THE FLINTSTONE HOME

THE FLINTSTONE(ザ・フリントストーン)特別企画「環境問題の新・常識」

「環境問題の新・常識」ホームニュース特集環境用語集オススメ図書

「最近気になる環境トピックス」

+エネルギー+
(2008.04.25)

賞味期限切れ飲料がバイオマス燃料に

 次世代エネルギーとして期待されているバイオマス燃料であるが、食料として使えない部分を燃料に替えようという日本型の開発の一方で、ブラジルやアメリカが主体的に行なっているトウモロコシや大豆の場合、食料品を燃料に替えることから、世界の食糧事情をかんがみて、全面的に賛成できないとする意見も多いのが実情。
 そんな中、このほど兵庫県に本拠を置く総合リサイクルの大栄サービスという企業が開発したのが、賞味期限切れで廃棄される清涼飲料をバイオマス燃料に加工する施設。同社では飲料メーカーから処理費用の支払いを受け、廃棄される飲料を西宮市に完成したこの施設に運搬し、保管、処理する。ここでは運搬にかかる梱包材と廃棄飲料を分別したのち、廃棄飲料は中身と容器に分別され、梱包材や容器は品目別にリサイクル、飲料の中身は固形の燃料に加工される。
 この施設がフル稼働すれば一日あたり約100トンの廃棄飲料を処理、20トン程度のバイオマス燃料を生産できるとしている。飲料メーカーにとっても、不良在庫一掃の秘密兵器としてメリットもあり、このプロジェクトの先行きに期待感が高まっている。

送信フォームこのニュースについて、ご意見、疑問、感想などお寄せください。

▲ニュース一覧へ


「環境問題の新・常識」トップページ  ニュース  特集  環境用語集  オススメ図書 
THE FLINTSTONE(ザ・フリントストーン)番組のホームページへ

送信フォーム番組へのご意見・ご感想をお寄せください。お待ちしています。

当サイトの画像・文章等の無断複写・転載・配布・二次使用等を禁じます。
Copyright © UNITED PROJECTS LTD. All Rights Reserved.