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プレゼント、ゲスト・・・盛りだくさんな1週間
プレゼント、ゲスト・・・盛りだくさんな1週間
12/19 千葉ジェッツ 西村文男選手&赤穂雷太選手インタビュー

2021/12/19 UP!

今週の「全力スポーツ!」も千葉ジェッツ特集!
前回の放送で、千葉ジェッツの専用練習場「ロックアイスベース」の魅力を教えてくれた、西村文男選手、赤穂雷太選手に、今年の総括や来年の目標、プライベートなことまで聞いてみましたよ! インタビューは、ロックアイスベース内にある会議室で行われました。

■西村文男選手:今年のMVPは自分にあげたい

●今日(12月19日)の番組のテーマは、「勝手にMVP 2021」なんです。西村選手が選ぶ、今年のMVPは、ズバリ誰でしょうか。

西村選手)たまにはこう、自分を褒めるという意味で、MVPは自分にあげたいなと。昨シーズンはチームとしてチャンピオンになることができましたし、勝手に「前半のMVPは俺だろ!」って取材で言ったこともあって。実際にはタイトルはないので、そういう意味で自分にあげたいなと思います。昨シーズンから、ケガなくプレーできたことを一番褒めてあげたいですね。35歳になって、やっぱりこの年齢って小さいケガが多い中、コートの外だけでなく、中でもちゃんと貢献できたのではと思いますね。ちょっと頑張ったんじゃないかなと。

●西村選手のSNSを見ていると、グルメやファッションや愛犬や、いろんなことをアップしていて、多趣味なんだな、という印象を受けました。西村選手が今、一番ハマっていることってなんですか?

西村選手)今、SNSで発信していることはず〜っとハマっているので、どれが今一番熱があるとかないんですよ。基本的に、全部ですね。僕は特にSNSで自分を発信することがとても大事なことだと思っているので、ただバスケットだけやっているのではなく、違う自分を知ってもらうっていうか。バスケットじゃないところも知ってほしいと思っているんですよね。あとは、SNSはコミュニケーションツールだと思っています。知らない人と喋るのも好きなので。知らない人に自分から絡みにいくこともありますよ! 基本的には会話をするのが好きなので、好きでやってるっていう感じです。

僕は、SNSから仕事につながったこともあるので、プライベートな自分も知ってもらうことで、自分に付加価値をつけたいと思っているんです。自分の可能性を広げたいから、洋服(プライベートブランド)もやらせてもらっているし、それにはSNSが必要だと思っているし。

もっというと、僕って「千葉ジェッツの西村文男」として取材を受ける時とか、半分バスケットなんですけど、半分サブカルなんですよね(笑)。そういうの、すごく好きなんです。

●2022年の目標を教えてください!

西村選手)まずは、ケガと病気に気をつけることですね。それと、昨シーズン優勝して追われる立場になっているので、同じことをしていても勝てないと思うんです。自分で色々なことを考えながら、自分にも、チームにも伝えていって、よりよいチームを作っていきたいですね。

●リスナー、そしてブースターに「ここを見てほしい!」という西村選手のアピールポイントをお願いします!

西村選手)多趣味な、犬好きのオタクなイメージなんですが、バスケットになると、やっぱりこの細い身体でガツガツやってますし、そういうギャップを楽しんでもらえたらいいなと思います。

■赤穂雷太選手:父と車の中で秘密の話をしました

●赤穂選手が選ぶ、今年のMVPを教えてください!

赤穂選手)やっぱり、この施設(ロックアイスベース)を作ってくれた、ロックアイスの社長さんですかね。

●ロックアイスの社長さんに、どんな言葉を贈りますか?

赤穂選手)・・・「ありがとうございます」(笑)。

●赤穂選手は、ご両親も、お姉さんも、妹さんも、家族みんなバスケプレーヤーなんですよね。ぜひ、赤穂家のエピソードを教えてください。

赤穂選手)自分は最近、一番上の姉(さくらさん)とLINEのやりとりが多いですね。そうですね・・・小さい頃は、女性陣が怖かったんで(苦笑)。自分が小学校5、6年生の頃、よく父親と2人で釣りに行って愚痴とか言ったりしてました。

●お父様もやっぱり肩身が狭い感じだったんでしょうか・・・

赤穂選手)中学校から、姉たちは家を出ていったんですけど、普段から母と一番下の妹(かんなさん)が・・・すごい・・・ちょっと怖かったんで・・・(小声)怖いっていうか、強かったんで・・・なので、自分が高校で家を出て、父と母と妹と3人になったときは、相当大変だったんじゃないかと思いますね(汗)。だから、自分が家に帰った時は釣りに行くんですけど、釣り道具屋さんに行く時はあえて遠くの場所を選んで、車で父と2人の時間を作って、よくいろいろ話はしました。

●2021年を振り返って、いかがでしたか?

赤穂選手)う〜ん、いいこともあったし、壁にぶつかることもあった年かなと思います。今年は(昨シーズン)優勝することもできましたし、プレーで通用する部分も見つかったので、そこはよかったのかなと思います。

●それを踏まえて、2022年はどんな年にしたいですか?

赤穂選手)今まで以上に、チームに絡んで優勝したいですね。今までは、試合を観ることのほうが多かったので、自分もそこに加われるようにしたいなと思います。

●リスナー、そしてブースターに「ここを見てほしい!」という赤穂選手のアピールポイントをお願いします!

赤穂選手)おとなしいイメージあると思うんですけど・・・はっちゃける時ははっちゃけますし、そういうところを見ていただければいいのかなと思います。そして、若手らしく勢いを与えられるようなプレーを見せたいですね。これから試合会場のお客さんの人数も増えてくると思うので、今は声を出せないけれど、思わず声が出てしまうようなプレーができるように頑張っていきたいです。

こぼれ話)赤穂選手は石川県出身ですが、高校は市立船橋出身。学生時代のエピソードを聞いてみたところ、時間があるときは「友達とららぽーとに行って映画を観たりしてました」とのこと。ただし、身体が大きいので後ろの席を選んでいたそうですよ。座席選びも大変!

●最後に・・・西村選手も、赤穂選手も短い時間の中でいろんな質問に答えてくださってありがとうございました!オンエアで紹介しきれなかった部分もお楽しみいただければ幸いです。今回の放送をきっかけに2人を知ったというリスナーの方も、ぜひ今後の2人の活躍にご注目ください!

12/12 千葉ジェッツ専用練習場「ロックアイスベース」レポート(後編)

2021/12/12 UP!

今年4月、八千代に千葉ジェッツふなばしの専用練習場「ロックアイスベース」が誕生しました。ここには体育館やトレーニングルーム、食堂など、選手にとって嬉しい設備が全部集約されているんです。まさに今のジェッツの強さの秘密は「ロックアイスベース」にあり! 普段、一般には公開されていない場所ですが、今回特別に施設を案内していただきました! オンエアで紹介できなかった部分も含め、施設の魅力をたっぷり紹介していきます。

後編では、千葉ジェッツの池内勇太ゼネラルマネージャーにお話を伺いました!

前編はこちらから〜

池内勇太ゼネラルマネージャーと

まずはロックアイスベース誕生の経緯を教えてください

池内さん)最初に話が出たのは、ロックアイスの社長さんとうちの選手が食事をしているときに、「練習場がほしい」という話が出たことでした。この(ロックアイスベースの)土地は、ロックアイスさんの誕生の地で、どう使うか考えられていたというのもあったみたいで、その話を聞いてこちらから提案しました。

●今は、選手専用の練習場になっていますが、今後、一般開放の予定はありますか?

池内さん)基本的に一般に開放、というのは考えていませんが、ジェッツのブースターさんの見学ツアーや、子どもたちが何かできるようなスクールや、ユースの練習など、何か地域に貢献できるようなイベントを考えていきたいと思っています。

●地域貢献というお話がありましたが、地域貢献という観点から千葉ジェッツというチームをどのように育てていきたいと考えていますか?

池内さん)バスケットを通じて子どもたちが元気になったり、このクラブが地域のみなさんの日常になったらいいなと思っています。ジェッツがあって当たり前のような・・・「千葉っていったらジェッツでしょ」って言ってもらえたり、試合を観ていたら元気になれるとか、みなさんの活力になるようなクラブになればいいなと。

●今、何か具体的なプランはありますか?

池内さん)今は、船橋アリーナで試合を行なっていますが、(専用の)アリーナの計画も発表していまして、それが完成すれば1万人収容できる規模になるので、それらを通じて、ホームゲームもよりエンターテインメントに、もっともっと楽しんでいただけるような試合を展開できると思います。いつ完成するかなど具体的なことはまだお話しできないのですが・・・(苦笑)。近い将来、みなさんに発表できる日がくると思います。

●今後のチームとしての目標を教えてください!

池内さん)Bリーグが発足してから、まだどこのチームも達成できていないのが、天皇杯とBリーグ年間チャンピオン(ダブル制覇)なので、そこは取りに行きたいと思っています。ジェッツは過去に天皇杯3連覇を達成していますが、その後、予選で負けてしまっているところがあるので、そこは奪還しにいかないといけないなと思っています。昨シーズンは、みなさんの声援があってリーグ優勝できたというところもありますので、ロックアイスさんに作っていただいたこの施設の恩返しをするためにもしっかりやっていかないと、と思っています。昨シーズンもコロナ禍で、この施設があったから優勝できたところもあるので、この「ロックアイス」に恥じないよう、チームもより強くしていきたいと思っています。

ちなみに・・・池内さんに質問>
●ゼネラルマネージャー(GM)ってどんなお仕事なんですか?

池内さん)今、トップチームとユースチームがあって、全体の統括、マネージメントをしています。トップチームで言うと、コーチ、スタッフ、選手のセレクトをしたり、全体の方針や、会社とチームの間に入って調整をする役割ですね。もともと関西のチームで今と同じような仕事をしていましたが、当時、ジェッツの社長だった島田慎二さん(現・Bリーグチェアマン)にお声がけいただいて。ジェッツにきて3年くらいになります。

●池内さんもバスケットをしていたんですか?

池内さん)はい、大学までプレーしていました。卒業後は一般企業に就職しましたが、地域貢献したいという気持ちがあったこと、自分がバスケットをしていたということもあり、それがつながって今に至る、という感じです。

<最後に>
今回、施設の案内から、今後のプランまでいろんなことを話してくださった池内さん。千葉は、池内さんが育った兵庫と似ている部分があり、とても過ごしやすくて好きな土地です、とおっしゃっていました。池内さん、本当にありがとうございました!

12/12 千葉ジェッツ専用練習場「ロックアイスベース」レポート(前編)

2021/12/12 UP!

今年4月、八千代に千葉ジェッツふなばしの専用練習場「ロックアイスベース」が誕生しました。ここには体育館やトレーニングルーム、食堂など、選手にとって嬉しい設備が全部集約されているんです。まさに今のジェッツの強さの秘密は「ロックアイスベース」にあり! 普段、一般には公開されていない場所ですが、今回特別に施設を案内していただきました! オンエアで紹介できなかった部分も含め、施設の魅力をたっぷり紹介していきます。

まずは練習場です。24時間、365日バスケができる環境になっていて、この日も選手のみなさんが練習をしていました。「ロックアイスベース」ができるまでは、船橋アリーナを借りて練習していたそうですが、この施設ができたことで時間関係なく自由に練習できるようになりました。

実際に施設を利用してどう変わったのか・・・西村文男選手に感想を聞いてみました!

西村文男選手

西村選手)バスケをプレーして約30年、こんなにいい環境でプレーできたことがないので、ただただ感動しています。お気に入りはお風呂ですね。4つ並んでいる中で、一番右の角、窓際が好きです。入浴剤は常にストックしてありますね。それと、練習が終わった後、すぐにおいしいごはんが食べられるというのも嬉しいですね。(スポンサーの)東京天竜さんが、栄養があるものをいつも考えて作ってくれているので助かっています。

バスルーム

西村選手もお気に入りだというバスルームです。西村選手のお気に入りは向かって右側!?

そしてバスルームにある冷凍庫には氷がずら〜り!「ロックアイスベース」を作ったロックアイスさんの氷を使ってアイシングすることもできます。

食堂

ここが、おいしいごはんが食べられるという食堂で、練習後に食事ができるようになっています。メニューは月ごとに決まっていますが、好き嫌いのある選手にも対応しているんだそうですよ。

そして、赤穂雷太選手にも施設の魅力を聞いてみました!

赤穂雷太選手

赤穂選手)お気に入りはトレーニングルームですね。「ロックアイスベース」は、バスケットに集中しやすい環境だと思います。練習して、ごはんを食べて、トレーニングしているので、体づくりにはもってこいですね。なので、今まで以上に言い訳ができない環境になっていると思います(笑)。

トレーニングルーム

こちらが専用のトレーニングルーム。これまでは、ジムも別の場所にあって移動に時間がかかっていたそうです。そして注目していただきたいのが、トレーニングルームや食堂をはじめとする部屋の体育館に面した部分がガラス張りになっていて、いつでも練習の様子や選手の状態を確認することができるのが「ロックアイスベース」の大きな特徴となっています。

選手の性格が出る!?ロッカールーム

仮眠室

このシルエットは誰ですか?と聞いたところ、「ロックアイスベース」を作ったロックアイスの小久保社長のシルエットだそうです。隠れ○ッキーのように、施設内のいろんなところにあるんですよ〜遊び心も忘れてません!

施設の入り口には昨シーズンの優勝トロフィーが!

「ロックアイスベース」レポート、後編に続きます!

7/26「全力スポーツ!」池田省治さんインタビュー(後編)

2020/7/26 UP!

オフィスショウ・池田省治さん

7月26日の放送で、JFA夢フィールド、国立競技場、味の素スタジアムなど、さまざまなグラウンドの芝生を管理している、グラウンドキーパー・池田省治さんのインタビューをご紹介しました。今回は、放送しきれなかった部分も含め、まとめ直したインタビューの後編です。サッカー好きの方も、最近芝生の上でゴロゴロしてないな〜、という方も、ぜひご覧ください。(聞き手・番組D、作家)

前編はこちらから!

ここで基本的なことなんですが・・・人工芝と天然芝の違いを教えてください。

池田さん)人工芝は、傷まないのでたくさん使えます。天然芝は、「傷むところ」がいいところです。スライディングしたときに、芝が傷むから、人間が傷まない。使って傷んだのであれば、一生懸命芝のよさが出たんだな、と思えばいいだけです。

番組D)選手がゴールしたときに、膝をついてスライディングすると、芝が剥がれますよね。試合を観ていて、あれはよくないと思っていました。

池田さん)喜びを表現して、膝で滑るぶんには、そんなに傷まないんですよね。それが、万が一傷んだにしても、我々は、選手が最高のパフォーマンスが出来て、観客にとって思いっきり感動が生まれれば構いません。そのために作っているようなものですから。意味のある動きであれば、全然問題ないですね。

番組D)それは意外でした!では、海外と日本の芝生の違いはありますか?

池田さん)ヨーロッパやアメリカは芝生の文化がある、ということが挙げられます。例えば、プロのトップチームが使う芝生から、小学校・幼稚園の芝生、公園の芝生まで、ちゃんとピラミッドになっています。一方、日本の場合は、Jリーグで使ういい芝生はあるけれど、その「下」がありません。したがって、日本には芝生文化が根付いていないんです。

作家)実は今回久しぶりに、芝生を見た気がします・・・

池田さん)それが寂しいところですね。基本的にヨーロッパやアメリカの子どもたちは、スポーツは芝生の上でするものである、と。日本の場合、今はだいぶ少なくなりましたが、「芝生内に入るな」という看板がありましたよね。しかし、スポーツの芝生や公園の芝生は、「見るもの」ではなく、「使うもの」だと思っています。

今、日本サッカー協会では、この(JFA夢フィールドの)グラウンドを作ったポット苗で、遊べる芝生をたくさん作ろうと、「グリーンプロジェクト」を立ち上げました。今のところ、サッカーコートでいうと、約260面の広さの芝生を作りました。これからももっと増やしていきたいと思っています。

ちなみに、イギリスでは、スポーツができる芝生は何面ぐらいあるかご存知ですか?

番組D)う〜ん、わかりません(笑)!

池田さん)だいたい2万面あるのに対し、日本はまだ2千面強です。それだけイギリスは芝生が当たり前、ということなんです。例えばドローンで空撮すると、日本は四角い砂漠、つまり土のグラウンドがまだまだ多いですね。

今、池田さんは、学校の校庭の芝生化にも取り組まれていると伺いました。

池田さん)まずは幼稚園や保育園からスタートしました。今、島根県や滋賀県のとある町では、7〜8割の小学校で芝生化されています。

実際に、芝生の校庭を使った子どもたちの反応はいかがでしたか?

池田さん)一言で言えば、「笑顔」ですね。メリットとしては、怪我をしにくいということ、土踏まずが形成されること、浮き指が少なくなる、といったことが挙げられます。

今の若い選手は、子どもの頃から芝生に触れていますが、昔と今で違いはありますか?

池田さん)小さい頃から、いろんな絨毯(芝生)の上で遊んで、上手くなって、さらにいい絨毯の上でプレーしていくと、良い選手ができると思います。たまに、ピッチがよくなかったので上手くできなかった、という選手がいますよね。そういうときに、報道関係者は、相手も条件が同じでしょう、と言うんですが、それはもう少しよく考えてみると、子どもの頃からいろんな芝生に触れていれば、多少ピッチがよくなくても、身体が覚えているのでプレーできちゃうんです。そうすれば「ピッチが悪かった」という言葉が出づらくなるんです。なので、ああいう言葉を聞いたときには、私も含めて、そういう環境を用意できなかった自分たちが恥ずかしいんだ、と思っています。

今後、サッカーの試合を観るときに、こんなところに注目して欲しい!というポイントはありますか?

池田さん)よく、しましまに見えるグラウンドがありますよね。あれは、草がどっちに倒れたか、です。草が手前に倒れていると影になって、暗く見えます。反対に倒れていると、光が反射して、淡い色に見えます。英語では「ダークライト」という表現をします。

埼玉スタジアム2002

池田さん)なぜ、濃淡をつけているかというと、見た目の問題です。テレビで放送したときや、写真を撮ったときに、立体感をつけるためです。一面同じ緑だと、ベタっとして立体感が生まれないんですね。したがって、我々はまず、試合会場で、メインカメラの位置に立ってデジカメで写真を撮って確認しています。問題は、あまり色が濃すぎると、つまり草を倒しすぎると、ボールの転がりが変わってくること。なので、やりすぎない程度にほどよく濃淡をつけるのが一番の理想です。

そういう意味では、ボールの転がりを考えると、草の向きを変えない方がいいのかもしれませんが・・・競技場において、大切にしなければいけない順番があると、私は思っています。1番は選手。2番はお客さん。3番はスタッフ。ということから、2番目となるお客さんや、テレビの放送、スポンサーのことを考えて、作業をしています。

最後に、池田さんの今後の目標を教えてください

池田さん)芝生のグラウンドをたくさん作ると同時に、傷んだところをすぐ回復できるスタッフを育成していかなければいけないと考えています。今後は、人材を育てながら、子どもが遊べる芝生の面積を増やしていきたいというのが今後の夢ですね。その結果、日本にも芝生文化ができるのではないか、と思っています。

サッカー好きの番組ディレクター、ここには書ききれなかったマニアックな質問もたくさんしてました。

<おわりに>
インタビューや撮影に、笑顔で応じてくださった池田さん。サッカーに疎い作家ですが、お話を伺っていて、池田さんの「芝」に対する熱い思いが伝わってきて、選手たちからも絶対の信頼が寄せられているんだろうな、というのを強く感じました。

JFA夢フィールドには、池田さん、そしてスタッフのみなさんの「芝愛」と「夢」が詰まっていました!みなさんもぜひ、今後は「芝生」にも注目して観戦してみてください。池田さん、本当にありがとうございました!

7/26「全力スポーツ!」池田省治さんインタビュー(前編)

2020/7/26 UP!

オフィスショウ・池田省治さん

今回お話を伺った池田省治さんは、海浜幕張に新しく誕生したサッカー日本代表の練習拠点・JFA夢フィールドをはじめ、国立競技場、味の素スタジアムなど、さまざまなグラウンドの芝生を管理している、まさに芝生のスペシャリスト。インタビューは、JFA夢フィールドの管理棟にある「オフィスショウ」の事務所で行われました。初歩的なことからちょっとマニアックなことまで色々お話しいただいたんですが・・・残念ながら放送では全てをお伝えすることができず!というわけで、放送しきれなかった部分も含め、前編・後編の記事にまとめました。(聞き手・番組D、作家)

そもそも、家の庭や公園の芝生と、サッカー場の芝生、どういった違いがあるんですか?

池田さん)もともと「芝生」とは、草でできた絨毯のことです。なので「芝」という草が生えているわけではなく、その目的にあった草で、目的にあった本数と長さが揃う草であれば、草の種類は何でもいいんです。庭の芝生と、スポーツの芝生では目的が違いますよね。例えば庭の芝生だったら、鑑賞したい人、子どもと遊びたい人、犬と転げ回りたい人・・・。一方、スポーツの芝生は、走ったり、跳んだり、スライディングしても、安全にプレイができるように、特にサッカーの場合は、ボールの動きに対して、どういう芝を用意するか、というように、目的による違いが出てきます。

スポーツの芝の品種は決められているんですか?

池田さん)小さいお子さんが遊ぶような芝生は、15〜6種類の草で形成されていますが、このJFA夢フィールドは、日本代表が練習をして、上達していく場所なので、均一性を重視した草を使っています。

JFA夢フィールドの天然芝(B面)のグラウンド。取材時はあいにくの雨でした

JFA夢フィールドの天然芝は、どこかで育てたものを持ってきているんですか。

池田さん)JFA夢フィールドのクラブハウスに近い天然芝のグラウンドを「A面」、管理棟に近い方を「B面」と呼んでいます。「A面」は、50cm×2m×1cmの芝生を持ってきて貼りました。一方、「B面」は、去年の6月、ポット苗を200人くらいで植えて作り上げたグラウンドなんです。

番組D)bayfmのスタジオからグラウンドが見えるんですが、日に日に緑になっていくのがわかりました!

池田さん)そうでしたか!だいたい10週間で緑に見えてくるんですよ。

JFA夢フィールドをはじめ、さまざまなグラウンドを管理されていると思いますが、日本の場合、使っている芝はどこも同じなんですか?

池田さん)サッカーの場合でお話ししますと、草の種類として、夏に強い・冬に強い芝生、そして育ちが早い・遅い芝生に分けています。我々が今、使っているのは、関東近郊だと、育ちが早く、夏に強い芝生。冬は、夏に強い芝生は冬眠しますので、冬に強い草のタネをまいて、冬を過ごします。一方、北海道をはじめ、寒い地域ですと、夏に強い芝生はあまり育ちがよくないので、一年中、育ちが早い冬の芝生で育てます。

なぜ、育ちが早い芝生を使うかというと、長所が「傷むこと」だから。削れて芝生が傷むんです。そのため、スライディングをしても怪我が少なくて済むんです。その代わり、翌日も使いたいので早く回復しなければいけません。なので、育ちが早い種類を使っています。

では、どうやって芝のコンディションを整えていますか?

池田さん)まずは「刈ること」です。また、葉の数と、地下茎の出来具合によっては、スポンジのようにやわらかくなる可能性があります。そうならないように、グルーミングといって、すいてあげることで、茎と葉の量を調節しています。そして、グラウンドを激しく使うので、死んでしまった葉や茎を除去します。それと同時に、激しく使うと、土壌がかたくなります。健康な土壌でないと、草が早く育たなくなるので、穴を開けて、空気を入れるエアレーションという作業をしています。土壌は大切ですね。いつも、目で見て触って、匂いを嗅いで、コンディションを確認しています。

どのくらいのペースで手入れをしていますか?

池田さん)基本的には毎日です。練習で使う前に芝を刈るケースが多いです。練習が終わった後は、へこんだ部分などをフォークで直したり、練習後に出たカスを回収します。1日グラウンドが空いているときは、別の作業をしていますが、雨の日だけは、あまり大きい作業はしていないですね。

芝生の長さはチームによってオーダーがあるんですか?

池田さん)はい、今、ほとんどのチームが、ボールが速く動くということを望んでいるので、極力短く刈るケースが多いですね。短い方が、ボールの動きが速いので、スリリングなゲームが楽しめると思います。

どのくらいの人数で管理をしていますか?

池田さん)JFA夢フィールドの場合、基本的に2人のスタッフが常駐していて、毎日の様子を確認しています。それ以外に、大きな作業が必要な場合は、4〜5人で作業をしています。

基本的に私たちの仕事は、これをやれば完璧、という「特効薬」がありません。小さいことの積み重ねがピッチを作っていく。例えば芝を刈るときに、芝刈り機の刃を研いでいないと、葉をきれいに切ってあげることができません。うまく切れずに引きちぎってギザギザになってしまうと、それを補修するのにエネルギーを使うことになります。そのほか、肥料を均等にあげるとか、そういうことを積み重ねていくと、いいピッチが出来上がります。

番組D)もう少し若ければ芝を育ててみたかったです・・・

池田さん)いやいやいや!年齢は関係ないですね。定年退職してからでも十分です。芝への意欲と愛をもって接すれば頑張れると思います。ここにはペイントロボットという、GPSを使ってラインを引いてくれるロボットだったり、芝を刈るデッキが5個ついていて、刈る幅も広いので短時間でいい作業をしてくれる芝刈り機などがあります。今、機械も、いいものがたくさんできていますし、今後はロボット化も進んでいくので、パソコンの操作ができればやっていけると思いますよ。

GPSを使ってラインを引く、ペイントロボット。常に進化しています!

・・・後編へ続きます!

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