちが何かできるようなスクールや、ユースの練習など、何か地域に貢献できるようなイベントを考えていきたいと思っています。
●地域貢献というお話がありましたが、地域貢献という観点から千葉ジェッツというチームをどのように育てていきたいと考えていますか?
池内さん)バスケットを通じて子どもたちが元気になったり、このクラブが地域のみなさんの日常になったらいいなと思っています。ジェッツがあって当たり前のような・・・「千葉っていったらジェッツでしょ」って言ってもらえたり、試合を観ていたら元気になれるとか、みなさんの活力になるようなクラブになればいいなと。
●今、何か具体的なプランはありますか?
池内さん)今は、船橋アリーナで試合を行なっていますが、(専用の)アリーナの計画も発表していまして、それが完成すれば1万人収容できる規模になるので、それらを通じて、ホームゲームもよりエンターテインメントに、もっともっと楽しんでいただけるような試合を展開できると思います。いつ完成するかなど具体的なことはまだお話しできないのですが・・・(苦笑)。近い将来、みなさんに発表できる日がくると思います。
●今後のチームとしての目標を教えてください!
池内さん)Bリーグが発足してから、まだどこのチームも達成できていないのが、天皇杯とBリーグ年間チャンピオン(ダブル制覇)なので、そこは取りに行きたいと思っています。ジェッツは過去に天皇杯3連覇を達成していますが、その後、予選で負けてしまっているところがあるので、そこは奪還しにいかないといけないなと思っています。昨シーズンは、みなさんの声援があってリーグ優勝できたというところもありますので、ロックアイスさんに作っていただいたこの施設の恩返しをするためにもしっかりやっていかないと、と思っています。昨シーズンもコロナ禍で、この施設があったから優勝できたところもあるので、この「ロックアイス」に恥じないよう、チームもより強くしていきたいと思っています。
<ちなみに・・・池内さんに質問>
●ゼネラルマネージャー(GM)ってどんなお仕事なんですか?
池内さん)今、トップチームとユースチームがあって、全体の統括、マネージメントをしています。トップチームで言うと、コーチ、スタッフ、選手のセレクトをしたり、全体の方針や、会社とチームの間に入って調整をする役割ですね。もともと関西のチームで今と同じような仕事をしていましたが、当時、ジェッツの社長だった島田慎二さん(現・Bリーグチェアマン)にお声がけいただいて。ジェッツにきて3年くらいになります。
●池内さんもバスケットをしていたんですか?
池内さん)はい、大学までプレーしていました。卒業後は一般企業に就職しましたが、地域貢献したいという気持ちがあったこと、自分がバスケットをしていたということもあり、それがつながって今に至る、という感じです。
<最後に>
今回、施設の案内から、今後のプランまでいろんなことを話してくださった池内さん。千葉は、池内さんが育った兵庫と似ている部分があり、とても過ごしやすくて好きな土地です、とおっしゃっていました。池内さん、本当にありがとうございました!